ドナルド・トランプが、イスラエル、ネタニヤフ首相を見捨てて、連合を組んだ人物について考える
ドナルド・トランプが、イスラエル、ネタニヤフ首相を見捨てて、連合を組んだ人物について考える、の件について。
かたせ2号です。時系列順に記事を引用して、最後に所見を述べてまいります。
1. テレ朝のサイトから。
記事名 イスラエル・ネタニヤフ首相 米・トランプ次期大統領の就任式に出席か
2024年12月26日 21:45(JST)
(引用開始)
アメリカのトランプ次期大統領の就任式にイスラエルのネタニヤフ首相が出席することが分かりました。ICC(国際刑事裁判所)が逮捕状を出して以降は初めての外遊となります。
イスラエルの地元メディアは2024年12月25日、情報筋の話として、ネタニヤフ首相が来年の、2025年1月20日に開かれるトランプ次期大統領の就任式に出席すると報じました。
出席者にはイスラエルを支持するアルゼンチンの大統領やハンガリーの首相も含まれるとしていて、会談を通じてさらなる協力を求めるとみられます。
ネタニヤフ首相には先月、2024年11月に、ICCがガザ地区を巡る戦争犯罪などの罪で逮捕状を出していて、アメリカ訪問が実現すれば逮捕状が出されて以降、初めての外遊となります。
ネタニヤフ首相がICC加盟国を訪問すれば逮捕されることになりますが、アメリカは加盟をしていないため身柄を拘束する義務はありません。
(引用終わり)
2. The Times of Israelイスラエル・ポストのサイトから。
記事名 トランプ大統領、ネタニヤフ首相が米国にイランと戦わせることに「執着している」と批判する教授の動画を投稿
2025年1月8日
(機械翻訳引用開始)
米次期大統領は、コロンビア大学のジェフリー・サックス氏が首相を「心の底から暗いろくでなし」と呼び、米国を「終わりのない戦争」に巻き込んだと語る動画をコメントなしでトゥルース・ソーシャルで共有した。
ドナルド・トランプ次期米大統領は2025年1月7日、自身のトゥルース・ソーシャルアカウントに、ベンヤミン・ネタニヤフ首相を「陰険な野郎」と呼び、米国をイランとの戦争に駆り立てようとする「強迫観念」を持っていると非難する米国人教授の動画を投稿した。
トランプ氏が共有した動画は、コロンビア大学の経済学教授ジェフリー・サックス氏の講義の一部で、同教授は、米国のイラク侵攻の口実や、当時の米国政府がいかにして「まやかしの戦争」を米国民に売り込もうとしていたかについて語っている。
「あの戦争はどこから来たのか?」とサックス氏はオバマ政権の行動を攻撃する一環として修辞的に問いかける。
「ねえ、これはかなり驚きなんだよ。実はあの戦争はネタニヤフから始まったんだ」と彼は主張した。
「ネタニヤフ首相は1995年以来、ハマスとヒズボラを排除する唯一の方法は、彼らを支援する政府を打倒することだと考えていた。その政府とはイラク、シリア、イランだ」と彼は付け加えた。
「そして、あの男(ネタニヤフ)は強迫観念にとらわれているに違いない。そして、今日に至るまで、我々にイランと戦わせようとしている」と彼は主張した。「残念だが、彼は根っからの陰険な野郎だ」
【ドナルド・トランプが、午後03:50(アメリカ東部時間EST)に、True socialに、コメントなしで投稿した、ジェフリー・サックスの動画
https://x.com/TrumpDailyPosts/status/1876745226619937217】
(中略)
トランプ氏の2024年11月での大統領選挙勝利後、ネタニヤフ首相は「イランの脅威のあらゆる側面とそれがもたらす危険性について、両者は意見が一致している」と述べたが、トランプ氏がイスラエル首相を米国にイランとの戦争を仕掛けさせようとしていると明確に批判する動画を共有したという事実は、ネタニヤフ首相の評価に疑問を投げかけている。
トランプ氏の水曜日の「Truth Social」投稿にはキャプションがなく、文脈もなしに投稿されており、次期大統領はなぜこの動画をシェアしたのかについてコメントしていない。
(機械翻訳引用終わり)
3. テレ朝のサイトから。
記事名 ネタニヤフ首相が米・トランプ次期大統領の就任式欠席へ イスラエルメディア
2025年01月09日 22:00 (JST)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000396604.html
(引用開始)
イスラエルのネタニヤフ首相がアメリカトランプ次期大統領の就任式を欠席することが分かりました。
イスラエルの地元メディアは2025年1月9日、首相補佐官の話として、ネタニヤフ首相が2025年1月20日に開かれるトランプ次期大統領の就任式を欠席すると報じました。
当初はイスラエルを支持するアルゼンチンの大統領やハンガリーの首相らとともに出席し、会談も実施するとされていました。
詳しい欠席理由については明らかにされていません。
ネタニヤフ首相には、去年、2024年の11月、ICC(国際刑事裁判所)がガザ地区を巡る戦争犯罪などの罪で逮捕状を出していました。
アメリカはICCに加盟をしていないため身柄を拘束する義務はありませんが、アメリカ訪問が実現すれば逮捕状が出されて以降、初めての外遊となるはずでした。
(引用終わり)
4. 最後に
かたせ2号です。
ジェフリー・サックス氏は、ウクライナ情勢についても、NATOが冷戦崩壊後に加盟国を増やして、ロシアとの国境ににじり寄っていったことを強く非難している人物です。「ロシア滅ぼすべし」のネオコン路線と対立する人物。
有名な国際経済学者で、「SDGs」という概念の生みの親となった人物でもあります。
また、上記の動画でサックス氏は、サダム・フセイン打倒をイスラエルがアメリカに「代行させた」と述べています。
ネオコンはユダヤ・ロビーの勢力でもあるので、
要は、サックス氏は、「ユダヤ・ロビーとイスラエルの、アメリカでの策動に反対する人物」であるわけです。
こうして、イスラエルとアメリカの首脳同士の内輪もめまで、始まりました。
映画「男はつらいよ」では「トラさん」のおじさんが、人知れず、ぼやくのでした。
「おらあ、知らねえよ」
実際、2025年1月20日の大統領就任式以降に、トランプ次期大統領が何を言い出すのか、まったく読めなくなりました。
困ったなあ。
以上