「イラ菅からニゲ菅になり今はブレ菅。マダマダあります○○菅」
2010/07/01(木) 07:26
「イラ菅からニゲ菅になり今はブレ菅。マダマダあります○○菅」
投票日まであと10日と迫った。
これだけ分裂した選挙も珍しい
民主党の中でも小沢派と反小沢オリジナル民主党派にわかれ、民主党支持者の中でも菅執行部派と小沢支持派が分裂し、小沢支持者の中でも、とにかく菅執行部には目を瞑り民主党を勝たせる派と小沢派候補者のみ勝たせ菅政権は批判する派に分裂。
このことにより、漁夫の利を得て自民党が急浮上。1人区は自民優勢が伝えられている。
確かに昨年、民主党に票を入れ、政権交代により自民党を完膚なきまでに叩きのめして、その息の根を止める参院選挙寸前に菅総理が誕生したが、このような惨状になるとは思わなかった。
一方では、支持率が下がったとはいえ、鳩山政権があのまま選挙に突入したことを考えれば、かなり上がっているわけで、そこには小沢さんの戦略があり、もし消費税など余計なことを言わなければ過半数は手に届く数字だったはずだ。
菅さんについては、これだけ財務省とズブズブの関係ができていたということは、まさにノーマークで、小沢さんもここまでとは思わず菅さんに政権を渡してしまった、といういこともできる。ここまで財務官僚に手篭めにされていたとは・・・、知っていたのはオリジナル民主党メンバーの中でもほんの数人だろう。
消費税増税にしても、国民総背番号制にしても財務省の悲願でもあり、一国の総理を洗脳し選挙前にこの二つを打ち上げさせ、後は昔からの腐れ縁、自民党と手を組ませてこの二つをセットで通してもらおうという壮大(でもないが)な魂胆が見え隠れする。
テレビで菅さんの演説を見たが、「どうしちゃったんだ菅さんは」と唖然とさせられた。演説の内容ではなく、話し方である。
コンナ風に演説してたっけ、と思えるほどガナリたて、不自然な手振りでオーバーアクション、その内容が全然響いてこない。それに何度でもいうが目が死んでいる。
内容も消費税増税に際し低所得者対策として世帯年収が300万円が対象で還付するのだそうだが、演説の場所が変わると今度はと350万と言ってみたり、400万円になったりと、いくら分裂選挙だといっても言っていることがハチャメチャになってきた。
また、子供手当てを1万5千円と間違えたり、総理としての資質が問われだしてきそうな状態である。
こうした菅さんのハチャメチャぶりを自民党からチャチャを入れている。
菅さんはイラ菅からニゲ菅になり、いまはブレ菅だ(自民・茂木議員)。
もう一つ加えるなら「空き菅」ということになる。(週刊ポスト)
かなりのブレブレ内閣になっているといえる。
(参照:官僚目線でブレまくりの菅政権に引導を渡す!)
こうした中で小沢さんが反転攻勢に出ている。
*****政治ブログ***********
≪愛媛・今治市で「政権を取った(鳩山)内閣で『(消費税率は)4年は上げない』って言ったんですから、菅首相がどういう考えで消費税ということを考えているか、ちょっと私にはわかりませんけれども、私個人としては、皆さんとした約束はどんなことがあっても守るべきだと、そう思っております」と述べ、菅首相を公然と批判した。
「高速道路無料化、子ども手当、(農業の戸別)所得補償制度-『政権を取ったら金がないからできません』なんて、そんなバカなことがあるかと」と苦言を呈した。≫(日刊ゲンダイ)
これにあの枝野が反論し、玄葉、野田など続いた。
≪民主党新旧幹事長の応酬続く 小沢氏「正しいこと主張」≫(共同)
≪首相、消費税になお強気 枝野VS小沢、広がる亀裂 ≫ (産経)
枝野は、小沢批判をした時だけ、マスコミに取り上げられる。そのほかのことはほとんどスルーされているので、いったい何をしたいのか見えてこない(笑)
国民新党の亀井さんが指摘していることが的を得ている。
≪「今の民主党は約束に無神経」―亀井・国民新代表≫(asahi.com)
亀井静香・国民新党代表 30日、岐阜市内の講演で
≪今の民主党、どうも国民との約束、公党間の約束にちょっと無神経なんじゃないか。約束を歯を食いしばって守る党でなければ、責任政党として日本を背負っていくことはできない。うちとの約束を破った当てつけで言っているわけではない。昨年の衆院選で約束したことを、1年たてば違うよと言うのであれば、民主党に政権を預けようという気にはなりにくくなっていく。≫
売られたケンカは受けるしかない。(参照)
*****政治ブログ***********
枝野、仙谷、玄葉、前原、野田などは、言っていること、やっていることがどういも姑息であり、打算的であり、視野が狭すぎるのではないかと思う。
消費税をブチ上げたと思ったら、議論をするだけ?とぬかし、公示日にはマニフェストに消費税の文字があったが、支持率が下がると、その後、修正して消してしまった。
小沢さんが言うように、国民との約束を大事にする、守れなかったら謝ってしっかり説明する。そういうことが全て抜け落ちている。
こういう基本的なことが、この人達にはできないらしい。
特に枝野は、弁護士で小さい頃から弁が立っていたらしいが、こういう御仁はとにかく議論をして物事を進めていくというよりも、議論のための議論を得意とし、その論は詭弁や屁理屈が多いことが特徴だ。
相手を打ち負かすだけが目的で、論点を少しずつずらしながら、最終的にすり替え、ボヤかして丸め込む。
たまに、こういう人と不毛な議論をしてしまった時の後味の悪さといったらない。
彼らが、人に対しての見方、国民有権者に対する見方が、官僚が下々の国民を見つめている目と同じ視線を感じてしまう。
大衆迎合なのはどっちかは、あきらかである。やっていることを追っていけば、ポロポロとボロが出てきている。
とうとう、ウソ菅、アホ菅まで出てきてしまった。
ウソ菅 年収400万以下消費税還付も = 全体の7割だってば!(オリーブニュース)
≪・・・するとなんと就業人口の70%が消費税還付で無税になる話。消費税を上げても、使い方を間違えなければ経済成長出来るという話もすごかったが、全就業者の7割に税金を還付することを選挙で云う総理もまさに不世出。アホとしか云いようがございません。脱力。誰か口を塞げー≫
民主党や支持者の分裂は、野党を利するだけという考えもあるだろう。
先日も書いたが、民主党を勝たせるために昨年票を投じたのではない。官僚支配の政治から国民中心の政治へ転換するため、対米隷従関係から独自路線への転換、政官業癒着政治からの脱却など、民主党が掲げた55年体制打破のためである。
それが、また逆に時計のハリを戻そうとしている勢力がいるなら、まず、自民党を叩きのめしたように、その芽をいち早く摘んでおく必要がある、ということだ。
今の対立構造は、「国民生活が第一派VS構造改革路線派」、「独自路線派VS対米従属派」、「主権者国民派VS官僚中心派」といえる。
とうとう自民党をたたえる言葉まで飛び出してしまった。
≪自民党が参院選公約(マニフェスト)に消費税率を10%に引き上げることを盛り込んだことについて「私はその勇気はたたえたい」と評価した。≫(産経)
自民党の候補者と死闘を繰り広げている、自党の候補者がいるというのに、これはないでしょ?
こりゃダメ菅だ
最後までお読みいただきありがとうございます
(転載貼り付け終了)