古村治彦氏の新刊「トランプの電撃作戦」を読んだ感想。

会員番号 8279 投稿日:2025/04/06 01:22

はじめまして。
会員番号8279の者です。

古村治彦氏の新刊「トランプの電撃作戦」を読みましたので感想を投稿します。

拙い文章になりますがよろしくお願いします。

トランプ分析に関する本として非常に優れていると思います。

まず2024年のトランプ当選の功労者であるイーロン・マスクの分析はもとより、
彼と関係の深いピーター・ティールについても「詳細」に分析されているのがいい。
(彼らの生い立ち、経営してる会社、誰が彼らをトランプと引き合わせたのか?の分析がある)

個人的に好きな章は第5章の「トランプ率いるアメリカから離れ、ヨーロッパはロシアに、アジアは中国に接近する」である。
気にいった理由は本書のサブタイトルの箇所にも含まれてるが、アメリカの世界覇権からの撤退、
脱ドル化に向かうアメリカとそれ以外の国の近未来の分析及び予測がされているから。
(特にインドネシアの分析は日本の衰退を鈍化させるためにも重要だと思っている)

P271には、2024年に中国の最高指導部の要人たち(習近平を含む)と会談できた某アメリカ人の名前及びその分析がある。
(習近平には一国の首脳でも会うのは難しい。またアメリカは衰退国家で中国は上がり調子の国なので中国抜きの政治分析は精度が低いものとなる)

P122~126ではCIAとDNIの閣僚人事を分析することでトランプが「大きい戦争を起こさない」という決意をしている事がわかる。

また本書P173~185になるが、現時点での情報はかなり少ないはずなのに
2028年の米大統領選に立候補しそうな人物やその周辺情報についても分析もある(笑)。

あと本書の情報量は膨大なので、将来、トランプ関係のニュースがあった時の手引書的な
資料として購入し、本書と照らし合わせるのもいいと思う。
(英文の記事等を読みウラをとるのはかなりシンドイ)

世界(日本を含む)の政治・経済に興味のある方には必須の書籍であると思う。

最後になりますが、今回投稿した本文とほぼ同じ内容のものをamazonのレビューに投稿しようと
した所、レビューが反映されず、翌日にレビューのサポートにメールで問い合わせた所、
レビューの承認に1週間ほど、時間をみといて下さい、という回答でした。
試しに過去私がamazonで買った中古の商品のレビューを書いたところ20分程度で反映されました。
権力者(達)の共同謀議を感じました(笑、冗談です)

以上です。