「英米」DSという副島隆彦先生の命名から思い至ったこと。

かたせ2号 投稿日:2022/05/28 21:11

かたせ2号です。
ドナルド・トランプが命名し世界中に広めた用語「DS」に、副島隆彦先生がおそらく世界ではじめて、「英米」を頭につけて、「英米DS」と名付け直した。
これは偉業である。
この「英米DS」という名前を、頭の中で反芻(はんすう)しているうちに以下の結論を導けた。ご参考ください。

1.結論
政治・軍事面において、戦後のフランスとドイツは、アメリカとイギリスに頭が上がらない。アメリカとイギリスは、フランスとドイツより国として格が上である。

2.根拠(結論に至った経緯)
(以下、世界普遍価値(world values)の考え方に基づいて推論した)
戦前の日本は、「日本軍国主義」の脅威から、アメリカによって解放された。このため、戦後の日本はアメリカに頭があがらない。
戦前の東欧諸国は、「ナチス・ドイツ」の脅威から、ソ連によって解放された。このため、戦後の東欧諸国はソ連(が存続する間は)に頭があがらなかった。
戦前の旧ユーゴスラビア地域は、「ナチス・ドイツ」の脅威から、自らの手(パルチザン活動)によって解放された。このため、戦後の旧ユーゴスラビアは、イギリス・アメリカ・ソ連に頭を下げる必要がなかった。旧ユーゴスラビアの指導者、チトーは独自の非同盟運動路線を進めることができた。
ということは、
戦前のフランスとドイツは、「ナチス・ドイツ」の脅威から、アメリカとイギリスによって解放された。このため、戦後のフランスとドイツは、政治・軍事面で、アメリカとイギリスの頭が上がらないはずである。そう考えないと筋が通らない。

3. 1.の結論から導き出されること

(1)NATOの主導権はアメリカとイギリスが握っている。
これは、以下に引用するド・ゴール大統領の行動からもわかる。誇り高きフランス人、ド・ゴールは、フランス語話者が英語話者を統治した歴史を持つイギリスや新参者のアメリカよりもフランスが格下の立場に置かれることに憤懣(ふんまん)やる方(かた)なかったのであろう。

世界史の窓サイトから。
http://www.y-history.net/appendix/wh1602-081_1.html

(一部引用開始)
フランスのNATO脱退:ド=ゴール大統領はアメリカのヨーロッパへの介入に反発して1966年に軍事部門から脱退。
 フランスは北大西洋条約機構(NATO)結成(1948年)時の加盟国で本部もパリに置かれていたが、1958年大統領に就任したド=ゴールは、米英の核独占を批判し、対等な立場を確保しようとしてフランスの核実験を進めた。米英がそれに対して批判的な態度を取ると、ド=ゴールはNATOの運営がアメリカ主導であることに反発し、1959年の地中海艦隊の撤収に始まり、次第にNATOと一線を画するようになった。
 ついにド=ゴールは1966年5月、NATOの軍事部門からの脱退を表明し、フランス軍すべてを撤退させ、フランス領土内のNATO基地すべてを解体した。ただし、NATOの理事会、政治委員会、経済委員会、防空警戒管制システムなどには残った。ド=ゴールの意図は、NATOを政治同盟として位置づけ、共同行動については主体的に判断するという自主外交の姿勢を示すところにあった。<渡辺啓貴『フランス現代史』1998 中公新書 p.123>
 つまりド=ゴールはフランスのNATO脱退に踏み切ったが、北大西洋条約からは離脱しなかった。「政治的には同盟、軍事的には独立」という姿勢をとった、ということができる。
 2009年3月、サルコジ大統領は、フランスを43年ぶりにNATO軍事機構に完全復帰させることを決定した。この決定にNATO各国は歓迎の意志を表明したが、国内ではフランス外交の独自性が失われるのではないか、という反対論が根強かった。事前の世論調査では賛成58%で反対38%を上回っており、現実にはボスニア、コソボ、アフガニスタンではフランス軍はNATOの軍事行動に参加しており、実態はNATO復帰の実態と変わりが無かった。
 結局、国民議会では「政府信任」投票が行われ与党の賛成によって4月4日に正式に完全復帰した。2009年のこの日はNATO創設60周年の記念日だった。
(一部引用終わり)

(2)NATOは、EUより格上である。

ロシア産エネルギーの輸入停止という、イギリスのトラス外相の示す方針(司令)に、これまでEUの上層部の政治家が従うことを表明してきたことからもわかる。これに従えば、ドイツやイタリアの経済が大打撃を受けることは明らかにもかかわらず。
なお、以下のEUの対応は、EUの英米への「属国ぶり」、言い方を変えれば苦悩・苦衷のほどを偲ばせる(しのばせる、しみじみ思い出させる)ものであると、かたせ2号は考える。

OIL PRICEのサイトから。
記事名:EU、ロシアのガス代金をルーブルで支払うことにOKを出す
2022年5月20日の記事
https://oilprice.com/Latest-Energy-News/World-News/EU-Gives-OK-To-Pay-For-Russian-Gas-In-Rubles.html

(一部引用開始)
ロイター通信によると、EUはこれまで、(ロシアへの経済)制裁に違反せずにロシアからガスを購入する方法について文書で伝えるバージョンと、非公開の会議でEU加盟国がガスプロムバンクにルーブル口座を開設しないよう注意するバージョンと、矛盾する情報を出してきたという。
(一部引用終わり)

(3)政治・軍事分野ではない、DS最高幹部の「思想の宣伝」は、国際性を持たせてバランスをとるために、アメリカ・イギリス以外の他の国の人間に担当させている。

DS最高幹部(これから世界で起きる出来事を「予定」できる人)から「インサイダー情報」をもらって、世界に発信している「世界最高級の知識人」は、ユダヤ系フランス人およびユダヤ人(イスラエル出身)である。

「ジャック・アタリ」
最近の著書「新世界秩序-21世界の“帝国の攻防”と“世界統治”」(2018年)
パンデミック(感染爆発)が起きることを10年以上前から予測。

「ユヴァル・ノア・ハラリ」
In my cityさんのツイートから。2022年5月22日。
https://twitter.com/greengingerrose/status/1528031372027502592
(引用開始)
ユヴァル・ノア・ハラリ(エルサレムのヘブライ大学教授でサピエンス全史の著者)は
ワールドエコノミックフォーラム(WEF)の最も核心たる一員。このインタビューに於いてハラリはcovid-19 と言うのは生体個体認証監視を正当化する為のものであり、人々(彼は動物と表現)に受け入れさせる為の方策だと述べた
https://twitter.com/MattGubba/status/1527951092079808513
(引用終わり)

以上