アジア政治経済掲示板から転載貼り付け9

会員番号4655 佐藤裕一 投稿日:2010/09/23 10:09

 会員番号4655の佐藤裕一です。

 なるほど、以前の掲示板で書き込み出来た1回分の容量でもアウトなのか。

 続けてアジア政治経済掲示板から転載貼り付け致します。

 【佐藤裕一による転載貼り付け始め】

http://www.asyura.com/0306/hasan27/msg/920.html
投稿者 ポン太 日時 2003 年 7 月 02 日 04:27:14:

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み
     平成15年(2003) 7月2日(水曜日)
           通巻638号
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 日本はやがて米国に“捨てられる”運命にある
  「中国重視」へアジア戦略を転換した、とアブラモウィッツが衝撃の予見
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 「米中接近」の新戦略を骨格として、「新アジアの調整」を説く論文が最号の」フォーリン・アフェアーズ」(03年7~8月号)に出た。著者は有名なモートン・アブラモヴィッツとスティヴン・ボズワース。
 
 太平洋を巡る戦略的環境は激変した、として始まるアブラモヴィッツ論文は、「日本のパワーと信頼性はこれまでの地位から滑り落ち、とりわけ9・11以後、替わって中国の戦略的価値が増大した」とする。

 即ち①日本の衰退②中国の勃興、という二大要素が織りなすダイナミックな激変プロセスのなかで、米国は太平洋戦略を「日本重視」から「中国重視」へと軸足を大きく移した、と言うのだ。

「北京は瞬く間に米国との”戦略的競争相手”から安全保障と貿易の”パートナー”になった。ブッシュ政権の劇的なアジア政策の転換は、大西洋のそれと同様に、太平洋をまたぐ戦略の曖昧性を依然内包するとはいえ、明らかに”中国の脅威”より当面はテロリズムへの戦略的対策を根幹としたアジア戦略を発揮するようになった。まして対中国外交の鷹派だったディック・チエイニー副大統領が訪中するのも、中国がアジア地域においてさえ通商と貿易の主導権を把握して、日本の地位を凌駕する勢いにあるからだ」。
 
 従って「日本の戦略的重要性は数年の間は存在するにせよ、徐々に影響力を弱めて行くであろう」。
 
 さらに朝鮮半島における緊張は「戦争を誘発する懼れと同時に新秩序形成へのきっかけにもなりうる」とアブラモヴィッツ論文は指摘している。
 
 まだ衝撃的予見は続く。台湾は平和的に中国に飲み込まれるだろう、と言うのだ。
 「長らく米国の被保護者であった台湾も、国際的孤立化から逃れることは出来ず、他方で台湾の技術、投資が中国経済にますます吸収されつつあり、平和統一への展望が視野に入ってきた」。

 片岡鉄哉教授に依れば「これで第二次大戦の対日挟撃が再現する。その前提は日本の平和主義、中台の平和統一、朝鮮半島と日本からの米軍撤退であり、結果として日本は米中の「瀬戸内海」に封じ込められる」戦略である、と警告される。

 アブラモウィッツは親中派として知られるリベラル論客だけに、この論文の信憑性には限界があるが、ワシントンは「空気」「雰囲気」が作用する不思議な政治都市だけに、こういう議論が強く存在していることだけは事実であろう。

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フォークランド紛争と竹島問題ではアメリカは動けない。島を取り戻すために空母と原子力潜水艦が活躍した
http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/635.html
投稿者 TORA 日時 2005 年 5 月 23 日 19:33:13: CP1Vgnax47n1s

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu95.htm
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フォークランド紛争と竹島問題ではアメリカは動けない
島を取り戻すために空母と原子力潜水艦が活躍した

2005年5月23日 月曜日

◆【領土紛争】竹島とフォークランド紛争 3月16日 週刊オブイェクト
http://plaza.rakuten.co.jp/obiekt/diary/200503160000/

さすが老隠居、久しぶりに見たが相変わらず飛ばしておられるようだ。今回はタイトルが凄まじい。

◆またして「イナカモン」が国の重要政策を引っかき回している! 余丁町散人の隠居小屋
http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C1570102516/E1912475685/index.html

《 思い出すのは、アルゼンティンのフォークランド紛争のこと。フォークランド(マルビーナス)はアルゼンチンの固有の領土だと、アルゼンチン政府は主張してきたが、紛争の直前、いきり立った国民感情に便乗して「マルビーナスに義勇軍を派遣しよう!」と呼びかけた新聞社(プレンサ紙)をアルゼンチン政府は発刊停止処分にしたのである。理由は「国の交戦権発動の権利は政府にしかない」というもの。アルゼンチンのウヨク軍事政権ですら、ちゃんと常識をわきまえていたのである。今後、島根県がこの「条例の精神」に基づいて地元の勇ましい消防団を竹島に上陸させればどうなるのか。日韓戦争である。 》

