イーロン・マスク「Twitterファイル(6、7、8)」のわかりやすい解説を紹介する。(全8回。第5回目)
(5)Twitter ファイル 6、7、8、「Twitter社とFBIとの癒着」(2023年1月31日配信)
https://blog.goo.ne.jp/akamine_2015/e/ccd8e442453b6ed0566aac49546acfe1
(引用開始)
■Twitter File 6
Twitter File 6の内容についてお話をします。2022年12月16日に発表されまして、著者はマット・タイビーさんです。
このファイル6はFBIとTwitterのTrust & Safety部門の間で行われたコミュニケーションに焦点を当てている。FBI側ではTwitterに連絡を取って、これは誤った情報だ。これを広めたっていうアカウントを停止するとか、さまざまな措置を取ることを要求したというわけです。
中には、単に冗談でユーモラスなことを言っているようなものまで、風刺的なツイートすら問題にされることが多かったと言われております。FBIはTwitter職員と定期的に連絡を取っていました。そして両者のコンタクトは、メールや毎週の会議など頻繁に行われていました。
Twitterのトップスタッフが会社とFBIなどの関係を見て、もうTwitter社は政府とこの業界は同一化してるね。一体化してるねと言うようにまでなっていました。
つまり、Twitterは反トランプを旗印とする権力機関FBIの下請け機関化して、一体化していったということです。ここで登場してくるのが一番初めに名前を出した人間の一人、FBIサンフランシスコ支局のサイバー部門のナンバー2であるエルビス・チャンです。
エルビス・チャンはこのヨエル・ロスさん、TwitterのTrust & Safety部門の責任者と個人的な友人関係にもあって、頻繁に選挙干渉のリクエストをあげていたということ。
■Twitter File 7
Twitter File 7の内容ですが、これは2022年12月19日に発表されまして、著者はマイケル・シェレンバーガーさんです。この第7のファイルは、FBIがTwitter社になんとお金を払っていた。私たちの言う通りよくやってくれたので、報酬を出しますと言って、FBIから報酬をもらって不正な行為情報操作、検閲、情報統制をやっていたということです。
どのぐらい受け取ったかというと、341万5323ドル。FBIがTwitter社に支払ったと言うんです。TwitterはFBIに言論の自由を売り渡して報酬まで得ていたということです。
エルビス・チャンFBI捜査官はTwitterの幹部に連邦政府のセキュリティークリアランスの最高レベルを与えるように手配していたということです。
これはアメリカ連邦政府のセキュリティークリアランスは3段階になっていて、単に段階になっているだけじゃなく、部門ごとにどの部分のセキュリティークリアランスかというのも分かれていますが、選挙に関するトップレベルの情報が見られるようなセキュリティークリアランスを与えるように手配していたということです。
ここから先は私の考えですが、エルビス・チャンのような、FBIでいえば、中堅幹部とでもいうべき、地方局のある部門のナンバー2の責任者。こういった人には、最高レベルのセキュリティークリアランスを人に与えることの権限はないと思います。ということは、FBIのトップレベルの人たちが、一定のメンバーのTwitter社の人たちに対して、このセキュリティークリアランスを与えたと考えられます。国家機密の大変な漏えいが行われていたと。これだけで厳罰に処しなきゃいけないことです。FBIの幹部も処罰されなければいけません。
■Twitter File 8
Twitter File 8の内容なんですけれども、これは2022年12月20日に公表されまして、この著者がリー・ファンさんです。リー・ファンさんが書いたのは、Twitterの1から9までの間、第8ファイルだけです。
これはFBIやDHS国土安全保障省だけではなくて、米軍の一部もTwitter社に対してリクエストをしていたと言うんです。自分たちのアカウントに優遇措置を施すように、ブラックリストに配してホワイトリストと言いますが、より自分たちが発信している情報が検索されやすくするように、検索リストの上に来るようにしてもらうか、目立つようにしてもらうかということを、そういう情報操作をしてくださいということで、米軍の一部をやっていたと。
名前が出ているのは米中央軍、セントコムと言いますが、世界の中には地域ごとにアメリカが別々の軍を持っておりますが、米軍の中の米中央軍司令部というのは中東地域なんかをカバーしている米軍です。
それから特殊作戦軍なんかもTwitter社に対してそういうリクエストをしていたと。社内ではサイト整合性チームというのがあって、それが軍の側の要請を受けて、軍管理のアカウントをホワイトリストに載せて優遇措置をとっていました。
(引用終わり)