ブラックロック
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シュワルツマン氏はウォール街最大の共和党献金者の一人
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2年前にはトランプ氏支持しない考えを示していた
米ブラックストーンのスティーブン・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)は24日、11月の米大統領選で返り咲きを目指すトランプ前大統領の陣営による資金集めを支援すると表明した。共和党の候補指名獲得を確実にしているトランプ氏にとり、資金提供者の基盤を構築する上で大きな勝利となった。
プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社ブラックストーンの創業者で、有力な政治献金者でもあるシュワルツマン氏は長い間、共和党の主要な資金源だったが、トランプ氏を支持するかどうかについては数カ月間沈黙を守ってきた。
シュワルツマン氏は24日の発表で、「反ユダヤ主義が劇的に台頭していることで、私は今度の選挙がどのような結果をもたらすか、一段と急を要する問題として注目するようになった」と説明。「私は経済と移民、外交政策が国を誤った方向に導いているという懸念を多くの米国人と共有している。これらの理由から、私は変化のために投票し、大統領選でドナルド・トランプ氏を支持するつもりだ」と表明した。
シュワルツマン氏のトランプ氏支持の意向についてはアクシオスが先に報じていた。
同氏は2022年、共和党の 「新世代 」リーダーを求めるとしてトランプ氏を支持しない考えを示していた。共和党の予備選期間中、候補者の中でトランプ氏を最も激しく批判していたクリスティー前ニュージャージー州知事と連携するスーパーPAC(政治活動委員会)に200万ドルを寄付していた。
シュワルツマン氏の知人らは、同氏が最終的に勝利する可能性が最も高いと見なす候補者を支持するだろうと内々に語っていた。
シュワルツマン氏(77)は、ウォール街最大の共和党献金者の一人。選挙資金とロビー活動のデータを追跡する非営利団体オープンシークレッツによると、20年の選挙サイクルだけで、トランプ氏と他の共和党候補を支援する団体に3500万ドル余り(約55億円)を寄付した。
シュワルツマン氏の後ろ盾があれば、トランプ氏への献金に消極的な金融界の他の資産家の取り込みも期待できる。トランプ氏は選挙資金集めでバイデン大統領に後れを取っており、最新の申告によれば、手元資金はバイデン陣営の約半分にとどまっている。
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