リトアニア大統領は、EUのボレル上席代表(外務大臣)の制止を振りきって、カリーニングラードへの列車通過禁止措置を継続する、と発表(2022年6月25日)。

かたせ2号 投稿日:2022/06/28 06:09

かたせ2号です。
リトアニア大統領は、EUのボレル上席代表(外務大臣)の制止を振りきって、カリーニングラードへの列車通過禁止措置を継続する、と発表(2022年6月25日)。
まさか、こう来るとは。。私、かたせ2号の読みが甘かった。
西側の情報配信の会社は(ロイターやAFP)は、その前の、EUのボレルの心変わり(2022年6月23日)を黙殺して配信しなかったので、このリトアニア大統領の最新の動きをいまさら配信できなくなっている。

J_satoさんのツイートから。
https://twitter.com/j_sato/status/1541290092752277510
(引用開始)
リトアニア大統領、リトアニアは例外を認めずロシア本土と飛び地カリーニングラード間の輸送についても自国を通過するものについては経済制裁を適用するとFacebookに書き込み。EUは、ロシアの圧力に屈して経済制裁の例外を作ってはいけないと。
(引用終わり)

かたせ2号です。
上記J_satoさんのツイートで引用のあった、RTサイト(ロシアが本拠)の記事から。
記事名:リトアニア、ロシア飛び地へのトランジットに対する姿勢を明確化
副題:ナウセダ大統領は、カリーニングラードとの間に制裁品のための「回廊」はあり得ないと述べている。
2022年6月26日配信
https://www.rt.com/russia/557833-lithuania-kaliningrad-transit-stance/

(引用開始)
リトアニアは、カリーニングラード地方とロシアの他の地域との間の制裁物資の通過禁止を維持すると、同国のギタナス・ナウセダ大統領は警告した。
「リトアニアがEUの制裁を実施しなければならず、また実施することは絶対に明らかだ」と、ナウセダ大統領は土曜日(2022年6月25日)のフェイスブックに書き込んでいる。
「リトアニアは自国の領土を通過する物品を管理しなければならないし、そうするつもりだ。『回廊』はありえないし、クレムリンの脅しに対抗してロシアを宥めることもできない。私は欧州委員会の委員長に、リトアニアがこの状況をどのように見ているかを明らかにした。」
カリーニングラードは、リトアニアとポーランドに挟まれた小さなロシアの飛び地である。1週間前(2022年6月18日)、リトアニアの国営鉄道会社は、ブリュッセルからの指示を理由に、カリーニングラードとロシアの他の地域との間の制裁物資の輸送を停止した。
EUは2022年2月にロシア機に対して領空を閉鎖したため、カリーニングラード当局に残された唯一の選択肢は、ロシアのバルト海の港を利用した貨物輸送である。
EUは、2022年2月下旬に開始したウクライナでの軍事作戦に対応するため、モスクワに大規模な制裁を課した。
リトアニアのナウセダ大統領は土曜日(2022年6月25日)に、ビリニュスはEUの第4次制限パッケージに従って行動しており、それは「リトアニアの積極的な参加によって」採択されたものだと繰り返した。
EUは先に、ロシア製品の通過を部分的に禁止する動きでリトアニアを支持した。ロシアは、通過の妨害は国際法上違法であると主張し、報復を予告している。
タイムズ紙は木曜日(2022年6月23日)、イタリアなど複数の欧州政府が欧州委員会に危機の打開を要請したと報じた。
リトアニアの欧州議会議員であるペトラス・アウストラヴィシウス氏は金曜日(2022年6月24日)に、無名のEU加盟国(リトアニア)が、制裁対象品のロシア間輸送を認めるよう欧州委員会に提案したと述べた。アウステルヴィシウス議員は、ブリュッセルに対し、「侵略者の圧力に屈し、治外法権の免除や譲歩を作り出さないよう」強く求めた。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、通過を部分的に禁止する決定が覆る可能性があることに希望を示した。「最善を望みつつ、最悪の事態に備えよう。それは我々が常に行っていることだ」と金曜日(2022年6月24日)に記者団に語った。
(引用終わり)

以上