(前置き(その2))デイリー・メール紙の報道に対する、ロシアの反応(タス通信記事)を以下に示す。

かたせ2号 投稿日:2022/11/06 21:06

かたせ2号です。
まず、リズ・トラスの携帯電話ハッキングをめぐる、デイリー・メール紙の報道(2022年10月29日)の記事を抜粋する。

(抜粋開始)
リズ・トラスの個人的な携帯電話 が、クレムリンのために働いていると疑われるエージェントにハッキングされていたことが、The Mail on Sunday(デイリー・メールの姉妹紙の
日曜新聞)によって明らかにされました。
このサイバースパイは、主要な国際的パートナーとの極秘のやりとりや、彼女の主要な政治的盟友であるKwasi Kwarteng国会議員とのプライベートな会話にアクセスしたとみられています。
ある情報筋によると、携帯電話は非常に危険な状態にあったため、現在では政府の安全な場所にある鍵付きの金庫に保管されているとのことです。
このハッキングは、トラス女史が外務大臣だった夏の党首選挙中に発覚しましたが、当時首相だったボリス・ジョンソンとサイモン・ケース官房長官によって詳細がもみ消されました。
(抜粋終わり)

かたせ2号です。
上の記事を受けて、2日後の2022年10月31日に、ロシアのタス通信が反応を示した。
その中で、タス通信は、記事名に「クレムリン、リズ・トラス電話ハッキング報道を「タブロイド報道」と非難」と記載することで、デイリー・メールの主張はウソだという論調を一応は維持している。しかし、一方で、デイリー・メールの主張内容を正確かつ詳細に紹介することで、「真実」はこれだとばらしにかかったのかもしれない。

以下に引用する。

タス通信(英語版)記事。
記事名:クレムリン、リズ・トラス電話ハッキング報道を「タブロイド報道」と非難
副題:ドミトリー・ペスコフが言ったように、英国のメディアは現在、真剣に受け止められるような報道をほとんどしていない。
2022年10月31日配信
https://tass.com/politics/1530191
(引用開始)
ロシア情報機関がリズ・トラス元英首相の電話をハッキングしたとする報道は「タブロイド報道」として扱うべきだと、ドミトリー・ペスコフ露大統領報道官は述べた。
「残念ながら、英国のメディアは現在、真剣に受け止められるような報道をほとんど行っていない。我々はそのような出版物を『タブロイド報道』と見ている」と指摘し、トラス氏の携帯電話からの情報漏洩に関する報道についてコメントした。
Mail on Sunday紙(Daily Mail紙の姉妹紙の日曜新聞)は2022年10月29日、「リズ・トラスの個人用携帯電話が、クレムリンのために働いていると疑われるエージェントによってハッキングされた」と主張した。
同紙は、英国のセキュリティ・サービスの情報源を引用し、トラスの携帯電話は彼女が外務大臣を務めていたときにハッキングされたと述べた。ハッキングが発覚したのは2022年7月で、トラス氏が首相選に出馬する直前だった。同紙の情報筋によると、犯人は1年分のトラスのメッセージにアクセスし、機密情報やロンドンの主要同盟国との会談内容、ウクライナへの武器供給に関する情報などを入手したという。この詳細は、トラス氏の首相就任を阻む可能性があったため、当時英国内閣を率いていたボリス・ジョンソン氏が抑えたという。同紙はさらに、「セキュリティ関係者が明かした驚くべき事件は、なぜトラスさんが首相になる直前に10年以上使っていた携帯電話の番号を変更させられたのかという謎を解くものだ。」と述べている。
(引用終わり)

かたせ2号です。
みなさん。
上の、2つの記事を、精確に読み込むと、おそるべき事実に気がつくはずです。
ですから、少しだけ、読み込んでみてください。

よろしくお願いいたします。
なお、答え合わせは、すぐに下の、ふじむら掲示板[529]で、行ないます。

以上