本日(2022年7月11日)の「NHKの地上波番組」に、統一教会系のNGOの集会で安倍晋三が「演説の機会をいただいたことを光栄に思います」と大型スクリーンで述べる姿が放映された。
かたせ2号です。
表題の事実は、「やや日刊カルト新聞」のサイトをこまめに見に行くマニアの層なら、常識だ。
しかし、テレビしか見ない層の大多数の日本人たちは、知らない内容だ。だから、本日のNHK番組「クローズアップ現代プラス」で、表題の映像を見た人たちはさぞ驚いたことだろう。
本日放映(2022年7月11日19時30分から)の「NHK クローズアップ現代プラス」の放送内容は以下の通り。
題名:安倍元首相銃撃 事件の“背景”に何が
「選挙戦の最中、安倍元総理大臣が銃撃され、死亡した未曾有の事件。逮捕されたのは山上徹也容疑者(41)。逮捕後、山上容疑者は「特定の宗教団体に恨みがあった」「母親が宗教団体にのめり込み、多額の寄付をするなどして、家庭生活がめちゃくちゃになった」などと供述。なぜ宗教団体に恨みを持ったのか?なぜ安倍元総理大臣を銃撃したのか?事件の背景にいったい何があったのか?独自取材で深層に迫りました。」
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4684/
かたせ2号です。そして表題の映像が流された。
どうせ、犯人(役)の山上徹也の犯行動機を適当に追ってお茶を濁すだけだろうと思って漫然と見ていたので、びっくりした。どうやら、岸・安倍一族と統一教会との関係について、日本のテレビは放映してよい、との許可が下りているようだ。
安倍晋三よ、おまえはもうおしまいだ。
おまえは、保守ではなくカルトだと、知れ渡ったのだ。
今後、日本での安倍晋三の影響力は急速に消え失せるだろう。
参考に、以下の関連記事を転載する。
ネットを使って情報収集する層ならば、必ず見に行くであろうyahoo newsのサイトにも、こんな記事が載っている。統一教会の活動(社会的な害悪)に光が当たるのは、良いことだ。そしてそれは、安倍晋三襲撃事件がなければ起こり得なかった事態である。
FLASHサイト(Yahoo news経由)から
記事名:安倍元首相銃撃 容疑者が語っていた「統一教会との関係」を示す「祝電報道」2021年にはビデオメッセージも
2022年7月11日19時49分配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/0436e899fe267db67b602c96dc77e4d6e972c8ec
(引用開始)
2022年7月8日に発生した、安倍晋三元首相の銃撃事件。現行犯逮捕された山上徹也容疑者は、警察の調べに対し、「特定の宗教団体に恨みがあった」と供述している。
山上容疑者を知る男性は、山上容疑者が「自分の家族が統一教会に関わっていて、霊感商法トラブルでバラバラになってしまった。統一教会がなければ、今も家族といたと思う。統一教会は、安倍と関わりが深い。だから、警察も捜査ができないんだ」と語っていたと、本誌取材に証言している。
たしかに、同教団の関連団体「天宙平和連合」(UPF)が開いた大規模集会に、安倍元首相が祝電やビデオメッセージを寄せてきたことは、これまでも本誌や「しんぶん赤旗」などが報じている。
UPFは、統一協会の開祖である文鮮明(ムン・ソンミョン)氏(故人)と、その妻で現家庭連合総裁の韓鶴子(ハン・ハクチャ)氏が2005年にニューヨークで創設したNGOだ。
2006年6月、本誌は、UPFが日本で開催した「祖国郷土還元日本大会」に、安倍氏が祝電を送っていた事実を報じている。
2006年5月13日にマリンメッセ福岡で開かれた同大会には、統一教会教祖の文鮮明氏夫人・韓鶴子氏や四男が来日して基調講演をおこない、日韓の男女2500カップルによる「合同結婚式」もとりおこなわれた。
大会では、司会者から祝電が多数、寄せられているとの報告があった。そのなかで、安倍氏の名前が読み上げられたのだ。
「岸信介元総理大臣のお孫さんであられる……」
