「我々は、クリミアを含むロシアに征服されたすべての領土の領土保全の回復とウクライナの統合的な勝利のためにいる」とフランス政府高官は述べた。(2022年6月16日)

かたせ2号 投稿日:2022/06/18 16:59

<かたせ2号の主張>
・フランスのマクロン大統領は、2022年6月16日のキエフで、「公には」これまでのジョージ・ソロス(報道官:イギリスのトラス外相)の路線「クリミアを含むロシアに征服されたすべての領土の領土保全の回復とウクライナの統合的な勝利」から逸脱した発言を一切していません。

・しかし、DS最高幹部の一人、ジョージ・ソロスに、フランス・ドイツ・イタリアのDS中堅幹部(政治的指導者たち)が屈服して命乞いをしに、ウクライナを訪れたようには全く見えません。ジョージ・ソロス(報道官:イギリスのトラス外相)は以前から、EU諸国はロシアのエネルギーへの依存をやめるべきと主張(命令)していましたが、それに対する仏独伊からの「みやげ話」(ロシアエネルギーの輸入を停止します、という方針転換の表明)が、今回、まったくなく、かつ、ウクライナが直近で必要なものについての「行動」の表明もなかったからです。

・なので、
ふじむら掲示板[350]「仏独伊各首脳は、ゼレンスキーにロシアと和平交渉に着くことを「秘密交渉で」要求した(2022年6月16日)。」
および、
ふじむら掲示板「[349] ヨーロッパ内でのDSの分裂が明らかになった。「ジョンソン英首相、ウクライナ首都を電撃訪問…サイバー分野など軍事訓練提案」(2022年6月17日)」
での私、かたせ2号の主張は、このまま維持します。

・以下に諸事実を提示しますが、私は、これらはキッシンジャーお得意の「秘密外交」であると見ます。「客人たちはウクライナに圧力をかけなかった」=クレーバ・ウクライナ外相、なんてことは、わざわざ発表する必要はないはず。

<以下、事実の提示>

CNNサイトから(Yahoo news経由)
記事名:欧州諸国はプーチン氏挑発を恐れるな、ウクライナに「譲歩の圧力掛けてはならない」とラトビア外相
2022年6月16日配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd57d987b7e64a29ca40c80dd97e1fd937e6043d

(抜粋開始)
訪米中のラトビアのリンケービッチ外相は2022年6月15日、ワシントンでCNNの単独インタビューに応じ、欧州各国の首脳がロシアのプーチン大統領を挑発するとの懸念から行動を控えてはならず、国際社会はウクライナに戦争終結のために譲歩をさせるような圧力を掛けてはならないとの考えを示した。
リンケービッチ氏は、プーチン氏への挑発を恐れる首脳を名指しこそしなかったが、「プーチン氏が屈辱を受ける様子を見たくない、何らかの出口を提供するべきだと時折公言することでよく知られた人物」と言及した。フランスのマクロン大統領を指した発言とみられる。マクロン氏は今月初め、「戦闘が停止したときに外交的手段を通じて出口を作れるように、我々はロシアに屈辱を与えてはならない」と発言していた。
リンケービッチ氏は、こうした方法は「理にかなうものではない」と述べ、「多くの首都で考え方を変える必要がある」との認識を示した。戦争終結に向けてプーチン氏に働き掛ける外交努力は結果が出ておらず、「(ロシア人は)戦うウクライナ人によってのみ止められる」と語った。
リンケービッチ氏はさらに、「何人もウクライナに対して、ロシアに譲歩するように圧力を掛けてはいけない」とも発言した。停戦のための領土割譲などの譲歩は一定期間機能するかもしれないが、将来のロシアによる侵略を永続的に抑止できるかには疑問が残るとした。
(抜粋終わり)

かたせ2号です。
このように、フランスのマクロン大統領の言動へ相当な圧力がかかっている中、2022年6月16日、「公には」マクロンは、これまでのジョージ・ソロス(報道官:イギリスのトラス外相)の路線「クリミアを含むロシアに征服されたすべての領土の領土保全の回復とウクライナの統合的な勝利」を逸脱することはありませんでした。

Tsuyoshi Gorokuさんのツイートから(細かく事実を追っているのでありがたいです。)
2022年6月17日
https://twitter.com/t_gordau/status/1537976779738333184

(引用、一部補足追記開始)
昨日(2022年6月16日)の記者会見での(フランス、ドイツ、イタリア、ルーマニア)4首脳の「言葉」は、候補国地位付与支持とともに「構えていた」キーウ(ウクライナ)には安心材料だっただろうが、他方で直近で必要なものについての「行動」は打ち出されず。ただ記者会見最後の「屈辱」問題へのマクロンの回答(彼の真意)は興味深い。
<記者会見のyoutube動画:https://youtu.be/dTYXav6hKQc?t=3834
記者会見最後であまり英メディアも含め注目されていないが、フランスのマクロン大統領曰く、
・「第一次世界大戦後、フランスは歴史的過ちを犯し平和を損なった。ドイツを辱めたから」
・他方、「屈辱問題について私は現在でなく「将来」の文脈で話している」
・「今日、ロシアがウクライナに戦争を仕掛けている。今日その戦争に勝たねばならない」
・「フランスは、ウクライナがその主権と領土を維持できるよう明確に支援する」

Tsuyoshi Gorokuです。
今回、マクロン大統領は何度か「この戦争に勝たないといけない」と発言している。そして「勝利」の定義=主権と領土一体性の維持ということは、2014年ラインだと考えられ、実際、キエフ訪問中の仏外交官も同じラインで発言している。
(CNNのサイト:https://onl.bz/Afefw7B)から抜粋。
キーウに随行の仏外交官:”We are for an integral victory with restoration of territorial integrity on all territories conquered by the Russians, including Crimea,” the French official said.(「我々は、クリミアを含むロシアに征服されたすべての領土の領土保全の回復と統合的な勝利のためにいる」とフランス政府高官は述べた。)
(引用、一部補足追記終わり)

かたせ2号です。また、以下のように、マクロンの言動をフォローする発言が、ウクライナ外相からも出ています。

記事名:「客人たちはウクライナに圧力をかけなかった」=クレーバ・ウクライナ外相、4国首脳のキーウ訪問の「5つの結果」を発表
2022年6月16日配信
https://onl.bz/Lx8stQ2

(抜粋開始)
最後に、クレーバ氏は、協議の際に、賓客たちが、ウクライナを強制したり、促したり、圧力をかけたり、結びつけたりするようなことはなかったと強調した。
(抜粋終わり)

以上