近代医学・医療掲示板 by admin-snsi-mouse · 公開済み 2023-06-30 · 更新済み 2023-09-04 この掲示板は、近代医学の立場から、医療に関するさまざまな問題を学問的に議論するところです。本掲示板の趣旨に合致しない投稿につきましては、厳正な審査の上、削除することがあります。予めご了承ください。なお、宣伝広告文は御遠慮下さい。 183件の投稿があります
みなさん、こんにちわ。
とても久しぶりの投稿です。
最近、医療費が史上最高額になったことが新聞報道されましたね。
まあ、当然ですよ。来年も史上最高額を更新するでしょう。
お金の使い道のないお年寄りが、老人サロンと化した病院や医院に洗脳され殺到していますから。。
まあ、何度でも言いますけど、あなたの税金、もしくはこれから生まれるであろう、未来人への借金、無論、なんの断りもなく、国債として払ってますので。
ところで。。
民主党政権、ぐらぐらしてきました。いよいよ、小沢さんの出番かとも思われる記事も見受けられます。
政治の裏まではわからないので、なんとも言えませんが、「小沢総理」の方が確かにわかりやすいかもしれない。でも「暗殺」されないか、とても心配です。
野中広務がもっと援護射撃をしてくれるといいのですが。。
ところで、先日、85歳のほんとのおじいさんが来て話すには、
自分は大腸癌をわずらい、手術はうまくいったが、3ヶ月おきに、エコー検査、6ヶ月おきに、胃カメラと大腸ファイバー検査をしている、それがとても苦痛だ、と申しておりました。
なんでも、主治医によれば、5年生存率の話を持ち出して5年間はそのペースで検査するのだそうです。
まあ、私もだいぶ洗脳されてきましたから、別に、正しい方針じゃないかと、以前なら思っていたでしょう。
でもよくよく考えてみると、80代の人に手術をする意味があるのかとか、ましてや、そんなにたびたび検査を入れる必要があるのかとかいろんな疑問があるわけです。ましてや85歳ともなると、今後もなんらかの病気を合併する可能性が高い。それを寿命ととるか、異常だから治療してしまえととるかは、大きな違いがある。そして、ほとんどの医療機関は、後者の考えをとる。
私も患者として、そういう人が来たらやっぱり、苦しんでいるのに何もしないで返すということはできない。
でもそうやって、検査したり、もう寿命だからあきらめてよ、という気持ちをもちながら仕事することほどむなしいことはないのです。
場合によっては警察によって刑事事件にさせられますから。。最近は稼ぎのない弁護士がこれにくっついて、やんや、言いますから。。
だからここで憂さ晴らしをしているといううわさもあります。
でもここで考えてほしいんです。
一体いくらかかっているのか、、そういう治療に。。
まず手術で入院費を合わせて50万くらい。
エコー+血液検査で1万円くらい。
胃カメラ+大腸ファイバーで、5万くらい。
これに診察費やら、処方箋料やらごちゃごちゃつくわけです。
実はこれだけじゃないんですよ。。
お年寄りはいろんな「病」をつくることができるので総合病院だと、臓器別に各専門家を紹介して、「ロンダリング」することができるのです。
プラス、各診療科ごとに、薬が処方される。
そして、こんなに飲めるかといって、1錠、数百円もする薬がゴミ箱行きになることもある。。
あるいは、自己診断ドクターに多くの年寄りはなっている。
今日は血圧が高いから、血圧の薬を、のんじゃろ、みたいな。
総合病院はまさに、「薬&検査地獄」の温床なのです。
その費用たるやまことに、莫大で悲しくなります。
ちょっと皮膚がこすれた。。。
べつにほっときゃいいじゃんと思うでしょ。。
違うんだな。。
これは感染の危険がある、、褥瘡の原因になる、、とかいって、「念のため皮膚科も受診しますか?」となるわけです。家族も、「専門の先生にみてもらえる。」ことで安心します。紹介することで病院も患者も満足するから、イイじゃないのと皆さん、思います。。
耳の聞こえが悪くなった。。
まあ年だからしょうがないよね。
ではすまされない。もしかすると聴神経腫瘍かもしれない、、じゃ、耳鼻科に紹介だ。
速攻、MRI!(読影料あわせて、約2~3万円)
一件落着!
白内障なんか、もう、儲かって儲かって、笑いが止まらんね。
ひゃっほーー。
多くの大学病院で眼科の教授がいばっているのは稼いでいるからです。
逆に耳鼻科の教授がかたみが狭いのは、診療報酬が激安だからです。。
でも後期高齢者は自己負担は10%です。所得によっては0%です。生活保護だと無論、「無料」です。あとの90~100%はこれを読んでいるような、働き盛りで政治問題意識のつよい、あなたのふところから支払われています。
あるいはあなたの子供、まだ存在していない未来のコクミンから支払われています。
そして、そのお年寄りはひとりで病院にいくでしょうか。。
大抵は家族がつきそいます。
その労働力も馬鹿にならないでしょう。
何度でも繰り返します。
医療費はあなたの懐から「断りもなく」奪われています。
そして、これら検査の目的がコクミンの健康というよりも病院組織の存続や延命のためだとしたら、それが税金をつかってなされているのだと言うこと、、しかし建前は善意で動いているがために、だれも批判できない。
本当に医者は足りないのでしょうか。病院は足りないのでしょうか。。
検査的には異常だけど、老化として、見守ることはできないのでしょうか。。
あなたの親御さんに、「僕ら若い世代のためになるべく病院にいかないで。」「延命治療はしないで。」と言えるでしょうか。。
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年08月05から06日 | 医療問題
「痴呆の治し方」
《1》昨日の本ブログで、城内進支部長の支部機関誌の最新号(172号)の文章を紹介した。「武道に学ぶ健康と護身」講座を開催し、その一般参加者の一人が痴呆症状があるというので、一緒に体を動かし、帰り際に、足先、指先の簡単な練習を教えて、これを家で毎日5分ほど続けるとよいと教えた、とあった。さらに、同じように痴呆症に関して、永く寝たきりで、息子も娘の顔も分からなくなった身内の人を相手に、論理的な働きかけをしたところ、突然覚醒してその後は前のように普通の会話ができるようになり、身近で介護していた人は劇的な出来事に驚いていた、とも記されていた。
この件に関して、私はボケて相手の言う事もわからなくなった人に、どうやって痴呆が良くなる運動を教えたのだろうか、と不思議に思った。空手をやっている者であれば、ボケ予防法は理解でき、自分で実践できて当たり前だが、ボケた人にどう分からせるか、それを城内さんにメールで質問した。その回答が丁寧に送られてきたので、概略を紹介する。
まず、「武道に学ぶ健康と護身」講座で、空手をやっていない一般の参加者のなかに軽い痴呆の人がい、その方にどう働きかけたかである。
年齢は80歳の女性。3歳下の妹さんがいてこの妹さんが今回の講座に参加し、2回目にお姉さんを連れてきた。軽い痴呆の気があり、時々ふらっと出かけてしまいどこにいるかわからなくなるということであった。「見たところ80歳にしては姿勢もよく言葉つかいもしっかりしているので、痴呆症とはいえ、まだ完全にボケてしまっているのではないとわかります。またこうして外に出歩いてくるだけの前向きな認識を持っているということがよくわかりました」という。
どういう運動をしたかというと、これは跳びながらやるのだが、まず左足をだし、跳んで両足を開いて着地し、次に右足で跳んでまた両足で着地、ということをくり返すのである。子どもの遊びにある「けんけん、パ」に似ている。この運動が痴呆の人にはまったくできなかった。そこで「イチで左足をだして、ニで両足を開いて、サンでに右足を出して、ヨンでまた両足を開いてというように、それこそ手取り足取りで足を動かすようにする。できないながらも何とか足を動かそうとすること(この過程が大事)を5分ほどつづけました。だめだ、できないというのを、大丈夫!、ほらできたでしょ!と声をかけながら」一緒になって指導したという。
足を使ってタオルをひき寄せる運動では、当該女性は足先に力が入らない(神経の働きがよわい)ためにタオルは足元に集まらない。足先をみるといかにも神経が集まっていない力のない足先をしていたそうだ。普通ならここで処置なしとなるのだろうが、城内さんはここでどうすべきかを考え、〈生命の歴史〉に尋ねるなら、脳細胞は手足を使うためにできたという一般論から答えを導きだす。そして脳細胞は脳細胞として単独で鍛えることはできないのであり、脳細胞を鍛えるには、手足使わせることだとして実践する。
「痴呆は神経の親玉である脳細胞が正常に機能しない状態であるから、要は正常に機能するように働きかけなければなりません。脳細動は脳細胞としては鍛えることはできないのであり、これは手足を脳細胞が鍛えられるように使うしかありません。ということで、まずは神経が通わなかった足の指を動かすこと、指を上下に動かすことをぜひ続けるように話したのでした。手も護身のときに教えた相手につかまれた手を逆に取るという護身の手の使い方をやるとよいと話しました。本当は裸足でのアスファルト歩きがよいのですが、ただ裸足で歩けばよいといったところで1回はやるでしょうが、まずは続かないと思うのでやめておきました。」
これが第一の、軽い痴呆の人へのアドバイスである。次にもっと重態の、永く寝たきりで、息子も娘の顔も分からなくなったお婆さんを相手に働きかけたありかたはどうだったのか。「70に近くなってから、足の具合が悪くなるに従って出歩くことが少なくなり、そのうちたまに出かけると帰りがわからなくという状態になり、家族が、危ないからということで、お婆さんが外に出ることを嫌がるようになり、外に出さなくしてしまいました。ここから一気にボケが進行して行きました。」
城内さんが対面してみると、その状態は予想どおりますます悪く、家族の顔もわからなくなり、食事をしたことすらわからず、ものも言えない、ただ寝たきりの状態だったという。そのとき城内さんは「人間の認識は五感器官をとおして(神経を働かして)外界の反映である」という原則(一般論)をもとに働きかけようとする。具体的には、いかに神経に働きかけるかである。
「まずは、締め切った部屋の窓を開けて新鮮な外気を取り入れ、布団を敷き替え、体を洗ってやりました。次は家族に話しかけるようにさせ、私は萎えた両足を丁寧にさすり(血行を良くすると共に神経が通うようにと)これはその日2時間以上おこないました。この日は変化なし。
次の日起きると同時に窓を開け、体を拭いて、それから又話しかけながら足をさする。午前中、田舎の親戚回りをするというので、お婆さんを背負って一緒に外に連れだすことにしました。何軒かの親戚を回ったときには、物言わぬお婆さんに親戚の人たちが「連れてきてもらってよかったね」とか「まー、おぶってもらって」とかいろいろと話しかけてくれたのです。
突然の変化が起きたのはこの後でした。いったん家に帰って昼食をとり、一休みしたあと、お祭りでやる歌舞伎を見に村の神社に行こうということになりました。実家から神社までは30分くらいかかるので、周りの人はお婆さんは置いていくように言ったのですが、とにかく反映をさせることが必要と考え、お婆さんをおんぶして出かけたのです。
賑やかな人通り、祭りの囃子、木々を渡る風の中、もう少しで歌舞伎の会場に着こうかとする坂道を上っていた時、これまで一言もしゃべることがなかったお婆さんが、突然に「ススムさん」と声をかけてきたのでした。
一緒に歩いた家族がおどろき声をかけると、お婆さんは家族の名前を言い返し、これから向かう先に何があるのかもはっきり覚えていました。そのあとは、特に親しい親戚の所を回ってきました。みな一様に意識が戻ったことに驚いていました。
そのあとはというと元の生活に戻されてしまい、1年半後の2月に亡くなりました。」という次第である。
この城内氏の一般論を踏まえた創意工夫による働きかけは、見事の一言である。これこそが一般論を導きの糸とした具体への取り組みである、とみなさんにぜひ分かっていただきたい。
私はとりわけ、病人の寝たきりになっている部屋の窓を開け放った、という最初の行動に感動している。むろん、最初の講習会での軽い痴呆の人への働きかけも、脳とは何か、神経とは何かの一般論を媒介にしての働きかけで、城内さんの言う事がまだわかる軽症のお婆さんへのすばらしい適応であった。
看護婦ならこれをやって当たり前ではあるが、ナイチンゲールと薄井担子先生の理論を学んでいない二流の看護婦には、できない芸当であろう。城内さんが説いている最も大事なところは、「痴呆は神経の親玉である脳細胞が正常に機能しない状態であるから、要は正常に機能するように働きかけなければなりません。脳細動は脳細胞としては鍛えることはできないのであり、これは手足を脳細胞が鍛えられるように使うしかありません」ということである。また手指足指を意図的に動かせない重態の痴呆の人には、脳細胞の本来的機能である反映を蘇らせることで、脳を「正常に機能するように働きかけた」ということなのである。
これは痴呆になっている人への働きかけであるが、同じことは知識秀才に育ってしまった「若ボケ」の人間にも当てはまることなのである。また、この神経の使い方が空手の達人への道でもあると思う。
《2》私のブログを読んだ人からメールが来て、自分の祖母も痴呆が進んだが、それでも働きかけをすれば治るでしょうか、と問うてきた。祖母は施設に入れてからいっそう衰えてしまった。自分で立ち上がれない、声が小さくなった、ご飯をたくさん食べられなくなった、トイレで用がたせなくなった、弱々しくなってしまった、と。もし、自分の祖母も城内さんのように働きかければ、良くなるでしょうか。足をさする・連れ出す、以外になにか私でもできることはあるでしょうか? と聞いてきた。
せっかくなので、城内さんがなさった指導以外にいくつかアイデアをお伝えしたけれど、なぜ彼に医者にもできなかった芸当が可能だったかを考えてほしい。ただ「すごい、すごい」と感嘆し、自分の身内も治したいと思うのは人情だから、それはそれで結構であるが、なぜ城内さんにそれが成功したか、考えついたかを知っていただきたいと思って、この続編を書いている。
城内さんご自身も書いているが、寝たきりになっている痴呆の人を覚醒させるには、「人間の認識は五感器官をとおして(神経を働かして)外界の反映である」という一般論をもとに働きかけた、とある。これである。くり返し書くが「一般論」を導きの糸にしたのだ。
別言すれば、これが看護である。看護を学問として措定された薄井担子先生は、その本質を定義して「看護とは、生命力の消耗を最小にするように生活過程をととのえる」とされている。この一般論が、現実の個々の看護場面でどうすることが看護になるかが、導きの糸となるのだ。
これを別角度から、空手で説いてみよう。空手を教える場合、白帯の突きがおかしいと思った指導者は、パッと見たままにその突きの形を注意してしまう。まずいところを直して何が悪いという声がありそうだが、それは弁証法的な指導とは言えない。
パッと見て、突きの手首が例えば右に曲がっているとすれば、その曲がりを指摘して正常のまっすぐに直したくなるものである。それが正しい形だからだ。ところがその曲がった突きを直したと思ったら、今度は先ほどまでの突きの形を直す前は正常だった足の形が崩れるという不思議が起きる。これを称して「モグラ叩き」という。例えば四方突蹴りをやっているときに、突きの形を直そうとすると、突きや蹴りは空手全体のなかでの突きなり蹴りであるから、四方突蹴り全体の中の部分であるものを直そうとすることになる。だから、そのおかしな部分を直したとしても、ほかの立ち方とか引き手とかが歪むのだ。
こういうことを、わが流派の最高指導者は「技を見て、空手を見ていないからだ」と説かれる。全体の歪みが、ある部分(例えば突きの形)へと量質転化して現象していることが見てとれていない。だから空手の技を指導する場合に、空手とは何かの一般論から教えなければならない。うっかりすると、空手を見ずに技だけを見てしまう間違いをおかす。ダメな指導者ほど全体を見ずに、部分の技を見てしまう。
現在、大流行のカウンセラーなどはこの手であろう。であるからまじめにカウンセラーの勉強をした人ほど、全体を見ずに部分を見てしまう「力」がついてしまうのだ。これを、「高校の先生が、生徒を高校生から見ずに、教科書から見るようなもの」とも、また「指を見て、それを手とは言わない。手は手としてみなければならない」とも説かれていた。
さて、ひるがえって、痴呆の直し方に話を戻すと、多くの医療機関とか老人ホームとかでは、空手の指導でいえば「空手を見ずに技だけを見てしまう間違い」を冒しているのである。だから治らない。音楽にあわせてタンバリンを叩かせてみて、わずかに笑ったから、効果があるんじゃなかろうか、などと言うのみ。これはモグラ叩きにしかならない。何と言っても、痴呆を治そうという医療者に、人間とは何かと一般論(看護とは何かに匹敵する一般論)が欠如しているからである。
ところがさすがに城内さんは、空手指導歴ン十年の大ベテランであり、また南郷学派のゼミで弁証法や学問を長年学んできている人だけあって、すべて一般論を媒介に対象に働きかける事ができているのである。
それにご自身も、一般論を信じて実践して医者も匙を投げる病気を治してみせたから、一般論の大事性をよく知悉しておられるのだ。その一般論を把持してのアイデアだから、痴呆の人を目覚めさせる鮮やかな手腕を見せるのである。だから部屋のベッドに寝たきりのお婆さんに、まず部屋の窓を開け放って新鮮な陽光やそよ風を入れ、お婆さんに反映させることをしたのである。人間の脳細胞と神経が正常に運動できる条件を創った手際は見事であった。
