第22回セミナーの事前受付の質問に対する副島隆彦先生からの回答2

ブレイントラスト企画 投稿日:2021/10/12 20:55

事前に受付しました質問の掲載と、講演中に回答しきれなかった質問に対して、副島先生からの回答(→)を掲載します。回答(→)がない質問については、講演内で解説したか、回答済みです。この掲示板の内容の無断転載をお断りします。

【資産について1】
●自営業者です。事業資金を政府系金融機関から超低金利で借りています。ハイパーインフレになったときでも、約定金利は保護されるのでしょうか。教えてください。
回答(→)固定金利で借りていれば問題はありません。変動金利であっても、金利は、すぐには急には上がりません。その前に、現在、ほとんど、金利ゼロ、担保ゼロ、使途を問わないの、コロナ対策の融資の返済期限が来るはずです。それをキチンと守ることが大事です。

●米国不動産(戸建て賃貸中)は2024年までに売却した方がいいでしょうか。

●先生の御本は、ほぼ毎回拝読させていただいております。2024年に向けて、より具体的な対策をご教示いただければ有難く存じます。
回答(→)こういう大きな具体性のない質問をしないように。私の本をしっかりと読み返しなさい。

●先生の御本を読んで金を購入しましたが、現金をあまりにも減らすのも怖いので残っています。この現金は、どのような対策をすればよろしいですか?
回答(→)自分が保有している現金のことを心配しないように。ふつうの収入の人であれば、1000万円は、手元に持っていること。それは、イザというときの生活費です。それ以外は、実物資産に変えなさい。

●ゴールド以外に日本円は、どうすればいいですか。金を買ったら、また売るときに手間がかかるので。
回答(→)日本円とは現金のことですか? 1000万円だけを手元に置いて、それ以外は金(ゴールド)を買うべきでしょう。

●個人名義の当座預金および決済用普通預金、個人経営の店名の決済用普通預金も財産税の対象となりますか?
回答(→)これらの決済用口座は、すべて法人の当座預金と同じ扱いでしょう。事業用の資金には「財産税」はかかりません。財産税は、あくまで個人の大金持ちの金融資産に対してです。

●政府が財産税を徴収するとの事ですが、法人にはかけられないため資産管理会社を作りませんかと提案されています。いかがでしょうか?
回答(→)誰が提案しているか知りませんが、悪賢いコンサルタントや税理士の甘言に乗らないように。税理士たちも今はコンサルタントをやりたくて仕方がない。彼らは高い手数料を取りますよ。

●2024年の新札発行時に自動販売機(清涼飲料水)、ATMメーカーの業界は潤うと思いますが、いかがでしょうか。そうでしたら(これらの企業の)株の購入を考えようと思います。金鉱株ともに時期は、いつ頃がよろしいですか(金の現物はコツコツと購入しています)。
回答(→)自販機メーカーなどへの投資はやめなさい。あまりにも自販機は大量に作られています。世界的な金鉱山の株価は、そんなには大きくは動きません。金鉱山会社自身が、金の価格の値上がりを待っている状態です。あまり利益は出ないでしょう。

●2024年のリデノミネーションは本当に行われるのでしょうか。
回答(→)失礼な質問をしないでください。「あなたの言っていることは本当か」と聞いてくる単純素朴な人間と同じだ。自分で考えなさい。

●2024年に通貨が10分の1になるとのことですが、50分の1や、100分の1になることもありますか。
回答(→)ありません。ただし、次の私の金融本(2021年11月刊)で、詳しく書きました。

●2024年、銀行には1000万円以上、預金を入れない方がよいですか? 外貨はいつまでに解約すればよいか。
回答(→)そのとおりです。外貨は、さっさと解約しなさい。特にドル預金は、事業用で使う口座以外は、不要です。

●預金封鎖の法的根拠を教えていただきたく。
回答(→)1946(昭和21)年2月に、金融緊急措置令が出ました。これと同じようなものでしょう。