ニデックの創業者が昨日(2025年12月19日)辞任した件について考察してみた
記事名_ニデックの創業者が昨日(2025年12月19日)辞任した件について考察してみた。
かたせ2号です。
本日は、2025年の12月20日(土)です。
以下、ある程度の詳しい経緯を知っている人への文章となるので、あしからず。
さて、ニデックという会社の創業者である、永守重信さんが、昨日、2025年12月19日に、その代表取締役と取締役の地位を辞任しました。
ニデックHPから引用
https://nidec.g.kuroco-img.app/v=1766131658/files/topics/19025_ext_2_0.pdf
(引用開始)
「代表取締役、取締役の辞任および役職変更に関するお知らせ
当社は、本日(2025年12月19日)付で、代表取締役、取締役の辞任および役職変更を下記の通り実施することとなりましたので、お知らせいたします。」
旧役職 代表取締役 取締役 グローバルグループ代表(取締役会議長)
新役職 名誉会長(非常勤)
辞任後、永守重信は、同日付で名誉会長(非常勤)になります。 今後は、永年にわたり培ってきた創業精神の伝承をはじめとし、ニデックグループの永続的な価値向上に尽力してまいります。」
(引用終わり)
かたせ2号です。
結局、先週からの文春、次に東洋経済新報、最後にダイヤモンド社の三段跳びの記事で、
永守さんも観念したということだろうね。
昨日、2025年12月18日のダイヤモンド・オンラインの記事名
【独自】ニデック永守氏側近が会計処理を「工夫しろ」と指示!売り上げ先食い、費用先送り…疑惑の「3大手口」を元幹部が激白
https://diamond.jp/articles/-/379777
でとどめをさされたんでしょう、おそらく。
リーダー的立場の人が、「念ずれば、花開く」を悪用して、部下に強要すれば、こういう結末となります。
経営数値のみならず、
これも、(「過度のプレッシャーは不正の温床」という実態への)デコレーション「粉飾」の一つ。
さて、今後の永守重信さんの身の処し方について考えてみます。
こうやって発表がなされた以上、「法律上は」、会社への影響力はなくなるはずだけど、どうなるかな?
代表取締役、取締役の辞任後の身の処し方は2つあって、一つは、
本田技研の創業者、本田宗一郎さんのパターン。
相方の藤沢武夫さんとともに、一切、会社の業務から身を引いた。
もうひとつは、京セラの創業者、稲盛和夫さんのパターン。
ここで、稲盛さんに関しての記事を引用します。
これもダイヤモンド社の記事。
https://diamond.jp/articles/-/310266
(引用開始)
「京セラ創業者であり「経営の神様」と評される稲盛和夫氏が2022年8月24日に死去した。稲盛氏の経営の引き際は潔く見えたが、京セラの山口悟郎会長によれば、つい最近まで経営への影響力が厳然として存在し「本当の意味で稲盛の影響力がなくなったのはほんの5年ほど前のことだ」という。」
(引用終わり)
かたせ2号です。
永守さんと稲盛さんの経営スタイルは、「経営する動機」とところだけは、なぜか真逆だけど、
その他の仕事の猛烈ぶりとかは、まったくそっくりで、ほとんど「一卵性双生児」といえるくらいだからね。
それに、ともに京都で発展した会社で、お互いの本社ビルも、お互いが見える場所にあるくらいに近いし。
親族に後を継がせることをさせなかったし(たぶん松下幸之助さんの失敗を見習ってのことだとは思うけれども)😇
地元に自分の名を関する施設を寄付する点も同じだし(京都市左京区の稲盛記念館、向日市の永守重信記念会館)。
ただし、わたしの意見としては、
結局、この両名に言えることだけど、創業者と同じ熱量で、従業員を働かせるスタイルは、どこかに問題があると思うよ。
戦争中の兵士じゃあるまいし。
命かけるな、わずかな金儲けに。。。
話がそれてしまいましたが、
たぶん、永守重信さんは、辞任後も、影響力を行使したいんでしょう、稲盛さんのように。
再び、ニデックのHPから引用します。
https://nidec.g.kuroco-img.app/v=1766137969/files/topics/19027_ext_2_0.pdf
(引用開始)
「グローバルグループ代表、代表取締役及び取締役会議長を辞する。そして、名誉会長になる。」
(引用終わり)
かたせ2号です。
この、辞任に関する永守さんご自身のコメントからは、
本田宗一郎さんのような、いさぎよさは感じとれないね。
ワンピースのルフィのように、「海賊王にでも俺はなる!」つもりかよ?
というくらいの気迫を感じます。笑い
要は、わたくしが思うに、
こころからの「反省」というものが、いかに難しいか、ということの証左にも、結局、なっていますね。
まるで、元松竹芸能の芸人だった、TKOの木下さんも見ているようだね。
実は、これこそが、「日本電産(現・ニデック)」という会社の歴史および今回の結末から得られる
本当の教訓です。
「反省するふりは簡単だけど、本当に反省するのは
実は『本当に難しい』。
反省は、内面で起きるできごとなので、他人には目撃ができないから。
それゆえに『滅びに至る門は大きく、その道は広い』」
以上