もし、痴呆のお婆さんに口がきけたら、窓をあけて新鮮な空気を吸いたい、明るいお日様の光を浴びたい、誰か外へ散歩に連れていって、と言ったであろう。それが人間とは何かを知ればこそ、もの言えぬ老婆のココロを読み取ることができたのであった。ところが一般の庶民は、人間とはがまるでわかっていないから、徘徊する老人は家に閉じこめておくにしくはない、としてしまう。老人ホームでも同様である。できるだけ動かさないように、転倒なんかしないように車椅子に乗せ、箸よりスプーンで飯を食わせ、介護者の手がかからないように、としかしないのだ。
ここで言う「人間とは何か」を、城内さんの治された実践にあてはめて言うならば、人間は生命体であるから太陽の光が必要であり、自然の清浄な空気も必要なのであり、また人間は社会的実在であるから、部屋に閉じこもってじっとしているのは不自然で、人と触れ合い、会話をするものなのだ。だからお婆さんが親戚の人たちにたくさん「話しかけられた」のが正解であった。
けれど、大事なことを念をおしておきたいが、一般論を導きの糸として城内さんが成功したからとて、受験秀才がやるように一般論を知識として覚えたのでは、対象の構造を把握したり、現実に「論理的な働きかけ」をしたりすることはできはしない。城内さんがご自身の病を治癒させる過程で実体で味わわれたように、一般論の再措定がなされ、一般論が知識レベルではなく、いわば血肉化していなければ、一般論を役立てることはできないのである。
先に7月26~31日の間、本ブログで「学問とは何か」を連載した。むずかしいヘーゲル哲学を扱ったかのように思われているかもしれないが、身近な例でいえば、この人間とはいかなる存在なのかの学問成果を踏まえて痴呆の人を覚醒させたように、ヘーゲルが構築したドイツ観念論哲学を導きの糸としたからこそ、さまざまな個別科学を開花させたのだと理解していただけたらと思う。
現在の世界では、周知のように学問は衰退している。部分のまた部分の研究でしかない小惑星探査機を飛ばして喝采を浴びるなんぞが、まさに学問の衰退を象徴している。衰退したのは、米英を根拠地としているユダヤ勢力が世界を支配しているからである。世界中が金儲けに役立つ技術開発につながる「研究」ばかりさせられている。ユダヤ=米英の支配下で科学研究がなされ、教育もさせられているからだ。さっそく「はやぶさ」のエンジンがアメリカと共同で実用化がさらに進められ、売っていこうと企図されているではないか。だから学問がわからなくなった。
それゆえ痴呆症についても、学問から解く科学者も医療者もいない。全体から切り離した部分にばかり着目して、研究一途である。痴呆を治す(?)薬の開発ばかりが医者の仕事になっている。それで痴呆が治せないどころか、人間の尊厳を踏みにじり、かえって薬の副作用で苦しみ、死期を早める人が続出している。そんなことではない、病室の窓を開け放って、新鮮な空気と陽光を患者に反映させれば良いのだ。しかし、そんなことを痴呆治療の原則にしてしまうと、病院も老人施設も儲からず、木っ端役人が権益を握って楽をすることができなくなる。
(転載貼り付け終了)
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年08月02・03・04日 | 医療問題
「健康ブームを問う(全3回)」
《1》「学城」第6号に論文「土木設計とは何かを問う」を発表しているのは、わが流派の城内進氏である。この論文は、「哲学としての〈生命の歴史〉」を踏まえての、土木とはを問うもので、おそらくは史上初の土木論構築への第一歩を踏み出した画期的な論文であった。土木のノウハウ・レベルの研究は数多あるであろうが、〈生命の歴史〉から人類にとっての土木を問うレベルはかつてなかったはずである。
本稿はその論文についてではなく、城内進氏が説くところの健康問題について取り上げていきたい。氏は都内に道場を主宰し、毎月「機関誌」をメールで発行している。
その機関誌(171号)にあった城内さんの巻頭言。「最近、街中を歩いていて目に付くようになったのが薬局と整体マッサージの店である。家から駅に向かう700メートルの間に薬局が5軒、鍼灸マッサージが6軒、店を構えて営業している。
規制緩和で開業しやすくなったとはいえ、お客は来るのだろうか。店の経営は成り立っているのだろうか、などとつい余計な事を考えてしまう」
こういう書き出しである。たしかに街中で薬局が増えたし、鍼灸、整体、マッサージ、中国気功などの看板が目につく。私の街では中国気功がやたらに店を出しているように思う。聞けば田舎の街でも、同じような現象が起きているとのことで、なにも東京ばかりの話ではなさそうだ。
引用を続ける。「健康でいたいと願うのは人間として当然の願いであろう。そこに付け入る様な健康ブームである。
散歩やジョギングあるいはスポーツジムで体を鍛える人もいるが、そんな大変なことをするよりも簡単にという人が多いということである。仕事が忙しくて、そんな時間をとる余裕がないよという言い訳である。
仕事で肩が凝った、腰痛で仕事も手に付かないということで整体やマッサージに通う人、疲労回復のドリンク剤、痛み止めの薬を飲む人も多いことであろう。
TVを見ていると、頑固な疲れにアリナミン、肩の痛みにバンテリン、膝の痛みにグルコサミンと、毎日毎日、薬のコマーシャルである。自分の努力で健康を把持するのではなく、薬や他の人の手を借りて楽して得ようということであろうか。」
(引用終わり)
全くそのとおりだ。このほかテレビでは、黒酢、ニンニク、青汁といった健康食品や栄養サプリメントの広告も花盛りだ。どれほど巨大な市場か、とくに調べなくてもテレビのCM頻度でおよそのことはわかる。みんな何らかの体調不良を自覚し、整体、気功、サプリメント、健康食品にすがっている。
城内さんはこのブームに警鐘を鳴らしてこう続ける。「しかし、である。問題は健康とはどういうことなのか。疲れとはどういうことなのか、病気とはどういうことなのか、といったことが、実は薬を売る製薬会社の研究者や、病気を診て薬を処方する医者、あるいは鍼灸マッサージの人たちはわかっているのだろうかということである。
もしわかっていれば次のような答えが返ってくるはずである。いわく人間(哺乳類としての)的な食事・睡眠・運動のバランスを保つことですよと。
これが『命の歴史』から引き出される健康を把持していくための答えである。
最後にナイチンゲールが『すべての病気は回復過程である』『病気とは、毒されたり衰えたりする過程を癒そうとする自然の努力の現れである」との言葉を紹介しておく。」と結ばれている。
ナイチンゲールが発見した「すべての病気は回復過程である」とは、なかなか現場の医師や看護婦は信じないようだが…。なぜかなら、患者の病気は悪化するし、悪くすれば死ぬからである。回復じゃないではないか、というわけだ。
疲れが出るのも、痛みが出るのも、熱が出るのも、これは神経が体を正常に戻そうとしている証である。体の回復過程の現象が「病気」として現れる。患者の病気が悪化するのは事実である。事実だけみれば、とうていナイチンゲールが「すべての病気は回復過程である」などと言ったことなど、たわごとしか思えまい。ここが論理がわかるか否かの分かれ目である。事実はちゃんと、病気は悪化して死に至ることがあると示している。
しかし、ナイチンゲールは病の論理を説いたのだ。ほとんどの医者や看護婦は、事実しか理解できないアタマなので、学問はできないのである。これは私がさんざん説いている、「相対性理論は誤り」との論理が、東大をはじめとする知識秀才にはどうしても分からないのと、同じ構造を持っている。
城内さんは、こう言う。「私は神経痛の痛みや、リウマチによる腫れや激痛は、神経が必死に正常にもどそうとしているのだと身をもって知ったのですが、正常に戻すのは薬ではなく、食事・睡眠・運動のバランスをとるという、簡単な(しかし大変な)事でした。
体の働きを正常にするのが神経の働きとだというのは、医者や医学書ではなく空手を通して、学ぶことになりました。健康体を維持するために、薬にたよるのではなく食事・睡眠・運動を整える方法で取り組んで行きましょう。
機関誌には書いていませんが、今の医者たちが解けないのは特に神経がかかわる問題です。これは「生命の歴史」からしか解けないものです。「夢講義」には南郷師範が神経の働きとして説かれています。難病と言われている病はほとんどが神経がわからないことから、治し方がわからないために難病となっているように思います。
しかしほとんどが食事・睡眠・運動を通して神経の働きを正常にすることで直すことが可能です。実際このやり方で医者から難病と診断された病を治しています。
ちなみにどのようなものがあるかといえば「膠原病」「関節リウマチ」は自分自身であり、「坐骨神経痛」「肋間神経痛」「味覚障害」「痴ほう症」「アトピー性皮膚炎」「神経症」「脳梗塞リハビリ」は弟子や姻戚の例です。
その他「花粉症」「風邪」「ぜんそく」「ねんざ」「歯痛」等々です。こう書いていくと、普通の人は(あるいは医者は)医者でもないのに「胡散臭いインチキ、誇大広告」と思うことでしょう。でもこれがわれわれの空手の論理の適用なのです。医者でなくともこれくらいはできるということです。これが一般論をもつことの効用ということでしょう。
今、あなたがブログで展開されている宇宙誕生に関しても同様で、宇宙の誕生を知るために何百億、何千億円もかけなくても、ビックバン説はじめ相対性理論、オパーリン説、大陸移動説、恐竜絶滅説等々現在の定説のほとんどは唯物論的弁証法という学的一般論を踏まえてみれば、間違いであるということが分かろうというものです。」
実際に、城内さんはナイチンゲールの発見した「すべての病気は回復過程である」という学的論理の正しい事を実践して理解し、かつ病気は回復過程だというとおりに治してみせたのである。
ところが現下の医療は、整体やマッサージ、サプリメントも含めて、城内さんが挙げた「膠原病」「坐骨神経痛」「痴ほう症」「アトピー性皮膚炎」「神経症」「花粉症」「風邪」「ぜんそく」「ねんざ」「歯痛」等々は、「病はほうっておけば悪くなる。薬を使わないと死ぬ」という見解を前提にしているのだ。
《2》ナイチンゲールは「病は回復過程である」と見事な論理を創ってみせた。その理論どおりに体を病から回復させることができる。にも関わらず一方ではやっぱり病は悪化して死に至ることもあるという現実に突き当たる。薬や整体などで治ることもあるから、事はやっかいである。これが正しいのだ、ナイチンゲールはウソを言ったのだ、となってしまう。これはもうテレビやラジオ、携帯電話が見えたり聴こえたりするから、電波の理屈は正しい、というようなものである。技術が実用化していれば、理屈が正しいと言い張る人には、いくら説得しても無駄である。
これは、三浦つとむさんが『弁証法はどういう科学か』のなかで取り上げている、「ゼノンの詭弁」の一例、アキレスと亀の逸話の理解と同じ構造になっている。事実としては亀はアキレスに簡単に追い抜かれる。しかし理屈では永遠にアキレスは亀に追いつかないのだ。このパラドクスが、解決されたことはない。「病は回復過程である」も矛盾である。だから正しいのだが…。
医師や看護婦ばかりではなく、健康になんらかの問題を抱える人にとっても、「病は回復過程である」とは信じられまい。事実としてはだんだん悪化することがあるからだ。そして事実として薬や鍼灸などで治ることもあるからである。
では聞くが、なんで我々は街中にこうまで薬局やマッサージ店などが林立するのであろうか? 答えはそれだけ体調の悪い人が増えているからだ、になるだろうか。そうではないのだ。事実はたしかに体調の悪い人が増えてはいるだろう。しかし本当は、病気の捉え方が間違っているために根本的に治せないでいるからである。例えば薬が薬を呼び(副作用を起こすとか)、整体はいったん良くなったと思ってもすぐ歪みは元へもどって、しょっちゅう通わなくてはならなくなる、だけのことである。
言ってみれば、小さな事実としては薬で症状は治まることもあるし、整体や鍼灸で好転することはある。だが大きな事実としては治らずに慢性化したり、副作用で苦しむことにもなるのだ。
城内さんはこう言っていた、「神経痛の痛みや、リウマチによる腫れや激痛は、神経が必死に正常にもどそうとしている。正常に戻すのは薬ではなく、食事・睡眠・運動のバランスをとるという、簡単な(しかし大変な)事だった。
体の働きを正常にするのが神経の働きである。今の医者たちが解けないのは特に神経がかかわる問題で、これは「生命の歴史」からしか解けない。
難病と言われている病はほとんどが神経がわからないことから、治し方がわからないために難病となっている。しかしほとんどが食事・睡眠・運動を通して神経の働きを正常にすることで直すことが可能である。
実際このやり方で医者から難病と診断された病を治せている。」
これが先に述べた「大きな事実」である。たとえばリウマチの激痛は、薬で抑えることができても、長期化するほどに、薬の種類も量も膨大なものになっていく。薬から離れられなくなるではないか。しかし大きな論理を信じれば、リウマチといえども難病ではなくなるのだ。
最近、整体についてわが流派の最高指導者が説かれたことがある。その主旨は、整体では完全には治せないということだった。
* * *
整体の目的は筋肉または骨の調整だ。本当はその調整には、歪んだ筋肉を調整する場合と、歪んだ骨を調整するのと両方ある。しかし、筋肉のスジの違えは、骨を直さねばならないし、骨の歪みは筋肉を直さなければならない。
筋肉が歪んだので骨が歪まされる場合と、骨が歪まされて筋肉が歪む場合とがあることを整体師は知らない。整体では直した瞬間だけは効くけれども、日常生活で歪んだもとの動きを修正しないでいれば、すぐに元に戻ってしまう。
骨以上に筋肉を歪めていると、骨とあわせて普通の筋肉になるようにするようにしていかないと治らない。整体師の直し方には限界がある。患者がどういう生活をしての歪みなのかを捉えておらず、その直し方を知らない。
これは神経の働きを直さないと治らない。神経を直すには、骨か筋肉を使って直すしかない。それは筋肉によってか、骨によってかで違う。(以下略)
* * *
ここでも神経に着目する大事性が説かれている。整体師も医師も、ほぼ筋肉と骨とか、上体と下肢とかに分けて捉えてしまうし、それらを到達する神経についてはまったく「お呼びでない」状態である。
おおまかに言って骨、筋肉、神経を統一して捉えるというのは、まさに〈生命の歴史〉をふまえての着眼である。一言でいうなら、生命体は単細胞から始まったのであり、それは全部で一つだった。高等な人類に進化しても、元は単細胞だったのだから、全部で一つとして見ることが大事なのである。だが医師も整体師も、部分部分でしか捉えられない。この症状にはこの対処、腕が歪んでいれば腕だけを見る、となっている。
その行き着いた果てが、冒頭の街中の描写になっている。「 街中を歩いていて目に付くようになったのが薬局と整体マッサージの店である」と。
神経がなぜどのように大事かを城内さんは身を以て病気を治した経験から説くのだが、それは空手をやったからわかったのだと述べる。その通りなのであって、これをわが流派の空手をやっていない人に説くのはむずかしく、また「企業秘密」でもあるから、これ以上は書かないことにする。ヒントレベルで十分だろう。
たとえば空手で突きを出す場合、普通に筋力を使って突く場合と、神経を使いながら突くとの違いである。オレは沖縄本流、伝統の空手だと自慢したい向きもあろうが、この相違がわからないかぎり、伝統もへったくれもないのだ。
たんなる突きが、神経を使って突くという修練をすることで、病の構造が解けてくるのである。それが城内さんが言う「ほとんどが食事・睡眠・運動を通して神経の働きを正常にすることで直すことが可能です」との自信にみちた文言となっているのだ。
《3》次は、本稿で紹介している城内進支部長の支部機関誌の最新号(172号)には、城内さんのこんな文章が載っていた。
* * *
今月3回に分けて九段生涯学習館で「武道に学ぶ健康と護身」講座を開催してもらった。(中略)
参加者の一人が、姉が痴呆の症状があるというので、一緒に体を動かし、帰り際に、足先、指先の簡単な練習を教えて、これを家で毎日5分ほど続けるとよいと教えた。痴呆症に関しては、10年以上前になるが、師範の神経に関する講義を聞いた直後に、永く寝たきりで、息子も娘の顔も分からなくなった身内の人を相手に、論理的な働きかけをしたことがある。1日目はまったく反応なしであったが、2日目の午後になって突然眠りから覚めたように、私の名前を呼んだのである。その後は前のように普通の会話ができるようになり、身近で介護していた人は劇的な出来事に驚いていた。
これはほんの一例である。ほかにも、リウマチ、膠原病、腰痛、肋間神経痛、脳梗塞、アトピー、喘息、味覚障害などを治してきた(治させた)事実がある。人間の病を治すのは、脳細胞を動かす(手足を動かす)ということが大事なことであることを知り、試すことで、それを理論的に説く玄和会の凄さをあらためて認識したものである。
* * *
「武道に学ぶ健康と護身」講座とは、城内さんが講師となって道場生以外の一般の人を集めて行なわれた講習会であった模様である。城内さんが説かれているように、ということはナイチンゲールが「病は回復過程である」の説いているようにだが、疲れが出るのも、痛みが出るのも、熱が出るのも、これは神経が体を正常に戻そうとしている証なのである。 城内さんは神経痛の痛みや、リュウマチによる腫れや激痛の神経が必死に正常にもどそうとしているのだと身をもって知ったと語っており、また身近な人の病気をその理論を実践して治してきたと言うのだ。
簡単で、しかし大変な事であるが、体の働きを正常にするのは神経の働きをまじめにさせることである。こういうことを説いた(解いた)医者や医学書はほとんどない。しかし、わが流派では空手を通して学ぶことになる。
さらに城内さんはこう説く。「人間にとって神経(神経の親玉である脳細胞)の働きを知れば知るほど、いろんなことに役立つということがわかってきます。