とわざわざ紹介されると、会場は拍手に包まれた。以前から自民党と統一教会の関係は深く、このときの大会には故・中曽根康弘元首相、中川秀直政調会長(当時)らが祝電を送っている。鹿児島選出の故・保岡興治代議士にいたっては、妻が講演会に出席、韓鶴子氏に記念品を渡す役まで務めた。
統一協会直系の韓国紙「世界日報」(2006年5月14日付)には、福岡で開かれた大会に、安倍氏が祝電を送ったことが紹介されている。
当時の安倍氏は小泉純一郎政権下で、内閣官房長官を務めていた。次期内閣総理大臣の最有力候補とされていた時期に、祝電を送っていたのである。
カルト宗教に詳しい紀藤正樹弁護士は、当時、こう語っている。
「統一教会は通常の宗教団体と違い、違法集団なのです。民事裁判の最高裁判決で示されているように、彼らの伝道、勧誘活動、経済活動などすべてが違法という判決が下りている。その統一教会の活動そのものに内閣官房長官が祝電を打つなんて、あってはならないことです。違法集団を支援していると思われてもしかたがない」
そもそも、安倍氏の祖父である故・岸信介元首相から、統一教会との関係は始まっている。統一教会の政治団体として国際勝共連合が1968年に設立された。
「設立には岸氏の協力があった。岸氏はその後も統一教会を訪れ信者を激励したり、教祖・文鮮明と会談するなどしている。安倍氏の父親の故・晋太郎氏も、1974年に帝国ホテルで開かれた文鮮明の晩餐会に出席、さらに勝共連合の機関紙『思想新聞』(1990年3月25日付)の勝共推進議員名簿にも名を連ねている」(統一教会ウオッチャー)
統一教会との関係は、安倍晋三氏一代かぎりのものではなかったのである。
当時から統一教会による霊感商法は社会問題化しており、全国霊感商法対策弁連が把握している被害相談額は、20055年12月までで総計2万6000件、940億円にのぼるという。
当時、本誌は安倍氏の事務所に再三、取材を申し込んだが、回答を得ることができなかった。
そして、安倍氏とUPFの関係性はその後も途絶えていなかった。
2021年9月12日、天宙平和連合が韓国の会場とオンラインで開いた集会「シンクタンク2022 希望前進大会」に、安倍氏がビデオメッセージを送っていたことを、「しんぶん赤旗」が報じている。
「しんぶん赤旗」によると、同集会では、トランプ前米国大統領に続き、議員バッジをつけた安倍氏が会場の大型スクリーンに映し出され、約5分間の演説をしたという。
安倍氏は「演説の機会をいただいたことを光栄に思います」と述べ、次のような発言をしたと報じられている。
(かたせ注:まさにこの上の場面が、本日(2002年7月11日)のNHK地上波番組「クローズアップ現代」で放映された。)
「今日に至るまでUPFとともに世界各地の紛争の解決、とりわけ朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ、皆さまに敬意を表します」
さらに、安倍氏は、「UPFの平和ビジョンにおいて、家庭の価値を強調する点を高く評価いたします」「偏った価値観を社会革命運動として展開する動きに警戒しましょう」と呼びかけた。
集会の司会者は、「たいへん感動的な演説」と評価したという。「しんぶん赤旗」の取材に、UPFジャパン(東京都新宿区)は、米国のUPFインターナショナルと「ワシントン・タイムズ」(旧統一協会系メディア)が、安倍氏側にビデオメッセージを依頼したと説明している。
旧統一協会系月刊誌『世界思想』には、安倍氏の写真が何度も表紙に使われている。
2022年7月11日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が会見を開き、日本教会会長の田中富広氏が安倍元総理との関係について問われ、こう語った。
「私たちの友好団体が主催する行事に、安倍元首相がメッセージなどを送られたことはある。安倍元首相はハン・ハクチャ総裁が指導され、多くの世界の指導者が推進されている世界平和運動に賛意を表明してくださっていた」
山上容疑者が統一教会に不満を持っていたとしても、安倍氏を銃撃していい理由にはまったくならない。しかし教団には、より詳細な説明をする責任があるのではないだろうか。
(引用終わり)
以上