かたせ2号さんの投稿は、昔の記憶を思い出させてくれます。ありがとう。

伊藤 投稿日:2024/11/24 08:08

 伊藤睦月です。かたせ2号さんの投稿を一読して、思い出したことをいくつか。

(1)プラトンの「哲学王」をはじめとするエリート思想(ヒトラーを含む)を批判したものとしては、カール・ポパー(1902-1994)『開かれた社会とその敵』(1945年)があり、その

手法を用いて、現代政治史を回顧したものに、佐々木毅(1942-)の『プラトンの呪縛』があります。

(2)伊藤睦月です。ポパーの本は岩波文庫、佐々木の本は講談社学術文庫に入っているので、比較的手に入りやすいと思います。私は途中で挫折してほどなく、ブックオフにひきとってもらいました(苦笑)

(3)マルクスとポルポト(カンボジアの独裁者。「キリング・フィールド」という映画は副島先生の本にも出てきます)との関係ですが、むしろ毛沢東思想との関連を指摘する向きが多かったような。

(4)ソクラテスについても、ほとんどすべてが、プラトンの著作によっているので、ソクラテスの考えなのか、プラトンの考えなのか、よくわからない、というのが、現時点での感想です。

(5)篠原信氏の考えもまた、「祖述」されたものだとおもいますので、彼の考えより、彼の「種本」はなんだろう、と気にしてしまうのは、「アタシの悪いクセ。ウインク。(杉下右京)」ですね。

かたせ2号さん、いろんなことを思い出させてくれて、ありがとうございます。

以上、伊藤睦月拝