日本の政治家が統一教会に汚染されてしまった歴史への反省として、政治家に課すべき「戒律」(案)を考えてみた。

かたせ2号 投稿日:2022/07/15 17:54

かたせ2号です。

政治家は、新興宗教団体とのお付き合いの際には、以下の「戒律」(案)を守ってほしい。

・自分の政治的信条と波長が合うもの(もしくは金銭的利便)を提供してくるから、その新興宗教団体と協力関係になる、では、条件がゆるすぎる。
・その新興宗教団体の説く教えおよび活動内容を確認し、それらが正しいか間違っているか自分で判断すべきだ。教えおよび活動内容の両方に問題がない場合にのみ、協力関係に入ってよい。
・その教えもしくは活動内容が間違っていると判断した新興宗教団体には、たとえ、自分の政治的信条と波長が合うもの(もしくは金銭的利便)を相手が提供してきても受け取ってはならない。その皿に乗っているモノを食べてしまうと、最後には、自分自身が食い殺されてしまう。

かたせ2号です。
ただし、上記の「戒律」を厳密に適用すると、政治家が協力関係に入れる新興宗教団体がほとんどなくなる、というのもまた厳然たる事実である。

次に、上記の「戒律」を守れる政治家であるのか判定できる質問を考えてみた。

(質問開始)
「あなたの家の近くに、ある新興宗教が建てた立派な美術館がある(実際にそういう美術館は日本に存在する)。その新興宗教は、教えあるいは活動面で間違っている、とあなたが判断しているとする。
その美術館で、あなたがとても気に入っている有名な画家の展覧会が開催されることになった。あなたは、その、新興宗教が建てた美術館の展覧会に行きますか?」
(質問終わり)

かたせ2号です。
ここで以下のような回答をした政治家(Aさん)がいたとしよう。
Aさんはこう言うのです。
「自分が好きな画家の絵を見に行くかどうかという判断は、その新興宗教の教えの是非の判断とは直接は関係ないし、分けてもかまわないから、展覧会には行く」。

私、かたせ2号はこう応える。
Aさん、あなたの考え方の構造は、
「統一教会は自分たちの政治活動の強い味方なので、『霊感商法』など取るに足らない話だ」と考える輩(やから)のモノと同じである。最後は、そこにまで行き着いてしまいます。Aさん、この指摘にあなたは抗弁できないでしょう? だから、あなたのその判断は間違いです。

だから、以下の回答が正解だと、かたせ2号は考える。
「自分が展覧会に行ってその新興宗教の収益に貢献するのはイヤだから、好きな画家の展覧会ではあるけれど、行くのは我慢してやめる」

以上のような設例であらかじめ考えておけば、統一教会と政治思想の近い政治家たちが統一教会と協力関係にあることを、国民は容認してよいかの判断は、結論が出しやすくなると考える。

結論は以下の通り。

統一教会の「霊感商法」が社会悪だと判定した政治家は、統一教会の主張する政治思想がたとえその政治家の政治思想とほぼ同じであっても、やはり、統一教会と協力関係に入ってはいけない。

そして、統一教会の「霊感商法」が社会悪には該当しないと判定すれば、統一教会と協力関係に入ってもよい。ただし、そのような判定をしている政治家だと明るみになると、失脚するだろう。このカテゴリーに、安倍晋三の応援団をしてきた議員たちの現況および将来の姿が含まれる。

以上