低年齢化する中国人のアメリカ留学
前田和寿です。
中国人のアメリカ留学は、大学ではなく高校へとシフトしているようです。
(転載開始)
2013年、米国の高校に就学する中国人留学生は2.4万人
中国教育オンライン(http://www.eol.cn)はこのほど、『2014年出国留学趨勢報告』を発表しました。教育省の統計データによりますと、2013年にアメリカの高校に入学した中国人留学生は2万4000人で、8年前に比べ366倍となっています。
これまで外国へ留学した中国人留学生のうち、修士課程を専攻する学生が大半を占めていましたが、2012年から2013の年にアメリカへ留学した中国人留学生を見てみると、その比率は8年前の76.1%から43.9%に下がっています。一方、本科課程を専攻する留学生の比率は14.9%から39.8%に増加しました。私立高校に通う中国人留学生は8年前のわずかの65人から366倍の2万4000人に増加しました。
中国人学生の最大の留学先はアメリカで、アメリカへ留学している中国人留学生の数は8年で3倍となっています。2009年から、中国はインドを抜いてアメリカへの留学生が最も多い国となり、2013年の中国人留学生の数はアメリカの外国人留学生の総数の中で28.7%を占めているということです。(玉華、吉野)
引用先:http://japanese.cri.cn/881/2014/03/24/162s218931.htm
(転載終了)
おそらく私立の全寮制高校(ボーディングスクール)へと入学しているのでしょう。日本では三菱商事の槇原稔などが、名門ボーディングスクールからハーバードへ進学していますが、稀なケースです。高校に2万人単位で人材を送る中国のパワーは恐ろしいものがあります。
前田和寿