政治家(ではなかった)小泉純一郎のこと

かたせ2号 投稿日:2022/03/17 21:34

「そこの八百屋のおっちゃん、おばちゃん、その人たちをそのままで愛さなきゃならない。そこにしか政治はないんだ。政治の原点はそこにあるんだ。」と述べた田中角栄の心根(こころね)の優しさに比べ、
小泉純一郎のあの酷薄(こくはく)ぶりはなんであろうか。
2000年代はじめ、郵政民営化の時代、小泉は、アメリカの要求と自らとを一体化させ、絶対に負けない態勢を組んだうえで、敵とみなした多数の日本人政治家に斬りかかって、倒していった。彼はその真剣勝負に自らの生命の輝きと喜びとを見出した、実は、ただそれだけだったのではないか?
その視線の先に日本国民の生活への配慮はなかった。

結局、日本国民にとり、あの時代は「キチガイに刃物」の時代であった。そう私は考える。

それが証拠に、2022年現在、郵便局はなぜ民営化しなければならなかったか?の問いに答えられる人はいないのではないか?
残ったのは、国民の財産の毀損だけである。

補足:いまから100年後の日本人に小泉純一郎はどのように評価されるのだろうか?
戦国時代、イエズス会の要求と自らとを一体化させてのしあがった織田信長と同じように、「快男児」として評価されるのかな? そこのところはよくわからない。