「佐藤優氏の「国際ニュース分析官」@現代ビジネスに注目」
「渡瀬夏彦の「沖縄 チムワサワサ 日記」」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年06月21日
「佐藤優氏の「国際ニュース分析官」@現代ビジネスに注目」
佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)は、新聞・雑誌・WEBサイト等に、何十本もの連載を抱えている超売れっ子である。現在の日本で、おそらく一番忙しい書き手であろう。
以前も書いた気がするが、同級生自慢を割り引いても、政治状況等に対する独特の「分析」は注目に値する。しかし、とてもじゃないが、彼の発表するすべての論考やエッセイをチェックすることはできない。
その佐藤氏が「現代ビジネス」という講談社のWEBサイトに、「国際ニュース分析官」という連載を持っている(ほぼ2週間に1回のペースで更新)。以前、佐藤氏自身が脱稿直後に内容をメールで伝えてきてくれたこともあるが、普天間問題に言及することも多いので、このところ、わたしも進んでチェックするようにしている。
しかし最新記事の更新は、当ブログへの読者からのメッセージによって知らされた。
6月17日の記事更新を18日の朝に教えてくださったのは、佐藤氏の熱心な読者と思われるハンドルネーム「直」さんだ。ありがとうございました。
当ブログでの紹介が少し遅くなったが、この記事である。
→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/723
タイトルは、
「沖縄式交渉術」が分からなければ菅直人政権でも「普天間問題」は解決しない。
東京の政治エリートは楽観し過ぎている。
まだの方は、ぜひご覧ください。
明治維新当時のいわゆる「琉球処分」について、「小説琉球処分」の著者、大城立裕氏の言葉を紹介しながら、とてもわかりやすく解説し、教訓を示した上で、現在のエリート中央官僚の勘違いぶりを鋭く批判している。このところわたしが大いに気になっていた官房機密費と政府の送り込む沖縄工作員の関係についても触れられていた。沖縄タイムス中部支社編集部長の渡辺豪氏流にいえば、わたしたちはやはり、自ら沖縄県内全域への、とくに名護市周辺への「根回し警報」を発しつづけたほうがよさそうである。
さて、菅首相が初めて沖縄を訪問するのは、あさって6月23日。沖縄戦における組織的戦闘が終結した日とされる「慰霊の日」である(6月22日説もあるが)。
くしくも50年前の6月23日は、改定「日米安保条約」が、発効した日でもある。
この日、沖縄で、もしも菅首相がのん気に「沖縄県民への感謝」など述べるようでは、県民から大きな反感を買うだけだ。注意したほうがいい。
沖縄県民は「感謝」なんか望んでいない。
感謝なんかいらないから、まず踏んづけているその足をどけてくれよ、という話なのだから。
(転載貼り付け終了)