その神経を鍛える簡単な練習が、裸足でアスファルトの上を歩くことです。今の時期だと路面温度が50から60度くらいになりますが、足裏からの刺激がとても気持ちよく感じます。ぜひとも実行することをお勧めします。」
このことは私のブログでも何度か紹介してきた。私自身はもう10年以上、続けている。真夏の炎天下にアスファルトの上を裸足で歩く(または立つ)。毎度、火ぶくれができる。しかし城内さんも言うように、熱いが気持ち良く感じる。これをやらないと、夏の暑さで疲れ、だるくなりがちな体が、そういうことがない。実に偉大な療法だと驚く。
また私は、夏は毎朝のジョギングを裸足で行なうが、これも足裏からの刺激がとても気持ちよく感じるものだ。ランニングシューズを履いて走っている人を見ると、せっかくのランニング効果を少なくしていて気の毒にと思ってしまう。
なにせ死体を火葬場で焼くときに、高温の熱で生き返ってしまうことがままあるほどに、熱の力は偉大なのである。火葬しはじめると、しばらくして釜の中からギャーという叫び声が聞こえることがあるそうで、そんな声を遺族が聞いたら、すわ生き返ったぞと大騒ぎになるから、遺体を釜に入れたら即、遺族を追い払って休憩室に送ってしまうのだ。仮にそこで生き返った遺体をひきずりだしても、いったん死んで数日経過して腐りかかったものはどうにもならないから、そのまま焼いてしまうらしい。
灸も体を焼くことで、神経を強烈に刺激し、怠けていた働きをまともにさせ、病を回復させるのであろう。それほどに、高熱で神経は生き返る(働きを取り戻す)のだ。
私もこういう実例をいろいろな人に教えてあげてきた。実践した人は軽快したと喜んで報告してくれるのに、「私はやわな足をしているので、勘弁していただきたいですね」とハナから受け付けない人が多い。やわな足をしているということは、アタマがあまり働いていないし、病気を抱えているということになるのだが…。
「残念ながら、現在ほとんどの医者は人間の頭の働きが分かっていない。それゆえ何々症候群という訳のわからない病気や、職業病といって難病だから治せなくても医者の責任ではありませんという病気が多くなっている。」と城内さんは、機関誌で説いている。
せんだって、医師の方から子宮頸癌は「現在の医学界ではHPVというウイルスであると言われているが…」というメールをいただいた。癌の原因はウイルスではない。あくまで食事にある。なぜかなら細胞は食事で創られるからである。当然、脳細胞や神経も、食べた食事の栄養素が肝臓で血液に換えられ、その血液から成長、活動維持、回復などを行なうことができる。したがって、食事が悪ければ脳も神経も病んだり、毒されたりする。
性同一性障害とか、同性愛とか、痴呆とかは、認識の問題もあるが、それらを司る神経の実体がまともに育っていないことも考えられるのだ。その原因は、食事であり、睡眠であり、まともな運動に起因する。秋葉原無差別殺傷事件の犯人とか、わが子を育てるのが面倒になったと餓死させた母親などは、かならず食事、睡眠、運動がまともではなかったはずで、それゆえ神経もまともではなかったのである。
認識が歪むような考え方をしていただけではなく、認識つまり脳細胞に外界や内界を反映させる実体の実力が衰え、毒されていたことにも注目しなければなるまい。
(転載貼り付け終了)
みなさん、こんにちわ。
ひとりで投稿している状態ですが、ずうずうしくがんばります。
昨日、7月25日の午後10時から、NHKのETV特集、みました?
胃ろうの功罪について、けっこうまんべんなく、実情をレポートしていたので、評価したいですね。
とはいっても、、遅すぎる。。
簡単に言うとこういうことです。
ほとんど社会的には亡くなっているひとが、延命治療によって生きながらえている。そして、それは「社会保障費」として予算を圧迫し、財政が持たなくなってきていると。。
胃ろう(口から食事ができなくなった人にお腹から胃へ穴をあけて栄養剤を注入する治療)が高齢者の生命予後を極度にのばしたのは事実だと思います。
どんなことをしても生きていてほしい。
そう願う家族の気持ちもわからないではないです。
ましてやそれが自分の子供だったりしたら、どうでしょう。。
当然、子供にも不治の病はあります。
でもどうにかして助けたい、そう思う親の気持ちは十分肯定できるものです。
お年寄りはどうでしょうか。
これらはとても難しい問題です。むずかしいですが、むずかしい、むずかしいといって、問題を避けてきた結果日本はとことん、腐ってしまいました。
こんなにやる気の出ない社会もあまりない。。
もちろん、パレスチナとか、アフリカ、東欧の一部とか、もっと悲惨な所はある。。しかし、今の日本の、特に若い人の、まるで活気のないこと、自分の頭で考えようとしないこと、結婚しないこと、子供の少ないこと、、それらはすべて、はっきりいって、その前の世代が自分の事ばかり考えてきたせいだと思います。
東大の女性の先生がおもしろいアンケート結果を公表してましたね。
ようするに医者は警察が怖くて延命治療するのだと。。
あれはね、あたってます。
ほんとそうです。
と言うことは年寄りは警察に感謝しなくてはなりませんね。
会社のコンプライアンスの問題も同じ根っこをもってますね。
こんながんじがらめ社会になったのも、米国様のせいでしょうか。。
そこの仕組みはよくわかりません。。
ただ、司法制度改革とリンクしているのではないかという、予想はありますが。。
まあいずれにせよ、年寄りが日本の財政を圧迫していることだけは間違いない。そして、それにのっかっている医者がいるのも間違いない。
胃ろうの第一人者が、テレビの作為はあるにせよ、倫理的に胃ろうをするのが正しいのか問いかけている。
鈴木先生、私がその解決法を教えてあげましょう。
あなたがその病院を止めて、胃ろう増設を一切やめることです。
。。。。。
じゃ、医者やめろって????
いえいえ、もっと他に解決法があります。
ようは、そうやって年寄りが生きながらえることに年寄り自身の経済力が十分追いついているわけですね。
だから、胃ろうの手術代を自費負担にして、胃ろう増設した患者の、入院費や介護費は高くすればいいのです。これで一気に解決です。
それにしても最近の家族は、医者が「患者様」だとかいっておだてるものだから、ほんと無理難題を押しつけてきますよ。
「食事」
はいろんな病気の末期でとにかく問題になるんです。
これをどーにかしろ、と家族のうるさいこと、うるさいこと。。
不可能を可能にしろと、ほんとうるさい。
最近は自分の親の年金を当てにして、長生きさせろ、という家族も多い。。
特に親が公務員とかだったらけっこうな額の年金をもらえるから。。
若者はこんな世の中でどうやって生きろと言うのでしょうか。。
みなさん、こんにちわ。
いやー、日本の政治は大変なことになりましたねぇ。
ここまでねじれると、もはや政界再編しかないのかと思いますね。
民主党が大負けして最も落胆しているのは、「財務省」だと思いますよ。
だって、これで消費税論議がふっとんじゃいましたから。。各法律も点取りゲームに身をささげる野党の色が入っちゃうでしょう。それらが基本的に「反官僚的」になってしまうのは想像がつきます。
だから小沢さんに再登板してもらうのはある意味当然と思っているでしょう。
フジテレビの評論家も、なにやらきな臭く小沢さんをヨシショしはじめていますよ。。
それでテレビ映りのよい、38歳、京都大学卒、小沢さんのお弟子さん、細野さんを表に建ててイメージ転換させている気がする。
通常、枝野が出るべきだと思うのだが、出せないんだろうなぁ。。
それにしても日曜日のフジテレビの朝の報道番組はひでぇな、政治素人の映画監督に民主党批判をさせて、それをじっときいている細野さん、並大抵の根性じゃありません。
あんたはエライ!
ところで、(この前振りがよけいか。。)
先日、ある看護師さんが怒ってこういう話をしました。
「先生、もうわたし税金払うのばからしい!」
「なんで。」
「だって、患者さん同士で、どうやったら簡単に生活保護費を受給できるか、作戦会議してるんです。障害年金は安いからとったらダメとか言っているんです。」「あの人達、病気に見えません。ただ病院に来て、クスリをもらって、しかも、生活保護費の受給日なんか、うなぎたべたとか、ホテルのランチ食べたとか、自慢してる。」「わたし、子供3人いて、午後3時までしか働けないんです。月に8万円です。主人が働いているのでどうにかなるんですが。。」
そして、最後にぶち切れて。。
「日本は国債発行してますよね。私の子供達の将来、どーしてくれるんですか。罪もない子供達がなんで最初から借金漬けなんですか。」
私は、じっとだまってきいておりました。
あまりに深刻な看護師さんの様子に、ひねくれ者の私でさえ、反論できませんでした。
無論、生活保護だろうが、なんだろうが、人それぞれ事情はあります。。。
過去もあります。。
そして、そこであろう事か、私は、さらに彼女を煽る発言をしてしまいました。
「すべての病院は大なり小なり生活保護受給者をクスリ&検査漬けにして、お金儲けしてんだよ。そこから経営者が自分の取り分をとって、残り物を君たちに分配しているんだよ。。君たちは、ある意味ポチなんだ!」
彼女はぶち切れて、、「◎×◎×。。」
となにやら動物的な物言いをしながら、業務に戻りました。。
彼女は今後どうなるのでしょうか。幼い子供達を抱いて、税収より借金の多い、予算編成しかできないこの国の形。。
この怒りがもっともっと増えて、政治を動かす、、それしかないと思います。
子供達の未来を守りましょう!
みなさん、こんにちわ。
大雨で大変です。これも森林破壊をしつくした日本の「国土計画」のせいでしょうか。
ハコモノや「自給率」は長期計画で配慮してほしいものです。
日本の小学校で政治、行政をきっちり教える日は来るのでしょうか。。
ところで、さんざん、医療業界の批判をしてきました。
無論、これからもどんどんしますが。。
多くは邪悪な営利を求めすぎる企業の洗脳や犠牲となった結果、この業界が荒れているという主旨でありますが、医者を作る側の、学校はどうでしょう。
わたしも卒業して、あまりに時間が経って現状を詳しくは知りませんが、まあ、はっきり言ってあんまりたいして変わってないようです。
先日投稿したときに、私立大学と国立大学の学費の違いについてお話ししました。あの主旨でいきますと、私立大学は医療専門学校、国立大学はちょっと競争はあるが、大学教授の天下り、わたり、と考えた方がよさそうです。
まず、私立大学の教授になるには、おおよそですが、医者としてそれなりに稼ぐことができないといけません。それは、なにか売りになる技術や名声がないと患者を集められないということなのです。だから場合によっては稼ぎの悪い教授、研究ばかりして、患者をみないやつは切られる可能性があります。あるいは切られないにしても徹底的に乾されてしまいます。
医学部は通常6年制で、規定上は2年は一般教養、3年から専門となっていますが、私立の場合は最初の教養はほとんどスルーです。
だってよ、医学部に入ったのに、生物や物理、保健、体育なんて、また高校生の二番煎じみたいなこと、あほらしくて、できないよな、という意味もあるし、さっさと医療界に入って勉強したいわけだし、国家試験も落ちたくないわけだから、教養課程で時間をつぶしているヒマはないわけです。
ベンツにのって贅沢もしたいし。。
場合によっては付属の看護学校の女の子に手をつけて、若気の至りに邁進するかもしれないし。。
国立はひどいっすよ。。
国立の大学教授って、あれ何してんでしょうね。ちょー偉そうにしてますけど、世界レベルでは箸にも棒にもひっかからないような論文をしこしこ書いて、「俺は大学教授だ!」みたいな態度でいるわけです。
彼らの最大の欠点は、医者としてはまったく不能だということです。
当然ですよね。どーでもいい論文とは言っても、大量に書くにはとても時間がかかる。
患者をみたり、研修医を指導する時間なんてない。
そういう良心の欠落したやつでないと大学教授にはなれないのです。
そして、彼らの思考は徹底的に、「官僚的」「ムラオサ的」です。
総合大学の場合、医学部の教授って、他学部の教授から嫌われる傾向にあるようです。
まあ、確かに威張ってますからね。
たまに学会に行くと、大学教授同士の褒め殺しをよく見ます。
彼らの表情って、独特である種の人種というかそういうのに特徴的な顔つきしているんですよ。
とはいえ、今回の研修システム改革で、地方の国立大学はずいぶんと落ちぶれました。研修医(奴隷)を民間病院にとられたからです。
だから、多少は、医療技術的な意味で魅力がないところでなければ慢性的な医者不足は大学病院も変わらないのです。
ここで、だいたいわかると思うんですけど、いわゆる、医者としての倫理観とか、医療経済のしくみとか、医療と司法の関係とか、最近は若干そういう講座もあるようですけど、まったく足りないんですね。
特に、治療する上での倫理観とコスト、よかれと思って、やっている医療行為が実はそうそう意味がないということ、例えば、心臓の止まった人に肋骨折れるくらい、心臓マッサージして、場合によっては、心臓に注射したり、1個50万もするAED(自動の心臓復活装置、おそらく多くは米国産)をつかって、やっぱこれすごいよね、とマスコミに流したり、、もう止まるよ、無理よ、ってひとに、人工呼吸器をつけて、「1分、1秒でも生かしてみせます。」そして、自己満足にひたる、、なんてことしたり。。
なんでこんなになっちゃったのでしょうか。。
まあ、簡単に言うと、何度でも言いますが、やっぱり企業が、大学教授を陰に陽に洗脳し経済的に依存させているからなんですよ。
薬の治験、学会、、研修医の世話、、接待、、もはや大学教授は製薬会社、検査会社のサポートなしでは生きていけないんですね。
無論、昔みたいに、金だけもらって治験しないとか、そういうインチキするやつもたくさんいましたよ、大学教授の中に。。
それは会社の人も憤懣していたでしょう。。
でもこうした経済主義の浸食が、医療界、ひいては亡国モードを作った罪は大きいと思いますよ。
これが世間知らずの大学にまで及んでいるとことがいかに怖いことか。。
あ、結局、いつもの主旨に戻ってしまいましたね。。
どうも失礼しました。。
お、盛り上がっているじゃないですか。
なんか、このところ、自分的には選挙ではらはらどきどきしており、また、民主党が負けて、このさきどーなるのかなぁとか、いろんなこと考えておりました。
まあ、これはいつの時代、国家にもあるのかもしれませんが、現在の日本の政治状況は、既得権益(主に老人)vs新興勢力の争いで、閉塞感を打破するため、自ずと人間集団に備わった新陳代謝のDNAなのかなと思いました。
ですから考えようによってはこのサイクルは止めようがないし、民主党という形ではないにせよ、昨年夏の「革命」後のざわめきがあと20年くらい続くのかなと感じています。
それにしても、若い人たちにはさらに厳しい時代がくるのでしょうね。あと30年後くらいに生まれた方がラッキーだったかも。。
ところで、竹中平蔵さんが、しきりに、「混合診療の解禁」を連呼しております。
ご存じのように日本は、保険診療といって、医療費は、自己負担+税金によって運営されています。
一方で、全額自己負担医療、いわゆる自由診療という世界もあります。わかりやすいのが、美容形成です。
美しく生まれ変わる、、というあれです。
このほかにも、まあ、わたしも詳しくは知らないですが、一部の歯科、ガン治療、小児精神、代替医療、アンチエイジング、骨髄移植、等々、いろんな自由診療があるんです。
ところが、日本の法律では、この保険診療と自由診療を同じ施設ですることはできないことになっています。つまりかならずどちらかの選択をして医療行為をしなくてはならない。
(ただ、現実には大学病院とか一部の施設は、暗黙か何かしりませんけど、混合診療的なことはしてますよ、、研究目的とか何とか言って。だから厳密に守られているわけでもない。)
混合診療とは、この二つを同時やってもよろしいという考えなんです。
これに強力に反対しているのが、日本医師会です。
なぜでしょう。。
建前は、、自由診療にすると、患者の自己負担が増え、ようするに格差医療になってしまうからということなのです。
お金持ちは、高級でF1マシーンのような医療を受けられるけど、そうでない人は、インドのタタ自動車に乗ってくださいということなんです。
「格差だ!差別だ!」
これ今の日本を語る上でいろんな意味でキーワードですよね。
確かに、そう言う一面はあります。
竹中さんが言いたいのは、混合診療の解禁によって、医療に選択の幅ができる、また新しい薬、技術開発が活性化される、すなわち経済が強くなる、、そういう事を、「タテマエ」では言いたいのだと思います。
では企業ははたして、市場解禁によって、本質的な意味での医療技術の向上を目指すでしょうか。
答えは非常にむずかしい。
正直なところわからない。
長期的にはその方向になるかもしれないが、日本市場ではおそらく、30年前に開発された外国の技術が、「新しいお化粧」をして、高く売りつけられるという事態になるかもしれない。
実際、現況でそうなっている薬や検査器具がたくさんある。
だからこそ、現在の企業体質は開発費よりも、宣伝費にお金をかける傾向にある。
悪魔的な言葉で言えば、何度でも言いますが、「医者、患者の洗脳費用>新技術開発費」なわけです。
だからそう言う意味では竹中さんは米国のマリオネットかもしれない。
ただし、日本の企業はいろんな意味で甘やかされてきたのでしょうね。
とてもじゃないが、外人と戦えるほどのパワーはなさそうです。
普段診療していて、国産開発のよい薬というのはなかなか出会わない。
まあ、だからこの際だから、全部解放しちまって、いったん、日本を焼け野原にして、新しく企業を再生した方がいいのかなとも思いますよ。
私自身は製薬会社の極端な干渉が避けられるのなら混合診療もいいかなと思いますよ。
差額ベットなんつうのもある種の混合診療ですよね。
あれは不思議なことに、規定がなにもないんだな。
では、また!
