現在進行中のゲームの得点は「112」対「1」である。

かたせ2号 投稿日:2022/07/17 12:18

(この投稿での主張のまとめ)
・「安倍晋三襲撃事件を通じて、統一教会の勢力を減少させる」チームの得点が「112」。
 自民党参議院議員・片山さつきの危惧していた「国益を損ねる」事態が、早くも、出来(しゅったい、できあがること)した。
・対する「参政党の活動を通じて、統一教会の勢力を増大させる」チームの得点は「1」。
・全く勝負になっていない。

(以下、本文)
かたせ2号です。
本日(2022年7月17日)の日本は、「安倍晋三襲撃事件を通じて、統一教会の勢力を減少させるチーム」(権力者共同謀議)に制圧されている。

このチームが、片山さつき自民党・参議院議員が2022年7月13日に危惧していた「国益を損ねる」ステージの実現に向けて動き出した。

日刊ゲンダイサイトから。
記事名:旧統一教会と「関係アリ」国会議員リスト入手! 歴代政権の重要ポスト経験者が34人も
2022年7月16日配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3dd03283bae7f89d2a022c22d2dbe560bc258e6

(引用開始)
安倍元首相の暗殺事件でクローズアップされている旧統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)と自民党の関係。山上徹也容疑者(41)の供述によれば、昨年(2021年)9月に安倍元首相が統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」のイベントにリモート出席した動画を見て殺害を決意したという。
◇  ◇  ◇
 実際、旧統一教会の政界への浸透は凄まじい。日刊ゲンダイは旧統一教会と関係のある国会議員112人のリストを入手。ジャーナリストの鈴木エイト氏が長年の調査によってリストアップしたものだ。
「統一教会との関わり方はさまざまですが、議員本人のイベント出席や秘書の代理出席、祝電など、教団側が時限的に発表していた画像や残っている公開資料で確認できたものをリスト化しています。公になっていないだけで、関わりのある議員は他にもいると考えられます」(鈴木氏)
 リストを見ると、やはり自民党議員が圧倒的に多い。衆院議員78人、参院議員20人が統一教会系の団体等との何らかの関わりが確認された。野党でも立憲民主党6人、日本維新の会5人、国民民主党2人が関わりを持っていた。そのうち閣僚、党幹部の経験者だけでも34人に上る(別表)。
(別表リンク先)https://www.nikkan-gendai.com/articles/image/life/308409/191217
(この中に10人も)https://www.nikkan-gendai.com/articles/image/life/308409/191216

イベント参加や祝電のほか、米国で発行されている統一教会系の日刊紙「ワシントン・タイムズ」や機関紙「世界日報」にインタビューなどが掲載されたケースもあり、献金を受け取っていた議員もいる。

<統一教会から支援を受ける議員を政務三役などにどんどん登用>
そして、旧統一教会との関わりが認められる議員の多くが、第2次安倍政権以降、大臣や副大臣、政務官などに起用されてきた。2019年の第4次安倍第2次改造内閣では、閣僚20人のうち10人が旧統一教会関連だった。
「以前はこれほど関係を大っぴらにはしていなかったのですが、第2次安倍政権以降、教団も政治家も親密な関係を隠さなくなった。安倍元首相が統一教会から支援を受ける議員を政務三役などにどんどん登用したため、アピールするかのように国会議員が統一教会系のイベントに関わるようになりました。『頼まれてメッセージを送るくらいよくあること』と擁護する声もありますが、政治家の影響力を考えれば、これだけ問題のある団体に祝電を送ればお墨付きを与えることになる。それが新たな被害を生むかもしれないということは少なくとも考えるべきでしょう。『統一教会の関連団体とは知らなかった』では済まされません」(鈴木氏)
大メディアは旧統一教会を糾弾するだけでなく、政治とのズブズブ関係もしっかり報じるべきだ。
(引用終わり)

かたせ2号です。
鈴木エイトさんの
「『頼まれてメッセージを送るくらいよくあること』と擁護する声もありますが、政治家の影響力を考えれば、これだけ問題のある団体に祝電を送ればお墨付きを与えることになる。それが新たな被害を生むかもしれないということは少なくとも考えるべきでしょう。『統一教会の関連団体とは知らなかった』では済まされません」
の意見は正しい。
統一教会の「霊感商法」が社会悪だと判定した政治家は、統一教会の主張する政治思想がたとえ自分自身の政治思想とほぼ同じであっても、やはり、統一教会と協力関係に入ってはいけない。

対する「参政党の活動等を通じて、統一教会の勢力を増大させる」チーム。

TBSニュースサイトから。
記事名:参政党「国民の非常に大きな期待を感じている」代表に松田学氏が就任
2022年7月15日配信
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/97014
(引用開始)
先日(2022年7月10日)行われた参議院選挙で初めて議席を獲得した参政党は会見を開き、代表に就任した松田学氏は「国民の非常に大きな期待を感じている」と述べました。
参政党 松田学代表
「新しい政治の形に向けた国民の非常に大きな期待といいますか、これを感じております」
きょう代表に就任した元衆院議員の松田氏はこのように述べ、参院選での手応えを語りました。
また、会見では参院選比例で当選した神谷氏が副代表に就任することも発表されました。
今回、初めて国政で議席を得た参政党は、「47都道府県全てに地方議員の候補を出していきたい」としていて、来年の統一地方選挙でも積極的に候補者を擁立する方針です。
おととし結成された参政党は自主憲法の制定や、外国人参政権の反対、子どもの教育の充実などを訴えているほか、マスク着用やワクチン接種の推進に否定的な見方を示しています。
(引用終わり)

かたせ2号です。
こちらのチームの得点は「1」。
私、かたせ2号は、前者の「安倍晋三襲撃事件を通じて、統一教会の勢力を減少させる」チームに与する(くみする、味方になる)。その立場を捨てて冷静に見ても、「112」対「1」では、勝負になっていない。

参政党は今後、「47都道府県全てに地方議員の候補を出していきたい、としていて、来年の統一地方選挙でも積極的に候補者を擁立する方針」だそうだ。
しかし、この参政党の船出が、私にはもはや、
「第2次世界大戦末期の、戦艦大和の最後の出撃」にしか見えてこない。

以上