ブレイク:小林恵子説もまた、無視すべからざるものである。

伊藤 投稿日:2024/11/23 04:01

伊藤睦月です。2054様、お心遣い、ありがとうございます。

 三笠宮は昭和天皇の弟君でしたね。オリエント学の大家として、国内より海外での名声が高かったと聞いております。三笠宮レベルになると、こだわりや偏見がうすくなるのでしょう。三笠宮もまた後進のために、尽力された方だったのですね。感銘を受けました。

 ところで、小林氏の主な主張をコンパクトにまとめたものとして、『古代倭王の正体』(祥伝社新書)が便利で、時々参照しております。それによると、彼女は、江上波夫(騎馬民族征服王朝説)の

実証、展開がメインテーマのようです。なるほど、それならよくわかります。小林氏の主要著作は「小林恵子 日本古代史シリーズ全9巻」で復刊されていて、一定数の支持者を獲得している、ということは、それに対する賛否は別として、「異端の説」として無視してよいものではない、と思います。松本清張や、古田武彦、岡田英弘、副島隆彦、井沢元彦、たちの説を無視してよいものではない、と同様です。魏志倭人伝の記述に素直に従っていけば、邪馬台国が奄美大島にある、という結論になることは自明ですから。なお、私は小林説は採りませんが。

2054様の投稿、楽しみにしております。今後ともどうぞよろしくお願いします。

伊藤睦月拝

追伸:私の入院の経緯については、今後、「医療掲示板」に書き込んでいくつもりです。