近年稀に見る悪夢

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/10/16 06:00

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 本日は2010年10月16日(土)です。

 私はコンスタントに文章を書いて投稿するということが出来ない性質らしく、ぐちゃぐちゃと書き散らしているうちに横道に逸れてしまうので、悩んでいます。

 植田信氏はすごいなぁ。公開掲示板だけでも、どうやってあれだけの文章を、毎日毎時間のように投稿出来るのでしょうか。昨日、一昨日と氏の発表文章が1本でいつもより少ないなぁと思ったら、私なんて気付いたらここ一週間、何も書き込めなかった。こんなことなら阿修羅掲示板から優秀な記事を転載貼り付けしていればよかったのですが。

 どうも書き溜めている文章をじっくり検証しようとし過ぎるのですが、それを理由にして怠けようとしてしまう根性があるみたいです。ところが時事的な話題は旬が過ぎていくと、どんどん投稿する意味が失われていくのでお蔵入りという悪循環です。

 それで昨日だらしなく惰眠を貪っていたら、いまのところ今年一番かという悪夢を見てしまいました。夢なので言葉で細部まで表現するのは難しいのですが、嫌に現実感があったためハッキリ覚えているので、おおまかな内容は以下の通りです。

 

 副島先生の講演会が終わる際に、壇上の先生から「この警視庁外事課の手先が! いい加減にせんと許さんぞと内田に伝えろ!!」と怒鳴られて、私が狼狽していると先生が私の席の横まで来て睨みつけながら「お前、このあいだの講演会でも近くに座って、私をずっとスパイしてたろうが」といった感じで詰問されたのです。その後廊下を足早に歩いていく先生に追いすがって行って、私が「違います、先生! これを見て下さい」と戸籍抄本を手渡しました。先生は立ち止まってしばらく戸籍抄本を見ているのですが、その場にかなり気まずい空気が流れました。私は「気になる記事の転載掲示板にいつも書き込んでいる、佐藤裕一という者です!」と必死に弁明するのですが先生が認知されているかどうかは微妙で、そのうち先生が「ふん、まぁいい。分かった」といった様子で、何故か私の戸籍抄本をそのまま持って行ってしまい、私は「あ……あれ、就活で使うのに……」と呆然となってしまいました。その後先生は同じ建物の一室で、おそらく講演会の反省会のような会議を開いているのですが、私はドアの前あたりでウロウロしながら逡巡したあげくに先生の心証を害するのを恐れて、返してほしいと言えずにそのままトボトボ帰るのです。

 

 以上です。いくら私が意志薄弱で優柔不断な性格をしていることを反映しているとはいえ、なんとも情けない結末の悪夢です。先生を恐怖の対象とする潜在意識が吹き出たものなのでしょう。

 何故、いまだに一度も見たことがない自分の戸籍抄本(戸籍謄本ではない)が夢に出てくるのか、そんなものを講演会場に準備しておいている人間なんて余計怪しいし、身元を証明したところで警視庁外事課の職員ではないことを証明出来るわけでもないし、就職活動に戸籍抄本を提出することが必要な職場に面接する予定なんてないのですが。

 それにしても夢とはいえ、あまりに酷過ぎる仕打ちですよこれは。

 まぁ戸籍抄本や運転免許証を提示したからといって、本当に本人確認が出来るわけでもないでしょうが。盗まれていたらどうする、顔を整形されていたらどうする、指紋を削ぎ落として張り付けていたらどうする……だからDNA認証か。嫌な世の中です。だいたい「自分がスパイではない」ことって、どうやったら証明出来るのでしょう。「悪魔の証明」の一種ではないのでしょうか。無実を証明し疑いを晴らすことを被疑者が要求されるという、最悪の気分を夢で味わいました。

 この夢の最後のあたりになると、半分夢であることに気付いていたと思うのですが、そうなるともう同じ夢を見続けることを止めてしまうのです。意識して夢をハッピーエンドになるよう物語を強制して、自分と話す人物の言動を操作したりしても、馬鹿らしいし虚しいからです。夢は意識せずに見るからこそ夢なのだと思いました。

 次の講演会ではなるべく壇上から遠くの席に座ろうと決意致しました。