「もう遅い?「脱小沢」を引っ込めても挙党体制は築けない」
「日々坦々」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010/07/31(土) 16:42
「もう遅い?「脱小沢」を引っ込めても挙党体制は築けない」
菅総理は挙党体制を築く気があるのか?
菅さんが本当に国民のこと、日本の国益のことを真剣に考えているのなら、普通の常識的感覚から考えても、ここは小沢さんに土下座をしてまでも挙党体制をつくろうとするだろう。
ただでさえ、ねじれ国会で参院議院運営委員長に自民党の鈴木政二氏が就き、、国会運営の主導権は野党に移り、懲罰委員会を除く16の委員会で与党が過半数割れしている状況で、内側がバラバラでは外に向けて闘ってはいけるわけがない。
「国難回避」のためとして野党に政策協議を呼びかけてみても、野党にすれば、それは「党難」でしょ?と一蹴され相手にもされないだろう。
だから、代表選前に小沢さんにどのように働きかけていくのかをみれば、参院選惨敗の責任もとらず、しがみついている菅政権の真の動機が垣間見えることになる、と思う。
小沢さんについて聞かれ、次のように答えている。
≪小沢氏の処遇を問われても「代表選後のことまでこうしたい、ああしたいというのは早すぎる」と言及を避け、小沢氏との距離感を測りかねていることもうかがわせた。≫(毎日)
このねじれによって国会は停滞し経済も影響を受け、国民生活にも大きな打撃を与えかねない今後の見えない国政の現状をいかに打破していくのか。
それには大前提として、まず菅政権のガン:仙谷、党執行部のゴミ:枝野&カス:安住の首を差し出し、挙党一致で内部を固めて鳩山グループと小沢グループからも閣内と党執行部に入ってもらう、という反省の上にたった筋書きを示してもらいたいものである。
と、ここまで菅サイドから考えてみたが、もし出してきたとしても、結局は菅政権の延命だけのための、それもパフォーマンスであるように思えてきた。
菅さんが会いたいと言って小沢さんが突き放して無視した時点で、もう何を言ってこようが小沢さんサイドとしては許すことはない、という信号だったのではないか。
「しばらく静かにしてくれたほうが民主党のため、日本の政治のためになる」「大衆迎合」など、言ってはならないことを言い放ってしまっている。
アメリカ様からお許しがでて、マスコミを含めてガラっと変わり、小沢さん自身が代表選に出る環境が整うことになれば、それは板垣英憲氏のブログ情報が真実味を帯びてくることになり、アメリカの陰が常に付きまとい、それはそれで困る。
もし小沢さんが出ないとなれば一体誰がでるのか、と先日お伝えした週刊ポストの記事に出ていた松本剛明(たけあき)・衆院議運委員長が秘蔵っ子だと書いてあったが、今ひとつ知名度がない。原口氏も海江田氏もどうみてもまだ経験が浅いし、週刊文春で書かれていた前原氏を小沢さんが推すというのも真実味に欠ける。
菅さんに対抗できる人材が小沢派には小沢氏本人以外に見当たらない。
「人の噂も75日」でW辞任してから来月半ばにかけては水面下で様々な動きがあるだろう。
あの自社さ政権で村山さんが突然総理になったように何が起こるかわからないし、菅執行部が何を悪だくみしているのかもしれない。
この難局に、野党を含め政治手腕を発揮できるのは、小沢一郎を除いていないことはがはっきりしてきた。
ここは小沢さん自身に勝負に出てもらうしかないのかもしれない。
(転載貼り付け終了)