まさにキタ━━(゚∀゚)━━ッ!!である。フォークランド紛争を例に取ってしまうと、

イギリス=日本
アルゼンチン=韓国
フォークランド諸島=竹島

という配役が一番適当になってしまうのだが老隠居は気づいていない様だ。そういえばフォークランド紛争で大活躍したイギリスのVTOL空母「インヴィンシブル」とほぼ同様の軍艦を今、日本でも建造している真っ最中だったりする。歴史は繰り返されるのか。

《 今後、島根県がこの「条例の精神」に基づいて地元の勇ましい消防団を竹島に上陸させればどうなるのか。日韓戦争である 》

飲んでいた茶を吹き出してしまった。有り得ない仮定をして心配する事を杞憂という。有り得ない仮定をして相手を叩く行為は、滑稽としか言い様が無い。韓国の竹島警備隊は大砲まで装備している戦闘部隊だ。消防団が上陸出来るわけ無いし、誰も行きたがらないし、島根県もそんな馬鹿な事は考えていない。

老隠居はアルゼンチン政府の新聞発行停止処分を称賛しているが、そもそもアルゼンチンがマルビナス上陸を実行したのは国内不満を外へと逸らす為であり、国民感情を煽ったのはアルゼンチン政府自身であった事を、お忘れになってしまったのだろうか。

「義勇軍を派遣しよう!」と書いた新聞を発行停止処分にしたのは当然の話。なにせこれから正規軍が行動を起こそう、という直前の段階で義勇軍が勝手に上陸したら作戦計画が台無しになってしまう。つまり国民感情を冷静に諌めようとするものではなく、純粋に軍事的理由。

《 はっきり言って大日本帝国のやり方を忠実に継承した李承晩の勝ちってわけだが》

戦争もせず外交もせず、コソドロのように領土を盗んだ李承晩のやり方は帝国主義の真似ですら無いよ。あれは只のドブネズミだ。違うか? 

この領土問題を国際司法裁判所でやりあえば日本の勝ちは間違い無いぜ? 

《 日本の基本的な国益に重大な影響を与えることが、一介の地方自治体の決定で左右されることがあってはならない。》

島根県は自分達の立場で出来る限りのことをしたのであり、私は評価する。そして冷静な対処を呼びかける日本政府の対応も、正しい。

北方領土問題はソ連に対しある程度主張していたのに対し、竹島問題ではあまり主張してこなかったのは、北朝鮮という存在がある事を無視してはならない。要するに竹島問題で日韓関係が険悪になれば北朝鮮がそれを利する、といったジレンマがあるわけだ。

そして今現在、第二次北朝鮮核危機が進行中。このタイミングで竹島問題を過熱させる事はあまり良くない。・・・本当なら韓国側もその辺りを理解していないといけないが、報道、政治団体の行動は韓国側があまりにも過熱暴走している。

一方日本は、小泉首相のみならず町村外相も冷静な対応を呼び掛けている。あれだけ中国や韓国に手厳しかった町村さんまでもがだ。これは政治であり、理解して欲しい。もちろん、我々市民が竹島問題で大盛り上がりするならガンガンやったれ、と思う。だが政府の立場という物も理解しながらやって欲しい。

私は以前、韓国人の助教授に「竹島問題については半島統一まで待ってあげているだけだ」と言ったことがある。ドイツも、東西統一するまで周辺諸国に戦後賠償を待ってもらっていた事を考えると、普通の選択といえる。つまり、北朝鮮問題が片付いたら日本政府は竹島問題でガンガン韓国政府を問い詰めることになる可能性は高い。

◆竹島問題で再軍備を考える 片岡鉄哉のアメリカ通信の管理人コラム 
http://blog.so-net.ne.jp/tkataoka/2005-04-06

竹島問題に見る再軍備の重要性
日本国内での一般の裁判について考えます。
例えばAさんが、Bさんを訴えるとします。Aさんから裁判所を通してBさんに訴状を出します。訴状を受け取ったBさんは指定の日に裁判所に行かなくてはなりません。行かなかったらどうなるか?
Aさんの勝ちで言い分が通ってしまいます。
当たり前の話ですよね。これ。

しかし、竹島問題は二国間問題です。国際裁判所へ日本は訴えるといっても韓国が応じてくれない。応じてくれないと裁判にならないのが国際裁判なのです。
何も進展しません。

次にフォークランド紛争について比較します。フォークランド諸島をめぐる英・アルゼンチン間の主権戦争がありました。Falkland Islands War または、 Falklands Conflictで、戦争(WAR)より紛争という言葉の方がソフトだから日本ではフォークランド紛争として紹介されています。が、あればバリバリの戦争です。

