真剣に備蓄を考える

エース 会員番号1275番 投稿日:2013/06/15 00:10

災害や有事に備え、可能な限りの個人備蓄を考えていきたいと思います。
学問道場の趣旨とは異なるかもしれませんが、副島先生も備蓄を実践されているということで、自分も真面目に検討・実行していきたいと考えています。

 他の会員の方の情報も提供していただけると有り難いです。

(1)米(副島隆彦著「個人備蓄の時代」P173・P180参照)
 「備えるJP」というサイトに、「無酸素保存による米の長期備蓄方法」として具体的な方法が示されています。
 http://sonaeru.jp/provision/report/p-18/
 「脱酸素剤」と「ガスバリア袋」が要るようです。

 個人では、機材がある人を除き、米の無酸素化による保存はなかなか難しいし、時間も無いです。そこで、思いつくのが、登山・キャンプ用のアルファ米。
 以前のものは、不味くて食べられなかったが、最近のものは相当、味も改善されています。
 若干、値が張るのが欠点ですが、水さえあれば食料として復活するので有り難い存在です。また、緑茶で還元したアルファ米もなかなか美味です。

 アルファ米以外で、ここ数ヶ月、無いかと探していたところ見つけたのがこれ。
 「米クラフト」の「備蓄米(冬眠米)」。
 http://www.komecraft.com/cathand/list-18210-29789-0-0.html
 「炭酸ガス封入密着包装法」で米を袋詰めし、冬眠状態にしたものです。
 無酸素なので、虫も湧かず、5年間保存可能とのこと。
 これも若干、値が張るのが欠点です。また、アルファ米に比べると「炊飯」が必要です。

(2)梅干し(副島隆彦著「個人備蓄の時代」P33参照)
 梅干しは、自分で漬けてみればわかりますが、「黴(かび)」との戦いです。
 長期保存するには黴を防ぐ必要が有り、そのためには出来るだけ塩分濃度が高く、無添加で、雑菌の進入を防ぐ必要があります。
 個人で梅漬けを実践してみて、長期間にわたって黴の発生が無い状態を維持するのは甚だ困難であると思い知ったので、やむなく市販の梅干しを購入することにしました。

 「無添加 梅干し」で検索しても、成分表示には、塩以外のもの(例、蜂蜜)が添加されている場合があるので注意が必要です。

 これも数ヶ月間掛かって探し当てたのがこれです。
 「ほりぐち農園」の「災害用非常食 梅干し」。
 紀州南高梅で5年保存可能とのことです。
 http://www.ume-nouka.jp/umeboshi/hijou-shoku-umeboshi.html

 但し、自分で5年保存の実験を行ったわけではないので、5年後に本当に難無く食べられるか否かは現時点では不明です。

(3)太陽光発電と蓄電池(副島隆彦著「個人備蓄の時代」P66参照)
 自力で独立した太陽光発電と「蓄電」を行うのであれば、良い本が有ります。

  角川浩 著 「停電・アウトドア対応 独立型太陽光発電と家庭蓄電」

 この本に掲載されているシステムを自作できれば、高いリチウム電池を購入しなくても、ある程度実用性の有る太陽光発電&蓄電システムを独立して約40万円程度で設置出来ます。
 自分の場合、現在、この本を読み込み研究しているところです。
 設置場所と、時間・労力の確保が目下の課題です。
 
 まさしく、リバータリアン的な視点で書かれた本だと思います。

(4)太陽熱温水器(副島隆彦著「個人備蓄の時代」P47参照)
 規模や諸条件によっても異なりますが、新潟を拠点とする某ホームセンターのリフォーム工事による設置なら、20万円~35万円程度で設置できるようです。(私も、見積もりは取ってみました。)

(5)各種アウトドア道具
 各種避難道具には、アウトドア道具が使えると思いますが、「村上宣寛」氏の書物がとても参考になります。「野宿大全」・「アウトドア道具考」などです。 メーカー側ではなく、ユーザー側からの視点で書かれているため、他のアウトドア誌では読めない内容が凝縮されています。但し、ユーザーサイドからストレートに書きすぎてスポンサーが付かなかったのか(?)、絶版になっている本が多く、図書館の本や中古本を探さざるをえない状況にあります。
 この人もリバータリアン的視点だと思います。

(続)