悩ましいですね。
かつて日本が内側から変わった歴史というのはないのでは。。
多島 (夜の航海)様へ
参院選挙の応援などで東奔西走しているあいだに、この掲示板を見落としておりました。
超保守王国(前回の比例区での自民党の得票率日本一)である当県において、今回の参院選で小沢先生の秘書の方々に最後まで支援していただいた友人を国政に送り出すことができず、今は無念ですが、同士である友人も3年後の捲土重来を誓ってくれました。
私自身も、今日から次の参院選が始まっているつもりで、さらに信頼と深い人脈を育てていきたいと思います。
多島様のご意見に関しては医療面の問題に限定してお答え致します。
多島様は{開業医のことや漢方のことなど、真面目に医療に携わっている方々から すると「悪い面ばかりを強調するな。余計なお世話だ」}
と書かれておられます。
私は「余計なお世話だ」と言っているのではありません。
治療家でない皆さんにもマンガなどの漢方入門書でもいいから、東洋医学の書物やメディアに触れたり、公開講座などに参加されたり、治療家の門をたたいたりして見聞と実体験を深めていただきたいのです。その上で本音で意見交換など、気軽に交流できる場ができたらいいと考えています。
まずは、実感しなければ悪い面も見えてきません。
多島さんのもう一つのご意見{誰かが「やっぱりこれはおかしい」と言い出さなければ、たとえば乳がんにおけるハルステッド手術のように、いつまでも意味なく盲目的に続けられるのではないでしょうか。}について。
当院にも乳癌の患者様がいらしゃいます。私自身が乳癌になれば手術を含めた3大標準治療はしないと思いますし、当院ではがんの手術や抗癌剤・放射線治療は行っておりません。
他院でこのような侵襲的治療がすでに行われていても、あくまで選択権は患者本人にあるので、自分の家族でなければ基本的に他院の治療に干渉はしません。ただ自分の出来うる最大限の治療のサポートに専念するだけだと思っています。
ある治療が意味があるか、善か悪かは、それぞれの局面で解釈も変わり、治療家や患者の当事者でないとわからないかもしれません。
以前もお話した「インフォームド・コンセント」とは患者が自発的に治療を選択できる患者自身の権利です。ゆえに治療家は「自分に都合のいいエビデンス」を盾にして患者を自分の得意な治療だけに扇動や包囲をしてはいけないし、治療される側も「この治療はどうもおかしい」と感じたら、いったんその治療家との距離をおかれて、別の治療法なり違う分野のセカンドオピニオンを求められたらいかがでしょうか。
ぼくは間違いか間違いじゃないかは分からないけどそうなのかなって思ったんです。
ぼくはほんとの事を書くと自分の為にメルマガを貼り付けたんです。みんなに見せるためじゃなくて自分がそのメルマガの文で勉強するためにです。自分が忘れないためにです。ここを使わせてもらったんです。ぼくの健康のためにです。
ちーちゃんさま様、なんでかな様
ご返事ありがとうございます。
他人の文章を引用されて、貼り付けられたら、「なぜご自分が会員の皆様に
他人の説なり健康法などをお勧めされるのか」という支持される理由を簡単にでも、述べられた方がいいのではないでしょうか。
「私は、以下のこの説を全面的に支持します。」というだけでも、読み手に対して説得力があると思いますが。
医学・医療における、ある説や健康法が正しいとか間違っているとかいうことは、信じるものや性質や体質の適正はそれぞれなので、万人に共通の真偽や真理はすぐには得にくいものだと思います。
「癌拠点病院」「癌専門医」といっても食事指導はおろか抗癌剤の適正使用(ほとんどが適応外)さえも満足に出来ない医者がほとんどです。
学会で権威的なガイドラインを掲げて縄張りを張り、「自分は○○専門医なんだけど、何か」と威張って、「問答無用」とばかりに門外漢を寄せつけようとしない傾向があります。
ほとんどの医者は他人のデータを自分のエビデンスだと錯覚して患者にムンテラし、それを「インフォームド・コンセントを得た」と勘違いして自己防衛しているのが現状です。
つまり、治療家自身が患者の治癒を信じていないから、後で患者やその家族に訴えられることを恐れて、本来患者の権利であるはずの「インフォームド・コンセント」の意味を履き違えているわけです。
医者にムンテラされる場合でも、所詮患者一人も治せない(最終的に治るのは患者自身の力)あやしい「自称専門家」だと思ってしまえば、どんどん議論を挑まれてもいいと思います。
以前、私は「おじいさん」の投稿に「勉強になるので、もっと書いて」と提灯をつけましたので、僭越ではありますが投稿します。
下のいくつかの投稿を拝見し考えてみました。(とくに11,13.14,15)
私は医療についてはまったくの患者側です。
まず、この掲示板の趣旨は「近代医学の立場から、医療に関するさまざまな問題を学問的に議論するところ」とあります。
ですから、「おじいさん」がおそらくは医療界内から様々な角度で問題を切り取って見せてくれることは趣旨に沿っていると私は思います。
また、「おじいさん」は、いろいろな問題を語っていますが、実は「ひとつのこと」を繰り返しているように思えます。
それは、「国民は、自分の首を絞めていることに気がつかないと、そのうち窒息する」ということです。
説明すれば、“みなさんはなんでもかんでも医者に行って健康(?)になって満足かもしれないが、後はどうするんだ”ということでしょうか。
漢方薬などのことは核心への入り口にすぎず、問題は健康保険システムが諸刃の剣である、ということを「おじいさん」は指摘し続けています。
このことは健康保険だけでなく、大きくいえば国債、小さくいえば「家電エコポイント」など、多くの他の問題にもつながるでしょう。
「最後にツケを払うのは誰なのか」という、日本人の誰もが知っていて、知らないふりをしている最大の問題です。
逆に言えば、合法的に国家予算を搾り取るシステムの存在です。一見すると国民が得をしているかに見えるシステムです。
確かに、開業医のことや漢方のことなど、真面目に医療に携わっている方々からすると「悪い面ばかりを強調するな。余計なお世話だ」でしょう。
しかし、誰かが「やっぱりこれはおかしい」と言い出さなければ、たとえば乳がんにおけるハルステッド手術のように、いつまでも意味なく盲目的に続けられるのではないでしょうか。
この国は、意味のないことに巨額の税金が投入され続けてしまった結果、もはや意味のないことが「ない」と動かなくなってしまっています。(これは、すべてを合理化セヨ、という意味とは違います)
そして、意味の「ない」ことと、意味の「ある」ことが手の付けられないほどに絡み合っていて、私はその前でいつも思考停止になってしまいます。
私たちの国は長らく外国から「欺しても欺しても、まだまだ欺せる日本人」と言われてきました。しかし今は日本人が日本人にそう思っていないでしょうか。
テレビやラジオにしても、どこからが番組で、どこからが宣伝なのかわからなくなっています。日に日に巧妙さを増しています。
だからこそ、医療のシステム、向精神薬、ワクチンや抗がん剤などのことも、もっともっとインサイダー情報やいろいろな意見を私は待っています。
ネットは、やっと大衆が手に入れた双方向メディアです。今まではこんなに簡単に情報を交換することができませんでした。もちろん嘘の情報もあるでしょう。
しかし、何も言ってこなかった結果としての“今”はどうなのでしょうか。そして将来はどうでしょうか。
日本の社会の悪い面の本質は何でしょうか。
家に帰れば良い父親でも、会社に行けば巨悪の一員であることの本質。優しい母親が「何も知らない。知ろうとしない」ということにおいて一国の滅亡への綱を引く亡者の一員であることの本質。
「結局、何が悪の源泉なのか」をえぐり出さなくてはなりません。山を越え谷を越えて、道なき道を行き、細く湧き出る悪の源泉を突きとめなければなりません。
それをしようとするならば「書くことが問題」なのではなく、「書かないことが問題」でしょう。
日本の政財界最上層部はみな親戚のようです。(広瀬隆//私物国家) これに対抗するには良くも悪くもネットとリアルな行動しかありません。
たしか論語に「天下国家を語る前にまず家族のことを考えよ」というような教えがあったと思います。しかし、孔子の頃の「善悪」がはっきりとした時代とはもう違うと思います。あらゆる変化のスピードが違います。身の回りのことに気をとられているうちにある日突然、暗黒の大王がやってこないとも限りません。「純善人」ばかりで「悪人」を倒すことが出来る夢の時代は終わったと思います。私たちは「悪人」さえ見方につけていかなければならないでしょう。
誰かが問題を提起し、誰かが情報を提供し、いくつもの意見を交え、それをもとに知識と思考能力の高い言論エキスパートに本質をあぶり出してもらう。
副島氏も自らを「暴き系」と標榜されています。ゆえに暴いてこそのこの掲示板の意義でしょう。偽の情報は誰かがすぐに見破ってください。
とはいっても、掲示板上ではあくまでも節度が必要です。しかし、突破しようとする問題提起には鋭さとキャッチーさも重要でしょう。
もちろん、「えいちゃん」さんのような意見もとても貴重です。問題提起と反対意見、賛同意見の中から私は少しづつ真実に近づいていきたいです。
まあ「おじいさん」の書き方がちょっと「ムカTK」という方々もいらっしゃるのでしょうネ。。。
そして、自己紹介などのことに関しては、やはり、言論人としてやっていこうという方と、一般の我々とでは立場に違いがあります。
論文と情報との性質の違いもあります。目に余る言動の投稿なら削除されるべきです。
仕事の特徴や文章の特徴などから身元が割れることもあるでしょう。またそれを追尾することに命をかけるような人がいるのがネットです。
店舗営業などがあれば余計に検索され易く、悲惨なことも起こりえます。この掲示板を誰が見て、逐一言動を記録していないとも限りません。すべてのWEBページは「保存されている」とも聞いたことがあります。
このことを医療ではなく、政治に置き換えてみます。
たとえば若く力のまだない政治家の秘書がいたとして、彼がひとりでは国を変えることが出来ずとも、内部の腐敗を匿名で発信することに意義はないでしょうか。
その時、私たちは、まずはあなたの人となりを、政治信条を、と求めるでしょうか。
もちろん、これらが暴走した場合の「ギスギスとした告発社会、監視社会」のような危険性をはらんでいると思います。そこを「えいちゃん」さんは危惧しているのかもしれません。それは当然であり大事なところです。言論や情報を公開することの魔力と快感はあると思います。ある種の自己顕示ですね。この私の投稿も実はそうかもしれません。
しかしもう一度繰り返しますが、ネットという簡易な双方向メディアは、やっと私たちが手に入れた手段です。今まではありませんでした。
今まではなかったから、簡単には内部情報を流すことはできませんでした。その結果の「現在」はどうなったでしょうか。
医療の「今」はどうでしょうか。
その通りです。けっこう悪くありません。具合が悪ければその日に診てもらえます。薬もすぐにくれます。ほどほどの診察料です。むしろ快適です。
これこそが誰かが長年に渡って作り上げたシステムの姿なのではないでしょうか。もっと極端に酷ければアタマにきて行動するのに、案外と悪くないために、つい忘れてしまいます。せいぜいが茶の間のぼやきで終わってしまいます。私たちはきっと「火事場のばか力」を出させないように「されている」のではないでしょうか。
以前から、なぜ老人向けの「簡単パソコン」が発売されないのか不思議でした。老人こそパソコンを使えば楽しいと思うからです。
老人用のハード、OS、ブラウザ、などを機能を最少に限定して開発できないのでしょうか。もしも75歳であっても十分に使えるものが出来そうな気がします。
ところがよく考えてみると、「簡単パソコン」が浸透したら、まず新聞が全滅でしょう。テレビも今以上に採算が合わなくなりそうです。さらに、いままで欺し続けてきたことがすべてバレてしまいそうです。やはり国民に勉強されたくない人たちがいるのでしょうか。
このように、ある面で完璧に計画され操作されている社会を変革しようとするなら、多少の軋轢は覚悟するつもりです。
次元の高いところであるならば、もめないより、少しはもめたほうがいいと思います。
たぶん世界で主流の「人とのつきあい方」は「十分に戦って仲良くなる」だと思います。私たちも高く清い場所から降りて、その泥の中に入って行きましょう。
以上の理由から、内容があるならば、誰が書いたかは問題ではないと私は思います。気まぐれでもけっこうです。
私としては、もっともっといろいろな方にもっと書いていただきたい。
「おじいさん」には、もう仕事は休んでいただいて、こちらに専念していただきたい。
・
麻生秀男という人は知りません。
メルマガを貼り付けたのは、単純にただなんかいいこと書いてあるみたいなのでこれは役に立つかなあと思っただけです。ぼくはなにも分かりません。
ぼくには議論する頭も考えも何もないです。
学問的に議論するとなると かなり専門家でないと投稿出来ない。
西洋医学で治る見込みないと言われた人が 代替医療で快方へ・・・
殆どが、玄米、菜食、心の持ち方で。
又何をしても痩せなかった人が、ローフードで健康になり ダイエット成功
私たち主婦は「なんでかなさん」のような投稿は、役に立ちます。
なぜなら 健康に関することは 年々かなり変わってきてます。
以前ビタミンCは、水溶性だから 沢山とっても大丈夫、と言われていました。
たまたまヤフーニュースで 老人総合研究所が{一時的な虚血状態を伴う病的状態では、逆に活性酸素を多く産生する悪い面が出て来る可能性がある}
と指摘されています。
ビタミンCは美白 抗老化 強い抗酸化力として女性に大人気!
