お正月らしい投稿を発見した(2025年1月4日)
かたせ2号です。
お正月らしい投稿を発見した(2025年1月4日)、の件。
重たい掲示板での、お正月らしい、投稿を伊藤睦月さんからご教示いただきました。群馬のゆみこさんの投稿です。
(引用はじめ)
みなさんも、本ばかり読んでいないで、わたしのように世間に出て、年寄りの話とかを聞いてみてください。そして年寄りの知恵をもらい、互いの波動を交流させて、より良い人生を作っていきましょう。ネットなんか、誰も見てないから。
(引用終わり)
かたせ2号です。結論から言うと、伊藤睦月さんと同様、このご意見に賛成です。
ごもっとも。。。
やはり、自分と違う世代の人の話を聞くのはとても大切だと、前々から思っていたので。。
さて、年末年始は、なぜかワタシは、「連合赤軍事件 50年目の真相」(宝島社文庫、2020年12月刊)
という本を読了した。
ワタシは、1972年2月に起きた、この事件や背景を詳しく知ることなく、今まで過ごしてきました。
この事件については、その前後の連合赤軍派内部での「総括」というリンチ殺人の顛末(てんまつ)が報道され、それまで衰退傾向にあった学生運動が、一気に勢いを失ったとまでは知っていましたが。
上記の文庫本の26ページから引用します。
(引用開始)
(あさま)山荘は下から見上げてみるとまさに“要塞”のようで、機動隊が攻めあぐんだというのも、十分理解できる。
ある元メンバーは、「偶然なんだけど、ある意味一番いい場所に逃げ込んじゃったんだな。崖の上にあって、入口が小さい。あそこ以外の山荘だったら、絶対にあんなに事件は長期化していないよ」と語っていたが、それは確かであろう。
(引用終わり)
かたせ2号です。
こんな歴史の偶然を引き起こした「歴史の神」の正体が、神か悪魔か、あるいは両方による共同作業なのか、わたしには、当然ながら、わかりかねますが、
それはともかく、生中継での最高視聴率が89.7%だった(この記録はいまだ破られていない)、この事件の当時の「熱気」をワタシはまったく知らなかったわけです。
そういうのも、たとえば10歳以上年配の方に聞けば、実感をもってわかるはずです。そんなことを思い出しました。
数十年前から感じていたことですが、
今、世の中を見ていて問題点と思うのは、交際する世代の幅が狭いこと。あるいは、たいていの方が、企業に勤めているわけですが、一日八時間、あるいは十時間というものを拘束されている。これは、人間の人生においては、非常にもったいないことです。
ですから、いろんな世代の人と、いろんな経験を得た人と話ができるような、ま、そんな場が世の中にできたらと思うわけです。そして、いろんな人と話し、「いやあ、若いうちには辛いことも多いよ。私もそんなときがあったけれども、こうやって乗り越えたんだよ」と、そういうことが言えるような場がほしいです。
でも、どうやったらできるんでしょうかね? 難題です。
あと、読書論。ワタシも加藤周一の「読書術」(当時はカッパブックス。現在は、岩波現代文庫)を読みました。
ワタシのような50歳代後半になると、健康寿命が尽きるまで、平均で計算して、長く見積もって、あと20年弱というのがわかるので、以下は、ワタシのこころがけ(老年向け)です。ご参考ください。
(1)自分が興味を持っている分野の本をすべて読破する夢は、捨てる。
(2)自分が読む本について、最初から最後まで読むのを原則としない。拾い読みで満足する。
(3)本を読んだ冊数が多ければ、その人間が信頼に値するというのは間違い、と気づく。優秀な人間であっても、信頼に値する人間でない場合もありえる。別に、渡部昇一のことを言っているわけではない 笑い
名古屋名著読書会さんのポスト (2024年12月2日)
https://x.com/nagoyabookclub/status/1863546424694333494
「私の卒業論文を閲読してくださった渡部昇一教授の蔵書は15万冊。杉並区のご自宅は地下3階まである巨大な書庫を備えていた。「先生、これってバベルの図書館ですよね」と申し上げたら、「みんなにそう言われるんだよ」と愉快そうに笑われた。
先生が亡くなって七年。図書館はどうなっているだろう。」
かたせ2号です。バベルの塔のような図書館だったというのは、案外間違いでなかったかもしれない。
渡部昇一先生、残念でした。
以上が、2024年を終了した現時点にあたってのワタシの「所感」です。
群馬のゆみこさん、伊藤睦月さん、
どうもありがとうございました。
かたせ2号拝
以上