補足

かたせ2号 投稿日:2022/10/22 07:43

かたせ2号です。
朝日新聞サイトでも踏み込めなかった領域について、しつこく考えています。

ドミートリー・メドヴェージェフ(プーチンの盟友。ロシア連邦安全保障理事会副議長)のイーロン・マスクへの呼びかけのツイート。
午後2:53 ・ 2022年10月21日(日本時間)
https://twitter.com/MedvedevRussiaE/status/1583335719950745600
【See you in Moscow on the Victory Day!
(日本語訳)来たるべき勝利の日に、モスクワにてお会いしましょう!】

これを、イーロン・マスクを「敵」とみなしての発言と解釈できるでしょうか。
たとえば、このツイートをメドベージェフが、ウクライナのゼレンスキーに投げかけたとします。まず、メドベージェフにとっての「Victory Day」を、ゼレンスキーとしては意味を共有できないはずです。彼にとって、それは、「Day of Defeat(敗北の日)」になるはずなので。
しかしそれでも、これは、「敵」に対するあてつけとしての「Victory Day」という表現であり、かつ、ゼレンスキーが敗北者としてモスクワに連行されることまで想定しているのだ、という解釈も成り立ちます。
この想定には、かなりの無理がありそうです。
そもそも、イーロン・マスクは、モスクワに連行されるような立場にはありません。

ですから、このツイートは、
同盟を結んだ相手(イーロン・マスク)に対して、
「ともに勝利を祝える日が来るのを待ち望みましょう。勝利した暁(あかつき)にはあなたをモスクワに招待しますよ」という、気持ちの高揚した文章(最後に「!」がついている)ととるのが、素直な解釈ではないでしょうか。

以上