アメリカの貨物船が国後沖で給油
投稿日:2012/04/21 13:06
アメリカの貨物船が国後沖で給油 露企業が実施
2012年3月25日 読売新聞 夕刊
モスクワ=緒方賢一
タス通信は23日、北方領土・国後島の古釜布(ロシア名ユジノクリリスク)沖で22日、
中国から米国に向かっていた米国の貨物船(7万2000重量トン)が、ロシアのタンカーから
約1000トンの燃料補給を受けたと伝えた。
日本政府は領土問題での日本の法的立場を害するとして、北方4島での外国企業の経済活
動に反対しているが、国後島近くの海域は近年、北米と東南アジアを結ぶ外国船の給油拠
点になりつつあるという。米船に燃料を供給したロシア企業は、古釜布で1ヶ月当たり15
~20隻の外国船への給油を計画しているという。
2012年3月16日、北朝鮮が人工衛星の打ち上げ計画と称してミサイル発射実験を発表した。
この発表によると、実験で飛ばすというミサイルの着地点は、北朝鮮から見て北方領土の
ある東の方向にではなく、南の方向のフィリピン東側沖だという。
国後島で米国貨物船が燃料補給を受けていることと、北朝鮮ミサイル騒動は、互いに
連動しているのかもしれないと考えました。
日本は、北隣のロシアからではなく、遥か遠く中東のイランから石油をせっせと運んで
きているのであるが、アメリカとしては、そのような状態にしておくほうが国益にかなうと考えているのだろう。ライバル国を疲弊させるわけだから。