こう言う事は 全く知られていません。
実は昨年6月 5年振りの検査で 胆石と脂肪肝指摘され
すぐMRI撮るように言われました。
ネットで調べ すぐローフードに変え 現在何の変調もなく・・・
もちろん 手術で胆石取る予定 全く考えていません。
なんでかな様へ
この掲示板の趣旨をお読みになられましたでしょうか。
今日は「 」についてお話します。というタイトルが3つ続いていますが、すべてメルマガの貼り付けで、なんでかな様のご意見が全く述べられておりません。麻生秀男という人が何者なのかという紹介もありません。
1:自分の見解のない一研究会を宣伝する単なる貼り付け
2:もしくはご本人が自分の文章をペンネームを使って宣伝
いずれの場合でも、なんでかな様としてのご意見がなければ、貼り付けた他人の記事だけを我々が議論する場にはならないとおもいますが。
成功研究会 メールマガジン vol.195から貼り付けます。
(転載貼り付け始め)
今日は、『3.最高の栄養を得る』
についてお話します。
適切な栄養を取ることは健康を考える上で重要なことです。
では、体が必要としている最も大切な栄養素とは何でしょうか?
ビタミン?ミネラル?たんぱく質?炭水化物?
これらももちろん大切なのですが、
「栄養」を健康な体になるために
必要なものだとすれば、最も大切な栄養素は
”酸素”
です。
なぜなら、他の栄養素が無くても
すぐに死ぬことはありませんが、
酸素がなければ、人は1時間も生きる事ができません。
酸素は命の元であり、がん細胞以外の全ての細胞は
酸素を必要とします。
がん細胞とは酸欠状態になった細胞が
生き延びようとして突然変異を
起こした姿なのです。
そして、がん細胞は十分に酸素があるところでは
増殖できないのです。
つまり、週3回以上の有酸素運動で酸素吸収能力を高め、
毎日十分な酸素を体に取り入れるだけでも
ガンになる可能性を下げる事ができるのです。
このことだけでも、有酸素運動で酸素吸収能力を
高める価値があると思いませんか?
有酸素運動に加えておすすめなのが深呼吸です。
深呼吸は酸素を体内に取り入れるだけではなく、
体のリンパ液を動かす働きもあります。
リンパ液は体内で最も多い液体で、血液よりも多いのです。
そして、このリンパ液は血液から栄養素受け取って、
細胞に渡したり、細胞から出てきた老廃物を処理する働きもします。
そして、その老廃物を処理するために、
リンパ液を最も効率よく動かし、
浄化する方法が深呼吸なのです。
1日3回、5~10分深呼吸するだけで、
リンパ液は完全に浄化されます。
ジェームスがおすすめする深呼吸は
吸う:止める:吐く=1:4:2
です。
例えば、2秒すったら、8秒息を止め、
4秒かけて吐き出します。
酸素の次に、2番目に大事な栄養素は”水”です。
たんぱく質や糖質、脂肪を50%失っても、
人は死ぬことはありませんが、
体の水分の20%を失うだけで死んでしまいます。
そして、驚くべきことに、多くの人はかなりの確率で
脱水状態になっています。
水は人間にとって2番目に重要な栄養素だというのに、
ほとんどの人は十分な水をとっていないのです。
のどの渇きは、体がどれだけ水分を欲しているかを
判断する上では、全くあてになりません。
人間の祖先は本来、野菜や果物など水分の豊富な物を
食べてきたのですが、現代人はハンバーガーやスナック菓子を
始めとするジャンクフードなど水分の少ない食事ばかり取っています。
水分が不足すると脳の働きも悪くなってしまい、意思決定能力も落ちます。
1日、2リットル以上の水を飲み、生の野菜や果物など、水分を多く
含んでいる食品をとりましょう!
酸素と、水の次は食事についてお話ししましょう。
無限健康の食事に対する原則は
・食べ物の70%を水分を多く含んだ食べ物にする。
・体のサイクルに合わせて食事法を守る
・消化にエネルギーをかけない食べ合わせを守る
の3つです。
食べ物の70%を水分を多く含んだ食べ物にする
人間の体の70%は水分です。この事を考えれば、
食事の70%を水分の多い食べ物や飲み物にするのが
健康の秘訣であることは理解しやすいと思います。
水分の多い食べ物というのは野菜、果物、水、フレッシュジュースの
ことです。
この中でも特に強調しておきたいのが、フレッシュジュースです。
ジューサーを使って作った野菜や果物のフレッシュジュースは、
調理の熱でビタミンや酵素が壊される事も無く、繊維質を取り除くので
一度にたくさんの野菜に含まれる栄養素を簡単に摂る事ができます。
フレッシュジュースを作るのにおすすめなのが、
ジューサーです。
ジューサーはミキサーと違って、
カスとジュースを別々にしてくれます。
ジェームスは、
「車を売ってでも、ジューサーを買え!!」
と言っているくらいです。
最近は、ジューサーもいろんな物が売られてますが、
高速回転式と低速回転式の2種類に大きく分けられます。
高速回転式は1分間に数千回転から数万回転回るスリガネ状の
ものですりおろすタイプです。
このタイプは、価格が比較的安いことと、
手早く簡単にジュースが作れるのが特徴です。
ただ、高速で摩り下ろすことで栄養素や酵素の一部が破壊されたり、
音がうるさいこと、タイプによってはカスの方に水分が多く残って
しまうという欠点もあります。
一方、低速回転式は、栄養素や酵素が壊れないこと、
農薬のほとんどがカスと一緒に取り除けること、
良く絞れるのが長所ですが、価格が高い、
ジューサーが比較的大きく、重いという欠点もあります。
価格も色々なので、ネットや近くの大型家電量販店さんで
探してみて下さい。
また、水分が多いと聞いて、自分はお茶やコーヒー、ビール、
お酒をたくさん飲んでいるから大丈夫と言う人もいますが、
これらのカフェインやアルコールを含んだ飲み物は、利尿作用が強く、
トイレが近くなるので逆に体を脱水状態に近づけます。
以前、TV番組でも、この勘違いがもとで体が脱水状態になり、
脳溢血や脳梗塞のリスクを上げたり、物忘れが激しくなったりする
という点について触れていましたので、ご注意下さい。
次は体のサイクルについてです。
人の体は
午前4時~12時 排泄のサイクル
12時~午後8時 摂取のサイクル
午後8時~午前4時 吸収のサイクル
という自然のリズムを持っています。
無限健康では、このリズムを阻害しない、
食事の取り方を提案しています。
それは、
・お昼12時までは、消化に負担をかけないフルーツか野菜や
果物のジュースのみにする。
・午後8時以降は食事をしない。
というものです。
夜8時以降に何か食べる時には、フルーツにしましょう。
最近の研究で、体のホルモンの関係で夜11時以降に食事をすると
通常の食事に比べて脂肪として蓄積しやすいという研究もあります。
このことからも体のサイクルを知ることの重要性を感じます。
つづいて消化の仕組みと、食べあわせについて、お話します。
ところで、消化のプロセスがとてもエネルギーを消費するプロセス
なのを御存知ですか?食べあわせが悪いと、実にフルマラソンよりも
多くのエネルギーをこの消化のプロセスにエネルギーを浪費すると
言われています。
ノーベル賞受賞者のアイバン・パブロフによると、
『果物は消化済みであり、胃袋に入ってわずか15分~20分で
結腸に流されて栄養素の吸収が始まりまる。
野菜は胃袋の運動によって結腸で栄養が吸収しやすい大きさまで
細かく粉砕され、3時間程度胃にとどまる。
ご飯やパンなどに多く含まれる炭水化物はアルカリ性の胃液によって
抽出され、これも3時間程度かかる。
肉、魚などに含まれるたんぱく質は酸性の消化液によってアミノ酸に
分解され、4時間程度有する』
これらをふまえた上で、消化に負担をかけない食べあわせを考えると、
まず、果物は、胃の中に食べ物が無い、空腹時に食べる必要があります。
なぜなら、既に消化済みなので、3~4時間消化にかかるほかの食べ物と
一緒に食べてしまうと、その間、胃にとどまることになり、体温に
よって発酵が始まってしまい、栄養素を吸収する前に消費してしまうのです。
なので、フルーツはデザートに食べるのではなく、フルーツのみを
空腹時に食べるのがベストです。
次に、炭水化物とたんぱく質の食べ合わせは、酸性とアルカリ性の
胃液を同時に使い、中和してしまうので、胃での消化のプロセスを
邪魔することになり、エネルギーを使う消化のプロセスを長引かせる
ことになります。
ご飯やパンの炭水化物と、肉、魚のたんぱく質の食べ合わせは避ける
ようにするのが消化に負担をかけない食べ合わせになります。
この消化のプロセスと、前回の体のサイクルから、無限健康では、
消化でエネルギーを無駄遣いしないために、以下の3つの事が食事の
基本になります。
1.排泄のサイクルを邪魔しないため、午前中は消化の負担の少ない
フルーツのみにする。
2.お昼と夜は野菜を中心にし、たんぱく質と炭水化物のどちらかを
野菜と一緒に食べる。
3.吸収のサイクルを邪魔しないように、午後8時以降は何も食べない。
どうしても食べたい場合は、負担の少ない果物にする。
参考文献として「フィット・フォー・ライフ」や「超健康革命」などの
松田麻美子さんによる、訳書や著書を一読される事をオススメします。
また、最近、無限健康を学ばれた9ステッパーの方が『朝バナナダイエット』
を考案し、ブームになりました。
こちらも参考にしてみてください。
ー麻生 秀男
(転載貼り付け終わり)
成功研究会 メールマガジン vol.193から貼り付けます。
(転載貼り付け始め)
今日は、周りから若く見られるための、
筋力トレーニングについてのお話をします。
筋肉を強めるといっても、ボディビルダーのように
筋肉隆々になる必要はありません。
(もちろん、そういう体型が理想ならそうなることも可能です)
それでも健康で強い筋肉をつけることには、
メリットがあります。
筋肉は使わなければどんどん弱っていきます。
普段、体を動かさず筋肉を使わないと、筋力が弱ってきて階段の
上り下りがしんどくなってきたり、ちょっと動いただけで疲れる
ようになったりします。
こんな状態よりは、体が強く活氣に溢れていれば、
もっと自分にも自信がもてます。
強くて柔軟な腹筋や足の筋肉は腰痛や背中の痛みを防ぎます。
そして、無限のエネルギーである脂肪の多くは
この筋肉で使われるのです。
ですから、筋力トレーニングをして、筋力を維持したり、
高めたたりすることで、高いエネルギーを手に入れ、
自信にあふれ、いくつになっても老けることなく
元気に活動できるようになります。
実際、筋力トレーニングをすると成長ホルモンが分泌され、
肌がきれいになったり、体型や姿勢も良くなり、
実年齢より若々しく見えるという効果も期待できるので、
女性にもお勧めです。
ただ、腕とか脚に筋肉をあんまりつけたくないという方も
いると思いますので、目的に合わせて、
どこの筋肉を鍛えるかは、ジムにいるトレーナーとかに
相談してメニューを作ってみてください。
ここでは、短時間で最大限の効果を上げるための、
ジェームス流の筋力トレーニングについてご紹介したいと思います。
ジェームス流のトレーニング方法には2種類あるので、
自分に合った方を実践してください。
(1)パワーファクタートレーニング
これは一定の時間当たりに動かした負荷を計測する方法です。
例えば、ベンチプレスで1分間に20キロの重量を
10回持ち上げたとするとパワーファクターは
200キロ/分となります。
そしてこのパワーファクターを
毎回5%~10%づつ上げて行くのが
パワーファクタートレーニングです。
この時、トレーニングの時間は変えずに
重さと回数で調節してください。
5%~10%上げた負荷をクリアできない時は、
回復期間として休みを取ってください。
毎日トレーニングしていたら、1日休んでください。
1日おきにトレーニングしているのだったら、
2日間回復期間を取ってトレーニングするようにしてください。
(2)スタティックローディング
これは、まず15秒間しか保持できない重さの重量を選んで、
その運動で一番伸ばしきる少し手前の状態で静止するという
トレーニング方法です。
例えば、ベンチプレスだったら、
腕が軽く曲がった状態でバーベルを保持して静止します。
そして、その次の時は、保持する時間を延ばしていきます。
30秒間持てるようになったら、また15秒しか
保持できない重さに重量を増やします。
回復期間についてはパワーファクタートレーニングと同様です。
それから、それぞれの運動のセット数は1回だけです。
2セット目以降は、その労力に対して、
効果の向上は10%程度と効率が悪くなります。
以上がジェームス流の筋力トレーニングです。
あなたもぜひ、筋力トレーニングに取り組んで、若々しく元気な
体と高いエネルギーを手に入れ、目標や夢を実現してください!
ー麻生 秀男
(転載貼り付け終わり)
成功研究会 メールマガジン vol.191から貼り付けます
(転載貼り付け始め)
成功のために必要な健康のレベルとは、
単に病気でないという状態ではなく、
常に高いエネルギーに満ち溢れた状態を
手に入れることだという話をしました。
今日は、高いエネルギーに満ち溢れた状態を
手に入れるための方法について
もう少し詳しく解説したいと思います。
今日の話は、ジェームスの『成功の9ステップ』の
無限健康のセクションに関する話です。
無限健康における健康の鍵は次の4つです。
1.有酸素の力を高める
2.過剰負荷により筋肉を強める
3.最高の栄養を得る
4.毒を避ける
今日は、まず、『1.有酸素の力を高める』についてお話します。
”健康はエネルギーである!”という話をしましたが、
人間のエネルギー源って何だかご存知ですか?
人間には基本的に3つのエネルギー源があります。
一つは『遊離脂肪酸』。
体の脂肪のほとんどは、この遊離脂肪酸で、
体脂肪として蓄積されています。
ちなみに、同じ脂肪でもコレステロールなどの脂肪は
エネルギーとして使う事ができません。
二つ目はブドウ糖です。
炭水化物や糖質はブドウ糖に変換してからでないとエネルギー
として使う事ができないのです。
三つ目はクリアチンリン酸で、爆発的なエネルギーを発揮するのですが、
普段はほとんど使う事が無いのと、わずかな量しか体内に蓄積できない
という特徴があります。
さて、あなたは無限のエネルギー源を手に入れる事が出来ると
言われたら、どう思いますか?
実は人間はみんな持っているのです。
それは『体脂肪』です!
人間は餓死しても解剖すると2~3キロの体脂肪が残っている
そうです。
餓死しても残っているのであれば、無限のエネルギー源と呼んでも
良いと思いませんか?
人生でより高いエネルギーを持ち、
朝から夜まで元気に過ごすための
秘訣はこの脂肪の力を使うことにあるのです!
じゃあ、脂肪をエネルギーとして使うには
どうしたら良いのでしょう?
脂肪というのは、ブドウ糖やクリアチンリン酸に比べて、
非常に点火しにくい燃料です。
しかし、一旦火がつくと、
なかなか消えにくいという特徴もあります。
そして、脂肪を点火するためには
酸素とブドウ糖が必要なのです。
運動している時に、息を切らしている人がいたら、
その人は十分な酸素を取りこむ事ができないので、
脂肪じゃなくてブドウ糖をエネルギーとして
使っていることになります。
しかし、ブドウ糖はそれほど大量に体に蓄積できないので、
すぐに疲れてしまいます。
そして、ブドウ糖を切らしてしまうと、
脂肪は不完全燃焼し始めて、体の中に毒素を排出し始めたり、
免疫系やホルモン、酵素など、体の重要な成分を分解して、
ブドウ糖の代わりに使い始めてしまうのです。
ですから、健康のために運動してるつもりでも、
息切れするようなハードな運動をしていると、
逆に不健康な状態を作り出してしまう
ことになります。
無限のエネルギー源の脂肪を燃焼しやすい体質を作り、
しかも健康になるための鍵!
それが有酸素運動です!!
30分程度の有酸素運動を週3回以上続けると、
体が脂肪を燃焼するための酵素である
脂肪燃焼酵素を作り出す量が増え、
脂肪を燃焼しやすい体質になります!
脂肪を燃焼しやすいということは、無限のエネルギーを
有効に使え、常に高いエネルギー状態でいられるということです。
さらに、6ヶ月間続けると、体内の毛細血管が
30倍~50倍にふえ体の隅々まで酸素を運べるようになるので、
元気に健康になります。
じゃあ、有酸素運動ってどうするのかというと、
有酸素運動をしているかどうかは、
心拍数(心臓が1分間に心臓が鼓動する回数)
で決まります。
詳しい説明は省きますが、次の計算をしてみてください。
まず、あなたの最大心拍数を計算してください。
最大心拍数 = 220 - 自分の年齢
そして、次のAとBを計算してください。
A = 最大心拍数 × 0.6
B = 最大心拍数 × 0.85
心拍数がこのAとBの間になるようにすると、有酸素運動ができます!
運動しながら心拍数を計るにはハートレートモニターという
スポーツ用の脈拍系を使うことをおすすめします。
無限のエネルギーを得るために、週3回以上の有酸素運動をは
じめましょう!
