フランスのマクロンは「ジェノサイド」の言葉の危険性にはっきりと気づいている

かたせ2号 投稿日:2022/04/19 05:10

かたせ2号です。
[252]に記載した記事を再掲します。

AFP通信から。
記事名:フランス大統領の「ジェノサイド」発言回避は「苦痛」 ウクライナ大統領
2022年4月14日配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c438843d7c762f1ffd7d8b76446c5b5a367ae010

(引用開始)
マクロン氏とドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相は2022年4月13日、「ジェノサイド」と呼ぶことを避け、強い非難の言葉を使うことは戦争終結の助けにならないと訴えた。
 マクロン氏は国営テレビ、フランス2(France 2)の取材に対し、国の指導者は言葉に注意を払うべきだと述べた。
 同氏は「ロシアは一方的に残忍な戦争を仕掛けたし、今やロシア軍が戦争犯罪を行ったと認知されている」「今起きていることは狂気の沙汰であり、信じ難いほど残忍だ」と認める一方、「同時に、私は事実を見つめ、この戦争を止め、平和を取り戻すためにできる限りの努力を続けたい。非難の言葉を強めることはその助けにならないのではないか」と述べた。
 マクロン氏は、特に「ウクライナ人とロシア人は兄弟のようなもの」であり、現状においてジェノサイドという言葉の使用には「慎重」であるべきだとした。
(引用終わり)

かたせ2号です。上記記事の下線部(かたせ2号が引いた)に注目ください。さらりと述べていますが、「ジェノサイド」という言葉の危険性に、マクロンははっきりと気づいていますね。

だいたい以下のような危険性だと、わたしは考えています。(「255」から再掲)

「ジェノサイド」
・2022年4月3日に、ウクライナのゼレンスキーが、ブチャの事件(DS最高幹部によるでっちあげ)を利用して、ロシアの軍事行動を「ジェノサイド」と名付けた。これはDS最高幹部の意向による。
・この言葉は、今後、米軍・NATO軍をウクライナに投入もしくはロシアに直接ぶつけるために使用する謀略用語である。
・この言葉は、西側世界(アメリカとヨーロッパ)の政治的指導者が、DS最高幹部の意向に服従することを表明するための用語である。ロシアの軍事行動は「ジェノサイド」です、と表明するとこの儀式は終了する。
・この言葉は、「ジェノサイド」された民族の発言に他の国々が何の文句も言えなくなるという、第2次世界大戦後の過去の実例を元に使用が決定された。この言葉をいったん受け入れてしまうと、「ジェノサイド」された民族の代表であるゼレンスキーの発言と行動に、一切反論できなくなる、そういう仕掛けが施されている。

以上