浪江町など122人の内部被曝量は、全員が年間1ミリ・シーベルト未満

黒瀬祐子 投稿日:2011/07/28 12:11

●浪江町122人の内部被曝量「健康に影響ない」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110723-OYT1T00693.htm

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、福島県が6月下旬、同県浪江町などの住民122人を対象に内部被曝(ひばく)量調査を行った結果、年間換算被曝量は全員1ミリ・シーベルト未満だったことが23日、わかった。

全県民対象の健康調査に先行して実施した。23日、同県二本松市内で開かれた説明会で、調査した放射線医学総合研究所(千葉市)の明石真言理事が住民に伝えた。

明石理事によると、尿から放射性セシウムが検出されたのは122人の約半数だった。明石理事は「健康に影響が出るレベルよりもずっと低い数値。この数値なら住民も安心できる」と話した。

県は、8月から全県民を対象に健康調査を実施する予定。今回の調査は、警戒区域や計画的避難区域に指定されている市町村の住民の一部が対象だった。(2011年7月23日21時22分 読売新聞)