ー麻生 秀男
(転載貼り付け終わり)
おじいさん様へ
早々、御返事をいただき有難うございます。
私は実名投稿でもかまわないです。名前と身分を明らかにされない私に対するメールは無責任な御意見が多かったため、実名では一つ一つに真摯に対応することができなくなりました。
おじいさん様のプライベートを知りたいとは思いません。
実名を名乗ることよりも、「私は現在こういう医療を実践し、こういうことを目指している」という軸となる「自分なりの医師像」を表明しなければ、実体験のない第三者的な医療批判だけでは説得力を欠きます。
治療家としての誇りをもっていただきたい。
国を憂いたり知らない漢方を論じるより、まずは御自分自身が実践されておられる医療の範囲内での不満を投稿されるなり解決すされることが第一歩です。
「カンブリア宮殿」でのツムラの社長の副作用の解説は番組の中盤でした。正味30分程度の番組では、視聴者に語りつくせないのは自明です。聞きかじりだけで批判されずに、ケアネットなり講演会などでエビデンスなり副作用なり、じっくり習得されるといいと思います。
調剤薬局の方はお医者様より積極的に漢方の勉強会に参加されますが、保険適応のない漢方薬局の方は縄張り意識が強いのか、呼びかけても合同の会に参加されません。今後は情報交換や病信連携などの意味で両者が歩み寄ることが大切だと思います。
漢方の専門医は基本的に病名処方はしないので、西洋薬と違い漢方で重篤な副作用が出る場合は、証を誤って処方された場合が考えられます。
一方、抗癌剤や免疫抑制剤で間質性肺炎などの副作用が起こる場合は、病名で投与されていても、そもそも最初から投与すべきではない「適応外の病状」である場合がほとんどです。
漢方に不慣れな医者が望聞問切を怠って「肝炎に小柴胡湯」「喘息に麦門冬湯」など、ガイドライン通りでも考えずに投与することが危険です。
高価な漢方薬を売る漢方薬局が詐欺だとは思いません。ただ売り逃げするのではなく、自分が売った薬でお客様の具合が悪くなったり、副作用が出た時には逃げないで、最後まで責任を持って対応して欲しいだけです。
「病名処方」のレベルどまりの臨床医が多いことは事実です。おじいさん様は何を「矛盾」といわれているのかわかりませんが、重篤な副作用を起こした責任は当然処方をした医師にあります。主治医を信じた患者にも責任があります。
パンフレットなどに記載されているエビデンスのあやしさは、すでに西洋薬での大規模臨床試験の段階からあります。漢方がこのようなあやしいエビデンスの捏造につき合わなくてもいいだけです。
「月刊ザ・フナイ」6月号での副島隆彦先生の論文において、科学(サイエンス・近代学問)の下りでこのことは的確に述べられています。トーマス・クーンの「科学革命の構造」の下りを御参照してください。
わたしはEBMとNBMを対比させましたが、EBMとオーダ―メードは対比させていません。要はわけのわからない欧米人の何万人のデータを自分のエビデンスと錯覚したように信仰するより、N=1でも自分が実体験したものこそ、自分だけのエビデンスだと会得することが、サイエンスの第一歩だと私は思います。
漢方薬を処方されなくて困っていないのなら、おじいさん様が自分の処方されている得意分野の西洋薬の範囲内で、自分自身が体験された問題点を提起していただいた方が我々も勉強になると思います。
漢方薬は、西洋薬の様な「病気の修復」という意味より、「滋養強壮や健康増進、アンチエイジング」的な目的で飲み続けることには意義があります。
日本人も薬膳のように、日常でも身近に漢方的な食事や生活を心掛ける意識が高まって来れば、そのうちエキス剤を処方しなくてもいい、自分で治せる医療が実現するのかもしれません。
お、早速のレスポンスどうもありがとうございます。
正直もっとくるかと思っていたのですが。。。
同業者の怒りを買いつつあるのはよくわかっておるので。
当日のレスポンスには実名があった気がするのですが。。。
やっぱ、実名ってこわいですよね。。
だからこそ、私もばれないように好きなように書いているわけです。
誰が読んでいるのかもわからないし、また私が医師である、証明は掲示板では不可能ですから。。
ところで、僭越ながらえいちゃんさんの意見をまとめてみましょう。
1)保険診療の恩恵にあるのなら、スタンスやビジョンを明確にしてはどうか。
2)えいちゃんさんの診療においては、ツムラの漢方薬について、日本有数の使用実績がある。自由診療費は私費を投入している。ほそぼそと経営している?
3)その社の社長は「副作用」について、番組で発言していた。
4)漢方薬局では簡単な問診で処方をきめているらしい。
5)医者がいなければ重篤な副作用が出た場合対応がむずかしい。
6)独自で漢方を入手するとべらぼうに高い。
7)初診時から漫然と長期投与する医師は要注意である。
8)漢方をはじめるときはだれでも病名処方等から始める。
そしてそれ国はしょうがない。
9)パンフレットはいわゆる西洋医を説得するための道具である。
10)ちまたにあるEBMより、オーダーメイド医療をすべき。
11)西洋医薬と漢方医薬は発想や開発の出発点が別。
12)わたし自身、疑問があるならツムラに聞けばいいのでは。。
いやどうも、こまかくてすいません。
1)については、まあ、誰が読んでるかわからないし、スタンスは、これまでの私の投稿からすれば、亡国医療を憂いているわけです。日常臨床?そこまでプライベートをあかす「勇気」はないです。
2)まあ、それは、ふん、そうですか。と感想しかいえないです。でも、よい医療をして、たくさんお金が入るならわたしは正当化します。適切な報酬もなく、善意だけでは社会が衰退しますから。
3)これは私が聞き逃したかもしれません。番組の最初の5分くらいみてなかったかも。でも、例えば「間質性肺炎で死んだ事例がある。」とか「電解質異常で潜在的に特に年寄りでは死因になることがある。」とか、「長期処方は十分気をつけて。」とか、言ったのでしょうか。ただ、「副作用がある。」だけでは、第三者からみればほとんど説得力がないような。だって、ラーメンだって、うどんだって、ある意味「副作用」はありますから。。。
4)ずいぶん、あぶないっすね。もっとそういうところを批判してはどうですか。わたしは知らなかったですよ。
5)これはどんな、物質にも言えますよ。でも薬局には、人によっては、死んじゃうくらい危険な薬剤が、「売って」ますよね。アスピリンはアレルギーで死ぬことがあります。ガスターは血小板減少で死ぬことがあります。風邪薬はせんもうを起こして、転ぶことがあります。ようは確率と程度問題であるのです。漢方がそれほど危険だというのであれば、副作用についてもっと啓蒙する必要がありますね。抗ガン剤なみに。せめてあの番組で5分くらいはその時間をとってもよかったかもね。
6)これは、売った人がいれば買った人もいます。資本主義はこういうものではないでしょうか。ほんとはそれと同じ作用のものが、保険診療で買えたかもしれない。あるいはその馬鹿高い生薬?の方が効くかもしれませんよ。そしてそれは売るがわ、買う側という、「市場」の問題でしょう。それを詐欺だと判断できるかは微妙な問題。。そして、保険診療の漢方薬そのものも、適正価格なのかはわからない。薬局で売れるようになればじつは、あの膨大な平均年収600万をこえるMR連中の給料がさっぴかれるから実は、安くなるのかも。どうでもいいパンフレットも必要なくなるし。
7)こういうひと多いですね。しかし悪意でしているわけではない。どっちかというと善意で薬を処方する。でも、まさにそれが怖いんですよ。大半はそうじゃないですか?私はそれを批判しているんです。そしてそれをしらない多くの医師も不幸です。ようはさほど効果もないけど危険でもないから漫然と処方していると考える医師も多いのでは?
8)この論理はこわいですね。副作用が出た場合がこわいから医師が処方するひつようがあるというお話と、矛盾しますね。もしこれで、「きわめて、重篤な」副作用が出た場合は、だれが責任とるのでしょう?
9)これも、こわいですね。漢方はいいものだから、最初はだまされたとおもってつかってみな、そして、とりあえず、その導入としてダメデータには目をつぶっておけということでしょうか。私はなおのこと、信用しませんが。。
10)もし、私の理解が間違っていたらごめんなさい。「アメリカ医療の光と影」をかいた先生は日本人がEBMを誤解していると言ってます。EBMは本来「オーダメイド医療」なのだそうですよ。厚労省のまちがった輸入が問題だとか。
11)これも、、、いや、なんというか。。。西洋薬とか、西洋医学とかそれに対する東洋医学≒漢方医学ということなのか、中国で日本でやっているような「漢方医学」がほんとにされているのか、あの番号処方が実施されているのか。。。寡聞にしてしりません。そして、化学物質という意味では、そもそも、アスピリンも、ペニシリンも、植物からとって抽出したものですよね。麻薬もそう。そんなにまったくかけ離れているモノでもないのでは。。オリジンはね。物質治療という意味では、東洋だの西洋だの、分けなくてもいい気が。。。本多勝一著「はるかなる東洋医学」によれば、日本の漢方処方は、「東洋医学」ではないと、症状に対して、特定の物質を施すのはまさに「西洋医学的」視点だと書かれていますが。。。
12)ほんと、すいません、日常臨床で、別にいまのスタンスで困ってないんです。漢方なくても、困ってないんですよ。それより、患者の病歴や生活背景を聞いて、「薬なし」でアドバイスしてあげる方が「より良心的」だとおもってますんで。私はあかひげ先生ではないので、無論、別のところできちんと、経営に支障がないように、稼いでますけどね。あのような偽パンフレットで売り込みをかける人たちの話を信用するのは前提に無理がありますね。そんなに作用に自信があるのなら、最初から、統計など無視して、説明すればいいのでは。。勉強会がタダではないことが信頼性につながるとは思えないですね。
以上ながくなり申し訳ありません。
おじいさん様へ
あなた様が医療評論や自由診療を生業(なりわい)としているのではなく、少なからず保険診療の恩恵に与っておられるのでしたら、臨床医としての御自分のスタンスやビジョン(なにで生業を得て、どういう医療を実践され、どういう医療を目指しているのか)を明確にされてから、医療批判なり啓蒙?されてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私のクリニックでは、ツムラの漢方エキス製剤において、毎年全国でもトップクラスの使用実績があります。当院の漢方薬以外の自由診療費はすべて無料(わたしのポケットマネー)にしておりますので、漢方エキスなどの保険診療薬の薬価差益などの採算で細々と経営をしている次第です。
「カンブリア宮殿」の番組においては、「漢方薬も副作用はある」とツムラの社長は明言されておりました。
なぜ薬局でなく病院で医師が漢方を処方する必要があるのか。
それは漢方薬局では、望聞問切など漢方的な診察ができる医師・薬剤師がおらず(診察していてもせいぜい簡単な脈診、舌診をしている程度)問診だけで処方薬を決めている場合が多いようです。
また漢方薬局では副作用を予知・発見する技能や経験がなく、万一重篤な副作用が出たときでも、連携病院に連絡する責任を感じておられないからです。しかも独自に漢方を購入すると保険診療の何倍~何十倍の薬価を請求されます。(薬日本堂などの大手でも、きざみの生薬だと月に数万円になることもあり、その上高価な健康食品まで勧められます。)
初診時から同じ漢方薬を漫然と長期投与する医者は要注意です。当院の初診では通常2日から7日分を処方し、証の変化や患者様の要望に応じて処方を変えていきます。漢方薬を極めてくると、ご指摘いただいたように漢方エキス剤では量や組みわせの細かい調整がしにくいため、自由診療になっても患者様のニーズに応じた生薬を自分で調合したくなってきます。
おじいさん様が漢方医療に興味をもたれて、漢方製剤についての疑問や興味がありましたら、ツムラなど漢方関係の担当MRさんに病院に来ていただき、また「カンブリア宮殿」で放映されたような全国の漢方研究会・講習会に自腹で参加してどんどん質問されて、知識や経験を積み上げていかれたらと思います。
漢方を始めるときはだれでも「風邪に葛根湯」「胃もたれに六君子湯」などの「病名処方」から入ります。始めは西洋医学的な系統で各診療科別、臓器別の病名治療から漢方の学習を始めることはやむをえないことで、西洋医学との対比する上では理解しやすい面もあります。
漢方エキスの処方を躊躇されておられる先生方の多くは「漢方にエビデンスはあるのか」と言われるだけで、とりあえず使ってみようともしません。
臨床試験などエビデンス?が載ったパンフレットは「病名治療」しかできなくなった西洋医を説得するための道具であり、漢方医はエビデンスらしきパンフレットを一瞥するだけです。漢方医の仲間内では病名より証や症状、兆候を重点に診ますので、さまざまな証や訴えの組み合わせが入り組んだ個々の患者に大規模臨床試験をする意義を感じないと思います。
大規模臨床試験でEBMなどでの普遍的な80点治療を目指す病気の修復が中心の西洋医療より、ホメオパシーなどと伴にNBM(Narrative-based Medicine)を中心とした、個々の患者に応じて、未病を察知しより健康の増進を目指すような、オーダーメイド治療をすればいいと私は考えます。
人工的な分子化合物で病気を制圧する製薬をコンセプトとする西洋医薬と、風土や生活の中で培ってきた漢方エキスでは、発想や開発の出発点が全く別なのです。
漢方医療において、自然界から経験的に取り入れたもの(生薬)に要素還元主義というか分析主義を強いて生薬の単一成分を抽出・分析して、勝手な病名の枠組み内で無理やり画一的なエビデンスを出すことに意味があるとは私は思えません。
みなさま、こんにちわ。
ワールドカップが盛り上がっているようですが、何でヨーロッパ勢は弱いのでしょうね?
暗黒大陸の汚名500年の歴史を誇るアフリカの呪いでしょうか。
ところで、馬鹿になるので、テレビはほとんど見ないんですけど、たまたま、漢方薬を販売している某会社の社長が、村上龍の番組に出ていたのですね。。
まあ、わかっちゃいるけど、私の視点は、「どうやって、医者を洗脳しているのかなぁ。」という事で、その目で、社長が何を言うか観察していたんです。
もちろん、テレビは編集しているし、失言もカットするし、基本、その社長および会社、およびその製品バンザイの広告が主たる要素ではあるわけですが、言葉を、めいいっぱい迂遠させながら、本音をかいま見ることもあるわけですね。
とにかく、こいつの悪巧みを感じ取ってやろうとそう、思うわけです。
私は実を言うと、漢方薬は一切つかいません。
なぜかというと、使いこなせないからです。
理由は単純です。
そして、私の職業人生のなかで、マトモに漢方薬を使いこなせていると思った医者は皆無です。
世にはもちろん、漢方薬をうまく使いこなせている先生もいらっしゃるでしょう。そういう漢方的名医がいることは想像できます。
まあ、みたことはありませんけど。
何となく、こういう私の発言を読む方は私が漢方薬について、否定的だと感じるかもしれませんが、正直、別になくてもいいと思っておる「薬剤」です。
そして、昨日みたテレビでなおのこと、これは私には必要のない薬剤だと思いました。
まず、日本の漢方薬と称される保険適応のある薬は、あらかじめ番号がうたれて、すでに調合が済んでおります。
私、これがもっともわかんないんですね。診察して、これこれの症状があるから、これこれの調合を、、と専門家が判断するのが、ある複合薬物を使用する際の常識だと思うんですけど、もうすでに、実際の処方では「この症状に対して、この番号」みたいに割り振ってあるわけですよ。
こんなこと、家のポチでもできますよ。
診察の意味ないじゃないすか?
患者がこれこれの訴え、と言えば、「じゃ、お宅何番の漢方ね。」みたいに処方すればよろしいわけで。
だから事業仕分けの対象に顔を出したんだと思いますよ。
薬局のかわいいおねーさんに症状を言って、出してもらえばいいわけじゃないですか。
反論としては、診察の結果、何番と何番の組み合わせとか、同じ症状でも、この番号がいいとか、、あるようですけど。。
それって、ようするに本来ははじめから、自分で調合するというのが、王道って、証拠じゃなかろうか。。
そこに医者の介入は必要ですか。。
私に言わせれば大部分の漢方を処方する、「先生」方はこんなワンパターンな感じで出していると思いますよ。
ようはいつもの、「検査&薬地獄」の達人なわけですよ。
会社としては保険適応がはずれ、一般薬局の販売が許可されると、単価を安くして売らなければならないんですね。儲けが減る。
今、漢方薬って、一包、80円から100円くらい。
でも、一日一包ってことはない、たいてい、2から4包飲まされる。
それも怪しい手法、だよね、ほんとずるがしこい。成分を抽出してもっと、少量で飲みやすくすることは今の科学技術ならいくらでもできるはずだ。
見かけを多くすれば、高くても人々はありがたがって飲むという、心理を知っている。
まあ、だいたい一日200円から400円くらい、1ヶ月で、6000円から1万円くらいですか。
でも、何度も、何度でも言いますが、保険適応なので、7割から10割の原資は、あなたが汗水垂らして働いた税金から搾取されます。
それに、漢方って副作用がないとか、健康にいいとか、なんか、オーガニックっぽい、エコっぽい、印象ないですか?
