政治とは、「グループ間抗争と落としどころの結果」ではない。
かたせ2号です。
<最初に>
イーロン・マスクの言動を観察していて、表題のことをとても痛感した。
なので、この今のタイミングで、表題の主張をする。
<以下、本文>
9代目 kosukeさんのツイート(2022年7月3日)を引用する。
https://mobile.twitter.com/YKyk07070707/status/1543561140281942018
(引用開始)
日本人は政治をグループ間抗争と落としどころの結果と思うよね。
思想が政治の原動力になっているという事がわからない。
実際に日本の政治は思想が原動力になっていないから
よその国もそうだと思っちゃっている。
日本の政治シーンで譲れない思想のせめぎあいとか無いからね。
(引用終わり)
かたせ2号です。
上のツイートの通りです。
ジョージ・ソロスも、ヘンリー・キッシンジャーも、リズ・トラスも、イーロン・マスクも、どのような思想上の対立軸があって、そして自分と相手とが、それぞれどのあたりの座標に位置しているのか、お互いに共通了解をした上で、争っている。
副島隆彦先生の主著「世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち」。この本で、副島隆彦先生が、日本にはじめて「ネオコン」や「リバータリアン」などの政治思潮を紹介し、日本人の知るところとなった。
この本の中から多くを学んだ人間の一人として、今になって痛感すること。
それは、この本によってアメリカ政治思想が個別に紹介された背後に、上記のような世界の実情を伝えるメッセージが確かに息づいていることだ。
すなわち「世界の政治家は『政治思想の対立軸』に準拠して、自らと相手とが、どの位置にいるのか、お互い、十分に把握した上で行動・発言している」というメッセージだ。
以上