ゼレンスキーの発言と行動の位置づけについて(今後の予想)
かたせ2号です。
最近のゼレンスキーは何の遠慮もなく周りに要請(半ば命令)していく立場になって偉そうにしゃべっていますね。
彼のスピーチする内容は、現在、DS最高幹部の禍々(まがまが)しい意思を修正なく、その肉声をそのままストレートに表明していると見ていいと思います。
(詳細は、ふじむら掲示板[234]の私の投稿を参照ください。)
今後の予想をします。
ゼレンスキーは、これまで、ウクライナ一国の政治的指導者の立ち位置で、世界に自国の窮状を訴える役割を果たしてきましたが、今後は、DS最高幹部の肉声をそのまま世界に発信していくのが、彼の中心的な役割になるでしょう。
2022年4月3日に、ブチャ事件でロシア軍の行為(とでっちあげて)を「ジェノサイド」と名付けて非難しました。実はこれが、ゼレンスキーの発言を通して、DS最高幹部の肉声が発せられた、ほぼ、最初だったかもしれません。
そして、今後、彼の発するメッセージは、総合すれば、以下のようになるでしょう。
[234]から再掲します。
「NATO加盟国がロシアからの天然ガスを止められて国民生活がいくら苦境に立たされようが、知ったことか、プーチンからのルーブル払いの要求には絶対に屈するな、ロシアを悪魔の化身(にしたててやった)なのだから、さっさと米軍・NATO軍をウクライナに投入しろ」
これは無茶な要求です。
しかし、これを世界の人々は、侵略されている国家ウクライナの大統領が窮状を訴えている発言だと誤解して受け取るわけです。そこにはゼレンスキーの姿しか見えないのですから、しかたありません。そうすると反対がかなりしづらくなるんですね。そういう状況を利用して、DS最高幹部は、関係各国に圧力をかけて、自分の無茶な要求を実現できる可能性を高めることができるわけです。
巧妙な作戦ですね。
このようにして、DS最高幹部が、ウクライナのゼレンスキーの発言と行動を乗っ取ることで、このウクライナの戦いの最前線で陣頭指揮に立つことを決意し、実行を始めたのです。
さてしかし、最高幹部が最前線で陣頭指揮に立つ組織とは、いったいどのような状況でしょうか? 本来、最前戦で戦う場所には、その責任を預かる階層の人たちがいて、その人たちがきちんと動けばいいわけです。最高幹部が最前線で戦うというのは、その層の人たちがまったく頼りにならなくて、最高幹部が前で出ざるを得なっているだけのことなのです。かっこいい話では全くなくて、組織が危機的な状況であることの証拠にすぎません。
実際、私の分析ですが、DS最高幹部の意図を十分に理解し汲み取った上でその意図に沿う形で情報発信できる政治家(大統領、首相クラス)は、現在、世界中で、ウクライナのゼレンスキー、フランスのマクロン、イギリスのジョンソンの3名のみです。(詳しくは、ふじむら掲示板「236」の私の投稿を参照ください)
ですから、大きくみれば、ゼレンスキーがDS最高幹部の禍々(まがまが)しい意思を修正なくその肉声をそのままストレートに表明しはじめたというのは、DSにとって望ましい選択ではなく、そうせざるを得なくなっただけのことです。
何にせよ、これから、ゼレンスキーの発言と行動を通じてDS最高幹部の肉声が世界中に発信されることになります。ですから、そのことを理解できた方々は、世界がどう動いているかの一端について、かなり明瞭な見通しがつくわけです。そういう意味においてはよいことが起きたのかもしれません。
もう一つ予想をしておきます。
今後、ゼレンスキーの発言と行動はDS最高幹部の肉声を体現するのですから、DS最高幹部の指示・命令の元で動いてきたヨーロッパの政治的指導者のそれよりもずっと重みを増すことになるでしょう。
実際、そのような動きがすでに起こっていますね。
FNNプライムオンラインから。
記事名:EUトップがキーウを訪問 ゼレンスキー大統領と会談
2022年4月9日配信
https://www.fnn.jp/articles/-/344609
BBCニュースサイトから。
記事名:ジョンソン英首相、キーウ電撃訪問 ゼレンスキー大統領に装甲車など追加支援約束
2022年4月10日
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0f9713f7400ff5bddc417e945bcf5d9dba563fc
ロイター通信サイトから。
記事名:オーストリア首相もウクライナ訪問、2022年4月9日にゼレンスキー氏と会談
2022年4月9日
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-austria-idJPKCN2M0246
かたせ2号です。
記事内容は引用しませんでした。必要ないからです。
EUトップ、イギリス首相、オーストリア首相がこの数日にウクライナのゼレンスキーの元を訪問しました。
これまでなら、ゼレンスキーが相手国を訪問するか、もしくはオンラインで会談をするところでしたから、急激な変化ですね。
どこの世の中でもそうですが、通常、訪問する側は立場が下で、訪問を受ける側が立場が上です。ですから、このような出来事を通じて、ゼレンスキーの立場を持ち上げていこうとする演出、セレモニーが行われつつあるわけです。最終的には、ヨーロッパの政治的指導者よりもゼレンスキーの方が、位が上、という段階にまでいくと私は予想します。
(補足)今回書いた内容について、別の言い方をすると、以下のようになります。
DS最高幹部のいる場所、所在がついに特定された。それは「ゼレンスキーの発言と行動の中」である。この事実は、アメリカのバイデン、ロシアのプーチン、ヨーロッパの主だった政治家によって、当然ながら、十分に理解・把握されています。この事実を前提に、これからの世界が動いていきます。
以上