ブチャの事件をめぐる言葉の争い
かたせ2号です。
考えをまとめたので、取り急ぎ結論だけ書く。
ブチャの事件、これは、以下の言葉の奪い合いであった。
ロシアの軍事行動をどの言葉で非難するか?
バイデン「戦争犯罪」(この言葉で非難する間は、米軍・NATO軍はウクライナに投入されない)
対
DS「ジェノサイド」(米軍・NATO軍をウクライナに投入させるための謀略用語)
実は、ゼレンスキーがロシア軍の行為を「ジェノサイド」と名付ける1週間前に、以下のことが起きていた。
米、ロシア軍の行為は「戦争犯罪(war crime)」 公式に宣言
2022.03.24
https://www.cnn.co.jp/usa/35185290.html
そして、公式に宣言した(名前をつけた)際、米軍とNATO軍を動かす気配は一切なかった。この事実が大きい。だからこれが先例となり、以降、ロシアの軍事行動を「戦争犯罪(war crime)」と非難する際には、同時に、アメリカ政府は米軍・NATO軍をウクライナに動員しなくてよい、という行動とリンクされることになったのだ。
その後、バイデンはブチャの事件が「戦争犯罪」との判断を明確にし、ロシアもこのサインを認知。
そして現在、世界中の報道でも「ジェノサイド」ではなく「戦争犯罪」という言葉が使われている。
「ジェノサイド」という言葉に追随したのは、フランスのマクロンとイギリスのジョンソンのみ。
「戦争犯罪」という言葉が勝利。
ということは、トランプとプーチンが勝ち、DSがこの情報戦では負けた。
アメリカでも、DSでも、ロシアでも、上層部では、このような、言葉を巡っての熾烈な戦い、駆け引きがくりひろげられているのだ。
以上