参政党の基本戦略は「雌伏」

伊藤 投稿日:2025/10/20 10:30

 1)伊藤睦月です。本日は2025年10月20日です。明日にでも髙市政権が誕生しそうな情勢です。中央政局の動向については、よくわからない。その一方で、地方(福岡)で気になる動きが少々。

2)先々週のローカルニュースで、次回の総選挙(福岡二区)で、元佐賀市長(現大学教授)が参政党の推薦、公認で立候補する、という記者会見が報道されていた。

3)この大学教授は、昨年まで、ローカルラジオのコメンテータをしていて、アメリカ大統領選挙の見通しについて、当時の副島先生の予測をそのまま紹介していた。話の具合からすると、当時の東京の講演会にも参加したらしい。

4)それだけなら、良くある話だろが、「参政党」から出馬する、と聞いて、少々気になった。

5)神谷代表は、参院選の翌日の記者会見で、10名以上(法案提出権のある)当選者を出したが、まだまだ力不足、現状では法案提出どころか、国会質問もろくに作れない、そのスタッフもいない、と自己分析。今後は、目立った活動はせず、レベルアップに注力する、旨の発言をしていた。神谷代表は、なかなかの戦略家だと思う。

6)先の大学教授は、元農水省のキャリア官僚出身であり、自治体の首長でもあった。もし、当選すれば、上記の参政党のニーズに合った人材だと思う。

7)2チャンネルのひろゆき氏は、もともと参政党は偏差値55以下の頭の悪い人達が支持している政党だから、今回の参院選で議席とりすぎて、自己崩壊するだろう(政策立案能力がないため)、と予測している。しかし、神谷はそもう布石を打ちはじめているように見える。

8)副島先生の見立てによると、参政党は「幸福実現党」(5千票)の地盤を引き継いでいるらしい。当該選挙区では、当落線上が9万票くらいだから、どこまで増やせるか、

9)参政党候補者(主婦)は1万9千票獲得している。参院選では、福岡全県区で、38万票とって、1名当選した。選挙不正はどれくらいからんでいるのだろう。他の地方の情勢はどうなのだろう。

10)今回の連立協議で、衆院比例区の議員定数削減を掲げているが、それが実現すると、参政党も、打撃を受けることになる。

11)副島先生の見立てを参考にすると、ムーニーズ旧派(高市、維新)による、ムーニーズ新派(参政)への嫌がらせのように思える。彼らの内部抗争も相当激しそうだ。

12)地方にいても、なかなか油断できないね。

以上、伊藤睦月記

9)他の地方選挙区では