出版物薬事法違反で出版社が逮捕されたのは異常。憲法で保証された言論の自由の弾圧行為
中田安彦さんのツイッターで気になるつぶやきを見かけました。
関連記事とともに天産します。
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アルルの男・ヒロシ twitter 2011年10月7日
出版物薬事法問題。サプリメントの販売側が逮捕されるのは理解の余地があるが、出版社側が逮捕されたのは異常。これを異常に思わないほうがおかしく、憲法で保証された言論の自由の弾圧行為になっている。効果があやふやである医療でも何でも薬事法で取り締まるのはいかがなものか。
posted at 14:13:41
●関連記事
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健康食品と効能本販売、出版社元社長ら5人逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111006-OYT1T00622.htm?from=popin
がんへの効能などをうたった書籍と健康食品をセットで販売したとして、神奈川県警は6日、東京都八王子市の健康食品会社「キトサンコーワ」社長、国安春子容疑者(65)(東京都八王子市)を薬事法違反(無許可販売、未承認医薬品の広告禁止など)容疑で逮捕した。
出版元の「現代書林」元社長、武谷紘之容疑者(72)(長野県軽井沢町)ら4人についても、同法違反(無許可販売のほう助、未承認医薬品の広告禁止)容疑で逮捕した。
発表によると、国安容疑者は、医薬品の販売許可がないまま2009年6月~今年4月、首都圏などの男女6人に、カニの甲羅などから抽出したとされる「キトサン」を主成分とする錠剤「キトサンコーワ」84瓶(1瓶400粒入り)などと、「医師・研究者が認めた!私がすすめる『水溶性キトサン』」と題する本をセットにして計約80万円で販売した疑い。
武谷容疑者ら出版側の4人は、医薬品の無許可販売と知りながら、「バイブル本」と呼ばれる書籍を出版し、商品の販売量を増やした疑い。また、5人は共謀して09年6月~昨年7月、バイブル本を男女6人に送り、未承認の医薬品を広告した疑い。
(2011年10月6日12時16分 読売新聞)
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無断で体験談掲載、症状も誇張…健康食品効能本
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111007-OYT1T00821.htm
健康食品ががんに効くなどとうたった本の出版会社関係者らが逮捕された薬事法違反事件で、本に購入者の体験談が無断で掲載されたり、症状などが誇張して表現されたりしていたことが、関係者への取材で分かった。
神奈川県警幹部によると、逮捕された著者のフリーライター石田義孝容疑者(54)は「捏造(ねつぞう)やウソの部分もある」と話しているという。県警は、食品の売り上げを伸ばす目的があったとみて調べている。
問題の本は、健康食品「キトサンコーワ」について取り上げた「現代書林」(東京都新宿区)発行の「医師・研究者が認めた! 私がすすめる『水溶性キトサン』」で、購入者7人の体験談を紹介。しかし、ホルモンが過剰分泌される病気と湿疹が治ったと紹介された主婦は、無断で掲載されたと話している。
主婦によると、知人に勧められ、食品を購入したのは十数年前。病気や湿疹は徐々に改善したが、数種類の健康食品を使っていたといい、「どれが効いたか分からない」程度だった。数年後、知らない男から電話で効果を聞かれ、「多少はあった」と回答。さらに、キトサンコーワ社(東京都八王子市)に商品を買いに行った際には、社長の国安春子容疑者(65)から写真を撮らせてほしいと頼まれたという。
主婦は今年に入って、自分の体験談が写真入りで掲載されていることを知った。湿疹の症状は「靴も履けないほど」と誇張されていた。抗議すると、国安容疑者は「商品には自信があるし、偉い先生も効果を認めている。迷惑はかけない」と説明したという。主婦は「広告塔にされたみたいで納得できない」と話している。
(2011年10月7日15時52分 読売新聞)
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