それが長期投与を許すような変な土壌を作っている気がします。
ちなみにこの番組では、漢方の副作用なんて、一切発言なかったです。
妊婦さんが保険適応が外されると、お金が困るとか、、、実際は、こまんないよ、、だって、薬局で売れるためにはやすくなるに決まっている。。それより生まれてくる子供達に医療費で国債を積ませることの方がよっぽど、大罪じゃないの、、おかあさん!
痴呆の患者さんに効くだとか、、別のもっと安価な薬でも十分代用できるけどね。。
かえって、あの薬を一日3包、しかも粉で飲まされる身になると痛々しいけどね。のどにもつっかかえるだろうし。
他のもっとやすい代用品薬剤で治療できる技術がないだけじゃないの?と言いたくもなるね。
もちろん例外はあるでしょう。どうしても漢方でないと困る人もいるでしょう。でも例外が大繁盛する土壌がある今の製薬業界はやはり問題ですね。
番組では、女医だけの漢方勉強会とか開業医に「エビデンス」のある漢方、みたいな感じで、紹介する、30代くらいの売り込み人のお姉さんが登場してました。番号で処方するんだから、なんで、診察技術の勉強会がいるわけよ。。。
まあ、売り込みはあくまでわざとらしいね。西洋薬品?とほとんどわかんない、ニセの上質紙パンフレット。。
あの開業医に説明していた、パンフレットも怪しかった。。
効果があると判定する統計をとるのに、3桁の患者数、なかったと思う。
それをテレビの開業医は「このデータははじめてだなぁ。」とかなんとか決めぜりふを言わせて、いかにも信憑性を持たせていた。
まあ、ようするに、説明する側もそれを聞く側も、統計の基本も知らずに、無知同士の対話で、洗脳しあいっこしているわけです。テレビを見る側はもっとわかんない。
それで、商売人は、医者のプライドをくすぐるわけですよ。
こういう気持ち悪い、日常風景が、おそらく日本の薬剤商売の基本で、全国津々浦々、どんな僻地でも行われている。
ある大会社のCEOが言ってました。
「医者は容易に洗脳される。」
「ある薬剤の効果を判定するのに、90%の医者は精緻に文献をあたろうとしない。」
おーこわ。
久しぶりに投稿いたします。
ご相談の山田様の統合失調症の息子様の件に関して、私の現在の治療スタンスを述べます。
当クリニックにも「統合失調症」と精神科で診断された患者様が来院されていますが、多くは見当違いの診断をされています。(DSMなどのくだらない診断基準に安心しているのは医者だけで、権威的な診断名は患者の混乱と不安を煽るだけマイナスだと思います。)
精神疾患においても、先の御投稿にもある安保徹先生や故甲田光雄先生らが言われるように、生まれるまでの両親(先祖)の愛情などの母胎環境、生後の生育環境、ターニングポイントとなるストレスやトラウマとなった生活史などの原因を探すことが第一歩です。
自己満足の病名診断対症をつけて対症療法しか行わない治療家の不満を言う暇があれば、だまって去って次を探しましょう。
毎回紋切り型の短い問診だけで、望聞問切に重きをおかず、大量の薬物療法を(しかも同じ薬を漫然と)つづけて、治そうとしない(治るのは患者自身ですが)、薬を減らそうとしない医師はどの分野の医療でも要注意です。
症状を抑える治療より、患者自身の自然治癒力やヴァイタルフォースを引き出す治療を実践する、意識の高い治療家のもとに行かれるといいと思います。
私の経験上は、食養生や漢方などの東洋医学のほかに、ホメオパシーなどのエネルギー療法が個々に変化していく体質や症状・兆候に柔軟に対応できて有効だと思います。
実際に当院でも、多種類の抗精神病薬を減量もしくは中止された患者さんたちは、本来の「自分らしさ」をとりもどし、以前より学校や社会生活に適応できるようになり、人生を積極的に楽しんでいかれるようになっています。
統合医療や代替医療は高額で怪しいという偏見はまだまだありますが、わたしの同士のクリニックや治療院では、薬づけにして治そうとしない精神科病院の保険診療よりは、診療費や施術料は格段に安く設定されております。
(もちろん保険診療より高額な自由診療費を算定されている治療家のなかにも、立派な先生はいらっしゃいます。)
ちなみに先の投稿にあるような悪徳開業医はごく一部で、多くの開業医は細々と経営しております。私は開業して勤務医時代より収入が半減(年収800万円程度)になりましたが、甲田先生クラスまでに医療に魂をささげるマスターにならなくても、十分生活はできています。
治療のポイントは同類の薬物療法中心の精神科や心療内科ばかりを廻らず、毎回じっくり話を聞いてくれた上で、将来のゴールや現状を生き抜くビジョンを明確に示唆してくれて、患者の自己治癒力を最大限に引き出してサポートしてくれるような、自分が信じられる数名の治療家と(洗脳されない程度に)うまく付き合うことでしょう。
みなさん、こんにちわ。
それにしても、管政権、なんか怪しそうですね。
大丈夫でしょうか。次々と法案が廃案になる。。
何のために政権交代したんじゃ?
まあでも小沢さんのことだから、そこは考えているでしょう。
それにしても渡辺恒三さんのはしゃぎようは何なんでしょうね。
怪しすぎる、後期高齢者ナンバーワンかもしれません。
まあそれはいいとして。。
山田さんへ、私が勝手に返事して申し訳ないですが、「ドクター林の相談室」とか、ネットの精神科系ではけっこういいですよ。
どの科でもそうなんですけど、新薬が出ると使ってみたくなるように、製薬会社が患者も医者も洗脳するんですよ。
ただし誤解しないでいただきたいのは、薬を使わない方がいいとは私は思いません。「適切」な薬物療法は必要です。その意味では失礼ですけど、息子さんの方が病気の本質的なことを理解している気がします。無論、その「適切」、が医者の技量になるのですけど。。そこは患者とその家族が勉強しなければ、どの程度の医者かはわからない。優しいとか丁寧、、だけで判断しちゃだめですよ。
ところで、表題の話です。
みなさんがどこに住んでいるか、で多少異なるかもしれません。
あるところに、大きな病院があるとします。
ちょっと、そこから周囲を見渡してみてください。
やたら目ったら、開業医の立て看板がありませんか?
なんか、大きな女王バチに群がる小さな働き蜂のように。。。
円を描いて周りを取り囲むような。。
現在、救急指定をとっている病院のほとんどは、紹介率といって、他院にどれだけ患者を割り振ったかで、診療報酬が異なる仕組みになっています。すなわち、治療し増えた患者をそのまま病院で抱えていたらいけないんですね。
落ちついたら近くの開業医に紹介しなければならない。
世間の人は、検査妄想、にかかっているので、医者の診察なんかより、検査の方が100倍安心します。ところが、開業医には大きな検査器具は置けません。そこで、日本医師会がダダをこねて、「開業医に紹介しなきゃ、選挙協力しないぜよ。」とか何とか言って、この「紹介率」を導入したんですな。
まあいわば、この協力関係は、甘い蜜だらけの蜂の巣王国みたいなもんです。
しかも、その病院周囲で開業している、お医者さんは、もと、その病院の勤務医であった確率が高い。
お互いに顔知っているというのは大きなもんです。
病院勤務もきつい、なら開業だ。
しかし、すぐに患者が増える補償はない。。
だから、大きな病院から紹介してもらう。しかも自分がもと勤めていた病院だから、いくらでも引っ張れる。。
実際、大きな病院で「飼育」「洗脳」した患者を、開業して、たくさん持って行く先生達が跡を絶ちません。
無論病院としては、あとから、救急で送ってもらえば特に損するわけでもないので、それでいいわけです。じいさん先生が長く病院で勤めてもらっても困るし。
だから時々、無意味に検査受診させたり、念のためとか言って病院しかない特殊検査を勧めたりするんです。
まあ、病院が胴元でぽんびきしているような。。そんな関係。。
ようするに、、
互いにwin-winの関係なんです。
まあ、正直大病院では当直は研修医がやるから、医療の質なんてどうでもいい。
検査をフルコースですれば、たいていの病気はひっかかる。
病院も儲かるし。。
こんな経験ないですか、なんか、若くて一生懸命な医者がいろんな検査をしてくれてとても感謝しました、、でも領収書をみて、目がたまげました、、なんつう、経験。とくに夜中に受診しようものなら救急加算がついて、もうびっくり、ぼったくり、なんじゃそれ、、みたいな。。
でも素人の皆さんは、「先生、この検査は高いので止めてください。」とか「その薬は高いので遠慮してください。」とか言えないですよね。。
でも、開業医の先生は昨今、よく訴えられるので患者のクレーム次第ですぐ大病院に紹介して安心を買ってもらうんです。
でも、いっときますが、少なくともその医療費の7割以上は税金ですよ。。
年寄りだったら9割は税金です。
それはすべて、働いているあなたのフトコロから出ています。
そして、再三言うように国債という未来の借金の形で、まだ生まれても来ない子供達に負わせているんです。
開業医もよく老人を不安にさせて、薬漬けにしてますよ。
リハビリ漬けも最近よくみますな。
適当にそこいらで、理学療法士にマッサージさせて、バイバイする、、なんか、三流あんまみたいなことを、保険診療でするんです。。
カイロや柔術系の団体と仲が悪いのも当たり前ですね。。
でも原資は、あなたの一生懸命働いておさめた税金です。
開業に規制をかけない、、ここまで自由な国も、世界にはないね。。
断言します。
だから開業ネットワークみたいな詐欺開業グループみたいなのが出てきてもおかしくないんで。。ただ合法なので、本人達は悪いと思ってない。
正直、私が開業したら、だいたい悪の方策はわかっているので、儲ける自信はあります。
年収1億くらい稼ぐ自信あります。
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年06月14日 | 医療問題
「尊厳を踏みにじる医療界(下)」
《2》
もう一つ、ご紹介。この情報はブログ読者のZさんからいただいた。
* * *
先日の出張で、民宿に泊まりました。民宿を経営している人と話したのですが、
製薬関係のお客様は、
「薬はのまない。ワクチンはこわくて絶対打ちたくない」
と口々に言うそうです。
一体、何を入れて、どんなことしているんでしょうか…?
* * *
悪魔の支配構造が透けて見える。
薬に何を入れているのか、といえばほとんどは石油である。石油を原料にして化学的に合成している。恐ろしいものなのだ。
何度も書いてきたが、アメリカや日本の製薬メーカーが患者を食い物にし、それの製薬会社に天下っておいしい汁を吸うために、役人どもが病院を支配しているのである。
これは私の知る信頼できる西洋医療の医師の言葉だが、「薬はなるべくなら使わないほうが良い。しかしだからといって『薬をやめると病気が治る』というたぐいの本を読んで、いっさいの薬を断ってしまうのはやりすぎだ。しかし必要なときに短期的に使うのなら良い場合はある。
問題なのは、ある症状があるからといってずっと使いつづけるとか、痛くなるといやだから予防的に使い続けるといった、習慣性の使い方がいけない。そんな場合は、薬に頼る前に生活習慣を見直すべきなんだよ」と。
その製薬会社と医者の癒着の実態を、冒頭のX医師がしたためている。
* * *
先日、自律神経免疫研究会で新潟大学の安保徹教授の講演を拝聴しました。
「ストレスがかかると脂肪肝になったりコレステロールを上げたりして、癌や糖尿病から体を守る、これを薬で治療するのは全くの害である」という主旨のご講演で、これは私ども研究グループの結論と同じだと意を強くしました。
でも、これでは薬が売れなくなるから、こういう考えは医学の主流からは“トンでも”扱いされていますけど、真実に近いと思います。
どんな医者にでも、製薬会社は研究会をつくってくれます。
そこで多くの医師たちは、製薬会社のMRに頼まれるままに、当該降圧剤の恣意的な有効データを出して、参加者の医者たちを洗脳します。
そしてオピニオンリーダーといわれる有名な大学の教授などを招聘して講演をしてさらに洗脳します。
都内の一流ホテルで、送迎つき立食パーティーつき、全国規模の講演会では地方の医者に東京見物宿泊・家族同伴旅行つきで集めています。
私も研修医の頃は件のForest氏のように見事に洗脳されて、善であると信じて疑わす治療していました。 現場の医者は忙しすぎるのと、いわゆる勉強秀才が多くて、たいした疑問ももたずに日々善意と怠慢のもとに対症医療を実践しています。 それが総体としては巨大な悪を形成してしまう。
製薬会社主催の講演会では、同効のライバル薬に対してこれだけ優れるというデータを出しますが、そのライバルの講演会では、真逆のデータを出します。
昨今流行の証拠に基づく医療(EBM)は一見科学的なようですが、同じ治験をこうも違う結果に導くとは、いかさま以外の何ものでもありません。
まさに似非科学です。
それを同じ人物がやるのです。
あれっ? この先生、先週は敵対メーカーの降圧剤を持ち上げてなかったっけ? なんてことはよくあります。
先日、東工大の統計学の教授にお話を伺ったら、統計なんてインチキでいかようにでも恣意的な結果を導けると言われました。 数学者でさえいい加減にできるのだから、医者のやる統計なんて推して知るべしですね。 そして、治療ガイドラインの根拠となる大規模臨床試験のスポンサーは欧米の巨大製薬会社ですから、何をかいわんやです。
* * *
「この先生、先週は敵対メーカーの降圧剤を持ち上げてなかったっけ?」とは破廉恥きわまる。これが天下の大秀才の成れの果てだ。
仮に、この破廉恥な「敵対メーカーの降圧剤を持ち上げる」医師に、問いただすと、どういう反応になるか?