1982年、アルゼンチンの民間業者が同島に国旗を掲げ、英国政府に退去させられたことをきっかけに、アルゼンチン軍が進攻しました。アルゼンチンに近く、どこやねんというくらいイギリスから遠い南米です。が、イギリスは対抗して戦争に突入しました。遠方のこの離れ小島であろうとも領土であれば応戦するのが普通の国家。英・サッチャー首相は鉄の女と言われていましたが、この場面も見事なほど断固として戦い勝利しました。

しかし、竹島問題についてこれまで自民党とくに橋本派は事なかれ主義のとんだオカマ野郎という状態でしたね。竹島が日本のものということを知らないのか、知っていて見過ごしてきた売国奴なのか?答えは知っていて見過ごした売国奴だと思いますが・・・。

領土が侵害されたら、裁判に訴える。しかし、解決しないならやはり軍事衝突は避けられない。普通の国はこうでしょう。軍事と外交がセットにならないと交渉はできない。交渉が決別なら戦争という選択肢が必要なのです。
アルゼンチンとイギリス間では未だに交渉は続いているようですが、アルゼンチン国民の不満の発散はマラドーナの神の手ゴールにとどめるくらいだ。

(私のコメント)
土曜日のNHK-BS1で「フォークランド紛争」のドキュメント番組を放送していましたが、日韓における竹島問題とよく似ているので考えさせられました。1982年の紛争だから若い人は知りませんが、近代兵器が総動員されて兵器の実験場として注目されました。

イギリスの軽空母機動部隊ととアルゼンチンの小型空母機動部隊の激突かと騒がれましたが、アルゼンチンの巡洋艦がイギリスの原子力潜水艦に撃沈されて、アルゼンチンの軍艦はフォークランド諸島のそばに寄れなくなってしまった。アルゼンチンの本土からはミラージュ戦闘機が飛び立ちましたが、イギリスはシーハリアーが迎え撃った。

アルゼンチンのガルチエリ大統領は国内の不満を外に向けさせるためにフォークランド諸島の占領に乗り出したのですが、それはちょうど韓国が国内の不満を外に向けるために竹島を武力占領したのとよく似ている。ガルチエリ大統領にしてもまさかイギリスが武力で取り返しに来ないだろうという計算があったのですが、それはイギリスがたった一隻あった空母のアークロイヤルを廃船にしてしまったからだ。

フォークランド諸島はアルゼンチンのそばで制空権はアルゼンチンにあったから、イギリス軍が反撃しようにも出来ないだろうという計算があった。それに対して軽空母とは名ばかりのインビンシブル、ハミーズの二隻を派遣した。それに搭載されたシーハリアーは制空権の確保に成功してフォークランド諸島奪還作戦は成功した。

韓国も同じく竹島を占領しても反撃してこないだろうという計算があったから武力占領したのですが、計算どうり日本は反撃してこなかった。その結果、中国も尖閣諸島を我が国の領土と言い始めましたが、武力占領されても日本の政治家は動かないだろう。北方領土に対しても同じことが言える。武力のないことが戦争を引き起こす元になるのだ。

日本は平和憲法と日米安保があるから武力はいらないと学校では教えられてきましたが、日本の周りには国内の不満を日本に向けさせて支持を得ようとする国があるが、これからも絶えず挑発的な事をして日本に嫌がらせをしてくるだろう。いずれ韓国は対馬も韓国領土と言い出すだろうし、中国も沖縄を領土だと言い出すだろう。いったん占領してしまえば日本は取り返せないと見ているからだ。

イギリスは粗末な海軍力しかなくてもサッチャー首相が断固として軍隊を派遣して取り返しましたが、繰り返し占領されればイギリスはフォークランド諸島を維持することは無理だろう。このような西側同士の戦争にはアメリカの仲裁もきかないし、日本と韓国が戦争をしてもアメリカは動けないだろう。だから平和憲法と日米安保があれば大丈夫という日本の政治家の論理は間違っている。

日本もフォークランド紛争の教訓から、生活物資を運ぶシーレーンを守るためには、空母と原子力潜水艦が必要だ。エグゾセという対艦ミサイルの威力も証明されましたが、イギリス海軍はこのエグゾセにかなりやられた。水上艦船だけではまったくの無力でありミサイルの餌食になることも証明された。

潜水艦もジーゼル潜水艦では数ヶ月もの長期の作戦は出来ないし用途は限られる。インド洋から西太平洋にかけての航路の沿岸には軍事独裁政権もあるし、そのような国が日本に対して海上封鎖をしてきた場合、アメリカも中立を保つことになった場合、日本は現在のままでは戦わずして白旗を掲げなければならない。

(佐藤裕一による転載貼り付け終わり)

 【佐藤裕一による転載貼り付け終わり】