ドイツが、すべてのロシア産エネルギー(天然ガス含む)の年内輸入停止に向けて動きだした。

かたせ2号 投稿日:2022/05/07 07:34

(結論)
2022年5月5日、ドイツの政治的指導者たちがウクライナのゼレンスキー大統領(その行動と言動は、DS最高幹部の「肉声」を体現)に屈服し、すべてのロシア産エネルギー(天然ガス含む)の年内輸入停止に向けて動きだした。

かたせ2号です。
ドイツ政治指導者たちによる「すべてのロシア産エネルギー(天然ガス含む)の年内輸入停止」の正式表明、これはまだですが、それに向けてドイツが本気で動き始めたと、かたせ2号は考えます。

NHKサイトから。
記事名:ドイツ LNG調達に必要な船を借りる契約調印 脱ロシア依存へ
2022年5月6日 配信
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220506/k10013613121000.html

(引用開始)
ドイツ政府は、ロシア産の天然ガスに代わるLNG=液化天然ガスの調達に必要な特殊な船を借りる契約を民間の企業と初めて結びました。
ロシアのエネルギーに依存する現状からの脱却に向けて一歩踏み出した形です。
ドイツのエネルギー政策を担当するハーベック経済・気候保護相は2022年5月5日、北西部の港を訪れ、ドイツ企業などとの間でLNGの調達に必要な特殊な船4隻を借りる契約に調印しました。
この船は、港に浮かんで陸上の受け入れ基地と同じように機能し、タンカーからLNGを受け取りパイプラインにガスを供給します。
ドイツは、ウクライナへの軍事侵攻前に輸入するガスの55%をロシア産が占めていて、今後、中東などからのLNGで代替しようとしていますが、受け入れに必要な基地を国内に持っていません。
陸上の基地の建設は数年がかりとなることから政府が特殊な船の確保を進めていたもので、4隻のうち最も早いものはことし年末にも稼働を始めるということです。
また、2022年5月5日はこの船とパイプラインを結ぶための工事も港で始まり、関係者が船の上から視察しました。
(引用終わり)

かたせ2号です。
上記記事が、ロシア産天然ガス輸入の年内停止に向けた動きになっていることは明らかです。そして、この動きを受けて、ゼレンスキー大統領(DS最高幹部の「肉声」を体現)からドイツの政治的指導者たちに、「おまえたち、私の元に来てもいいよ」という「お許し」が同日に出ました。

https://www.afpbb.com/articles/-/3403420
AFP通信から。
記事名:ゼレンスキー氏、独首相・大統領をウクライナに招待

(引用開始)
ドイツ大統領府は2022年5月5日、オラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相とフランクワルター・シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)大統領が、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領により同国に招待されたことを明らかにした。
 シュタインマイヤー氏は先月(2022年4月)、ウクライナ訪問を提案したものの拒否されたと明らかにし、両国間の関係にわだかまりが生じていた。ドイツ大統領府の関係者がAFPに明らかにしたところによると、ゼレンスキー氏は2022年5月5日、シュタインマイヤー氏と電話会談し、同氏らをウクライナに招待。この会談により「過去のいら立ちは解消」し、シュタインマイヤー氏もウクライナへの「連帯、尊敬、支援」を表明したという。
 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始後、元外相のシュタインマイヤー氏は、長年にわたってロシアに友好的な姿勢を取ってきたことで激しい批判を浴びていた。
(引用終わり)

かたせ2号です。
まあ、大国ドイツとしてのプライドもあるでしょうから、ショルツ首相はゼレンスキーの元を訪問しないかもしれないですし、ロシア産天然ガス年内輸入停止を正式表明するのも遅れるかもしれない。ですが、大勢は決着しました。ドイツがDS最高幹部の前に屈服しました。

こうしてDS最高幹部は、ブチャの事件を引き起こしてそれを起爆剤とし、かつ、ウクライナのゼレンスキー大統領とイギリスのトラス外相との二人の「牧羊犬(ぼくようけん)」を使って、羊たち(NATO加盟国、EU加盟国)の中の一頭(ドイツ)を、ようやく、「柵の中」に押し込めることができました。
「柵の中」とはすなわち、ロシア産エネルギー(天然ガス含む)の年内での輸入停止、です。
これにより、いまだ「柵の中」に入ろうとしていない羊たち(フランス、イタリア、ハンガリー)も、今後、「柵の中」に入っていかざるを得なくなるでしょう。

また、2022年5月5日は、小国ウクライナのゼレンスキー大統領の世界への影響力が、大国ドイツの政治指導者たちのそれをも上回ったことを記念する日にもなりました。

(補足)
・[283]でかたせ2号が想定した、ドイツ国内での「懲罰的な」核爆発が起きる可能性、は取り下げます。DS最高幹部はその「目的」を達成したので、不要になりました。

以上