怒りを含んだ形相で質問者を睨みつけ、一流大学の医学部を卒業して医者になった秀才の俺にたてつくのか、という表情になる事、請け合いである。民主党の事業仕分け作業のときの、独立行政法人や公益法人に天下った元官僚どもが、「仕分け人」や評価者を睨みつけていたが、あれと同じ顔になること必定であろう。
医者が信用できなくなったら、日本も本当におしまいである。医者は人の命を救う気高い職業なのだから、応分の高収入を得てよいと思うが、それでも気持ち的には「清貧に甘んじる」気概はなくてはなるまい。
それにしても、毎度いうけれど、こういう「仁術」すら地を払ってしまった日本の医療に誰がした、と言えば、間違いなく自民党、公明党、それに官僚、製薬会社、マスゴミである。背後にアメリカがいるのはむろんだが。
その悪魔どもが、民主党政権を罵って政権を戻してよこせとは、なんたる暴言か。(くどく言うが、だから民主党が良いと言っていない)奴らに民主党を批判する資格はないとだけ言っている。
もう一つ、私が頂戴したV氏からのメールを紹介しよう。たまたまここ数週間のあいだに、医療・製薬関係でいくつかメールを頂戴したのだ。
* * *
以前、「心に青雲」さんが紹介していた、甲田光雄さんの書いた『少食が健康の原点』という本を読みました。
それによると、気管支喘息、パーキンソン氏病、関節リュウマチ、悪性脱毛症といった病気は宿便が原因であるので、断食療法が効果があると書かれています。
宿便が呼吸器系の病気や神経難病の原因であるというのにはびっくりしましたが、病気を治すのに、病院として高額な検査機器の投資を競うのでは
なく、もっと患者の生活過程を正すことに力を入れた方が効果があるのだなと思いました。
実は私はちょっと精神的に弱いところがあり、大学を卒業して就職した年から約13年間、精神科のクリニックから処方された精神安定剤と抗不安薬を飲み続けていました。(成分としてはごく弱いものです。)
これを3年前からきっぱりと飲むのを止めました。
服用を止めたのはクリニックの医師にも言わず、自分の意志で行いました。飲まなくなった当初は、軽い頭痛などがあったような気もしましたが、「心に青雲」のブログの記事に「1日40品目の食事工夫」がありましたが、きちんとした食事をとれば薬など不要であると信じてやめることができました。
主食を玄米や原始長命食に切り替えましたが、切り替えて3ヶ月くらい経った時から、汚い話で恐縮ですが黒い便が1ヶ月くらい出ました。
私はこれが宿便だったのかなと思います。宿便が出た後は心身とも健康になったと感じています。
さらに、私の母は20年ほど前に、乳がんと甲状腺がんにかかりました。外科の手術を行い退院後、家に戻って来て病院から処方された抗がん剤を飲
んでいましたが、ある日、「抗がん剤を飲むとかえって調子が悪くなる気がする。」と言って飲むのを止め、患者の間の口コミで知った東城百合子さんの本(『家族でできる自然療法』あなたと健康社)を読んで、玄米菜食に切り替えました。
その後がんは再発せず、現在でも存命です。
* * *
V氏からのメールは見事である。
きっと死神と軽蔑される製薬会社の営業マンは、こっそり陰で自分だけは「代替医療」にすがっていることだろう。
知り合いの精神科医のW氏は、「最近、抗うつ剤は重症のうつにしか効かない、というデータが発表されたので、イギリスなどでは、精神科医のなり手が激減しているそうです。そんな情報は日本の薬屋は全く口にしませんけれど」と言っていた。
本ブログでも、さんざん取り上げてきたが、薬を全否定するわけではないが、ほとんどの薬は「死の接吻」である。
代わりに何をすべきかは、自分で書籍やインターネットで研究しないと、身は守れないのである。
(転載貼り付け終了)
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年06月12日 | 医療問題
「尊厳を踏みにじる医療界(上)」
《1》
最近、医療関係にお仕事を持っておられる方お二人から、情報をいただいた。それを紹介したい。むろんご迷惑がかかってはいけないので、一部変えてあるが、医療界の実態はご理解いただけると思う。
以下にまずは医師X氏からのメールである。
* * *
私の勤務先は某県の公立系病院で、10年前までは非常によい病院でした。役所が経営しているわけですが、鷹揚でこまかいことに口出ししませんでした。 医者は患者が増えても給料に反映するわけではないので、最低限必要なことを処置し、よけいな事はしませんでした。
たとえば高血圧なんて、検査など殆ど必要ないので、長期処方(100日分)で、無駄な検査は一切しません。 開業医は14日分しか処方しないで、患者に頻繁に受診させる事例が多いようです。最近ではそういったことはしにくくなっているようですが……。
その結果、患者一人あたりの保険請求額が県内では一番低い病院でした。それは良心的であることの証であり、私たちは誇りに思っておりました。 ですが、構造的に大病院は儲からないような仕組みなので、それでも慢性的に年間××億くらいの赤字でしたが、医者の給与が異常に安いので、近隣の公立病院(100億円規模の赤字)よりはましといわれていました。
それがここ数年は、役所が稼働をあげろとうるさくなりました。稼働をあげるには保険で認められる限りの無駄な検査をしたり、必要ないのに入院させたり、必要ない薬を出したりしなければなりません。
薬価差益はほとんどないので、薬を大量に処方しても製薬会社が儲かるだけです。当院でも、時代の流れに乗って、医者別の稼働額を毎月出して、競わせるようになりました。 それでは医療の良心が守れないと抵抗した院長はクビになりました。医者どもは本当にバカで、院長を支えるどころか、後任ポストにつられて、天下りの役人ども(またの名を宦官)におもねていました。 「分断して統治せよ」の原則どおりです。
情けない話ですが、私の直属の上司は、天下り経営陣に気に入られようとして、とにかく数をこなすために検査の時間を短縮しろと言いました。私の部署では技師を雇う人件費を削るため、私が検査(エコー)も自分でやっていました。
エコー検査は通常一人当たり20分くらいはかかるものですが、5分でやれと命じられました。それで見逃しをしたらどうするのだと反論すると、エコーで癌は見つけられない(そんなことはありません)と患者に説明して、少しでもあやしかったら全部CT、MRIにまわせ(そうすればさらに検査代が稼げるし)といいました。
私は呆れて、そんな検査をするなら意味がないどころか悪ではないかと言いました。私が抵抗したら、熾烈な嫌がらせが始まりました。 当院は極端な例かもしれませんが、天下り役人がのさばる病院は、どこも似たような状況のようです。
「心に青雲」さんのブログにからんでいた勤務医forestという人が言うように、本邦の皆保険制度による医療は、フリーアクセス、低コストで世界に冠たるものと思います。 しかし、その結果、経営のためには、薄利多売せざるをえません。 医者の技術料はきわめて低いので、結局製薬会社と医療機器会社が儲かるだけです。
* * *
まったく‥‥この現状には真っ暗な気分にさせられる。
「ここ数年は、役所が稼働をあげろとうるさくなりました」とある「数年」とは、小泉・竹中政権がやらかした悪行の時期を指している。
多くの患者は自分で病気のことや医療のことを勉強しない。マスゴミも製薬会社から広告料をもらう手前、決して製薬会社に不利になるような真相は報道しない。汚い連中である。
文中にある「ブログにからんでいた勤務医forest」とは、本ブログ「『即自』の医師たち」(2010.2.4)で取り上げた、イカレポンチのことである。
あのとき医師forestは、私がブログで「適正な値」を利用することで医療者が不当な利益を得ていると書いたことに対し、「少なくとも私の知る範囲においては金儲けのために薬を処方するような医師は一人もおりません」と反論してきたが、それは大嘘だ。
見よ、金儲けのために薬を処方する医師がゴマンといるのである。
そ~れが何より証拠には♪ 製薬会社がしこたま儲かっているではないか。
次は、これも某公立病院に勤務する方(Yさん)からの“告発”である。
* * *
X医師のお話を拝読いたしました。私どもの病院は公立にも関わらず、役人は1つの企業とみなして、赤字ではしょうがないので稼働をあげろと上から命令されている状況は同じです。
例えば本来検査技師が行うべきエコーの検査をやらされて(しかもやっても意味がない位の短時間の検査)、X医師も、さぞや医師として心の葛藤があったのではないかと思います。
またX先生がおっしゃるように現在は薬価差益というものはほとんど無くなり、保険上医師の技術料が極めて安いというのはその通りだと思います。そこで私の勤めている病院で最近力を入れているのは治験です。治験とは医薬品の製造申請をするために行う臨床試験のことです。最近は患者を診療して稼ぐよりも、製薬会社の薬の開発に協力してお金をもらう方が割がいいからか、治験に力を入れています。
記憶に新しいのが新型インフルエンザワクチンの件です。昨年秋、前任の病院にいる時に「新型インフルエンザワクチンの治験」がありました。医師や看護師や事務職員が病院の講堂に集められ、新型インフルエンザワクチンの接種を受けました。昨年の冬は新型インフルエンザが流行すると言われて、広く国民にワクチンを接種する前に国立病院の職員に接種して副作用がないか確かめる目的でした。
もちろんワクチン代は無料でしたが、私は「心に青雲」のブログを読んで、インフルエンザワクチンというものは怪しいものだと知っていましたから、接種は受けませんでした。
その後、今年の春になって、その治験の協力費として病院に振り込みがありました。正確な金額は知りませんが、結構高額な金額だとのことです。
製薬会社は儲けているのだなと感じました。
私は事務職ですので、医療や治療に関しては素人ですから、以下は素人の感じた事として読んでいただけたらと思います。
ワクチンに関しては最近、新しいワクチンがマスコミにより宣伝され接種され始めています。(アクトヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチン、口蹄疫ワクチンなど)
ブログ「心に青雲」に以前ありましたが、「製薬会社の立場に観念的に二重化」してみると、意図的に流行を作り出してワクチンを売りさばこうという製薬会社の計画があるのではないかと思えてきます。
今回の新型インフルエンザワクチンに関しては、初期は品不足で国民の不安を煽り、流行の末期にはワクチンの大量の在庫を残してしまいました。
これもマスコミを使った情報操作やワクチンの流通の出し惜しみがあったのではないかと思いました。
MRIやCTといった検査機器は数千万円から1億円もする高価な機械ですが、メーカーはフィリップスやシーメンスといった外資系の会社です。日本は人口1人あたりのこうした検査機器の設置の割合が世界一高いと言われていますが、これもメーカーがマスコミを使ってそうした需要を作り出しているのではないかと思います。
* * *
医者だけでなく、まともな事務方も見るべきものは見ている。
あるサイトにあった話であるが、このMRIやCTといった検査機器も大変なことになっているそうだ。中町クリニックのホームページというところで見つけた情報である。
* *
コラム:MRI検査点数の下げについて
2002年4月の保険点数改訂により、MRIの検査料は30%以上の異常ともいえる引き下げに遭いました。MRI検査が盛んになって医療費が増大するために、減額できそうなところから大幅に削ろうという、毎度の厚労省の方法です。患者さんにとっては、安い費用でMRI検査が受けられるようになって良いことずくめのようですが、そうではありません。 もともと日本のMRI検査料はスタート時点からかなり低く設定されており、諸外国の1/3~1/10程度の値段でした。機械が数億もかかるだけでなく、維持費も年間数百~数千万円もかかります。スタート時の検査料でも、損益トントンという状態でしたが、いまや当時の半分以下の点数になってしまっており、MRIは導入しても赤字を生み出すだけの機械となっています。
大病院ではMRIは病気の診断のために必要不可欠な機械ですから、トータルで儲けが出れば良いという事で何とか維持しています。しかし、今まで10年以内には機械の更新をしていたのが、さらに数年以上は使うようになり、画像診断の精度は落ちる事になってしまいます。
新しくMRIを増やす事は不可能となり、大病院での数ヶ月の待ち時間はさらに長くなると思われます。MRIを気軽に受けるというような事はこれからは不可能になってくると思われ、病気の発見が遅れることが出てくるでしょう。
私のクリニックでは、MRI検査が収益の柱でしたから、打撃は尋常ではありません。MRI画像診断をメインにやっていたクリニックは日本中で数カ所しかありませんから、大局的にはどうでもよい事なのでしょうが、検査をしても赤字が膨らむだけの現状です。まもなく現有のMRIにも寿命がきますし、その時点で残念ですかMRセンターは店をたたむしか無いと思っています。
* * *
ここまでひどい状況に医療界を追い込んだのは、自民党であり、官僚である。とくに小泉・竹中の亡国政権が際立っていた。
マスゴミは、民主党政権を倒してもういちど、あの小泉・竹中路線に戻して、自分らもおいしい夢よもう一度、と願っているのだ。自分が病気になったら、家畜のように扱われ、人間としての尊厳も踏みにじられるとも思わずに。
※本稿後半は来週月曜日に掲載します。
(転載貼り付け終了)
こんにちは
ちょと、名前はさしさわりが出ると困りますので、仮の名でさせてください。
これまでの議論の中で、大まかなところ、薬はあまりよくない、直すのであれば、自然の治癒に頼った方がよい、免疫療法による方がよいと言う話でした。
でも私の家族の場合、どうすればいいのでしょうか?
私の息子は総合失調症で15歳時の発病から15年になります。今まで、薬のことでは本人の体に適応できるかどうかで散々苦労しました、適応できないと薬の副作用で、しびれたり、ろれつが回らなくなったりしました。その度に他の薬を、対応するか確かめながら、やっと、いまのセロクエルと言う薬で、今のところなんとか落ち着いています。このセロクエルの他ネルポン、リスパダール内服液、ラキソベロン液を使用しています。
薬をのまないと、頭の中が錯乱状態で、何をしでかすかわからないような混乱、考え方整理が出来ない状態、本人も大変苦しいが、回りも苦しい、本当に人に言えないようなつらい経験をつんできました。
松澤先生の本にも、薬を減らしていく方針は同じで、食事療法で治していこうとするものでなのですが、当人は信用してくれず、いかに薬なしの治癒に信頼を持ってもらえるかが問題なのです。病院の先生にも松澤先生の話をしたのですが、まったく取り合ったもくれませんでした。
総合失調症は今不治の病とされ、治ることはなく、ただ症状を抑えることが出来ることをもって良しとされている。
どうか、なにか参考になることとかありましたら、教えていただけないでしょうか!
よろしくお願い申し上げます。
医学・医療のテーマからはやや反れておりますが、食の問題は健康に直結しますので、追加投稿します。
”田んぼ博士の応援隊”というサイト
不耕起栽培による米作を推進しています。
ttp://www.tanbohakase.com/
左下に、「米の検査規格の見直しを求める会」というリンクがあります。
ttp://hantenmai.sakura.ne.jp/naze/naze.html
”農産物検査規定がカメムシ防除のための農薬大量散布につながっている”
現実。
カメムシが実のでんぷんを吸うと黒い斑点が残る米粒となります。
1000粒に一粒を超える頻度ですと、米の等級と価格が下げられてしまう。
1000粒とは、小さな茶椀に軽く一杯ぐらいか。
食味には関係なく見栄えの問題だけです。
(・・・消費者はこんな検査を要求したでしょうか)
カメムシ防除にネオ・ニコチノイド系農薬が近年多量に使われています。
商品名ダントツ、スタークルなどで、蜜蜂や昆虫に大きな影響があるといわれております。
昆虫相手ばかりでなく、人間の健康に対しても悪影響が予想されます・・・水源汚染や作物内部にての残留性の問題。
不耕起栽培とは;
故 福岡正信 氏が提唱した自然農法に触発された、岩澤信夫 氏の水稲栽培の方式です。
田んぼに冬季も水を張ることにより水田環境が良くなることで微生物・昆虫、水生生物や鳥類などが戻る。
稲の根がしっかり張り、株の分けつも多くやや背が低いしっかりした稲に育ち、病虫害や冷害に強く 倒伏しにく性質になる。
収量も慣行農法と比べそん色なく、むしろ多い。
米を含む生鮮食品は、顔の見える農家から直接買うのが望ましいでしょう。
農薬に何を使用し、どのような頻度で使っているのかを知ることで安心が得られます。
見栄えを過度に気にする現代の一般流通市場には、落とし穴が多いことを認識すべきです。
それは、抗生物質などを使う魚介類の養殖や家畜の肥育にもいえることです。
有機栽培は、それら家畜の糞を完熟させて利用刷る側面がありますので。
問題は大きく分けて2つです。
1.蜜蜂の大量死を招く。 害虫に効くということは益虫も大量に死滅する。
蜜蜂による作物の受粉がおこなわれず、”実りなき秋”といった状況を招く怖れ。
2.水溶性なので作物に吸収され、また河川に運ばれて遠隔地まで汚染。
川の中流・下流の水を飲料水として引き込み処理する都会において、広範な人々の体内に入る怖れがあります。
現に、化学物質過敏症などを患っている人に、胸痛や頻脈といった症状が現れている。
(この問題を知る医師は、化学物質過敏症の患者に 国産果樹、緑茶、ウーロン茶の摂取をまずやめさせるとの事)
作物に吸収させて害虫に食べさせ駆除という方法は、本来禁じ手の筈です。
従来、農薬は作物の表面に着く害虫に散布接触させて効果を得るものです。
作物の表面における残留量を問題にしてきました。
それによって収獲の何週間前迄・・・という散布制限があります。
しかし、作物が内部に吸収してしまえば、その残留性は別の概念となります。
果樹などは、皮を剥けば安全・・・とは言えなくなりますから。
日本の食卓にならぶ食材について、脅威は何も中国産野菜や狂牛病ばかりではありません。
1990年代から人体に害の少ない殺虫剤として導入されている農薬に、ネオ・ニコチノイド系があります。
ミツバチの大量死の犯人として俎上に上がっているものです。
(欧州では使用禁止や制限がされているようですが、日本では使用拡大の方向にあります。)
以下の中日新聞の蜂の特集が、良くまとめてある取材だと思います。
連載記事1~7
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/201005/CK2010052502000171.html
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/201005/CK2010052602000177.html
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/201005/CK2010052702000158.html
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/201005/CK2010052802000160.html
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/201005/CK2010053002000143.html
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/201005/CK2010053102000128.html
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/cop10/list/201006/CK2010060102000149.html
コラムの趣旨は、蜂群崩壊症候群(CCD)について、農薬(ネオニコチノイド系など)、ビニルハウス内のストレス(高温、閉鎖空間、花の種類が単一)、を原因と推定する解説内容です。
他の要因としては、ダニによる被害、ウィルス感染と気象変化もあります。
JA指針の野菜、稲、果樹の農薬散布の防除暦(殺菌剤と殺虫剤)では、殺虫にネオニコチノイドを組み込んでいます。
そして、その適用は拡大方向にあります。
農家の現実の対応としては、蜂の保護のために開花と受粉時期の前後に使わない・・・1回の使用量を減らす加減・・・という配慮ぐらいしか対応できないでしょう。
ただし、この問題に気が付いている農家は僅かしかいません。
ネオ・ニコチノイド系農薬 神経伝達を阻害する効果。
http://homepage2.nifty.com/~tjinfom/agmini038.html
http://homepage2.nifty.com/~tjinfom/agmini039.html
ネオニコチノイド系農薬には、散布形式だけでなく、粒剤があります。(化成肥料のように根元に撒いて根から吸収し、葉を食べる害虫に効く・・・商品名アドマイヤーとダントツ)
つまり、葉の表面に薬剤を降り掛け虫に直接触れさせての効果ではなく、虫に食べさせる。
ですので、当然、野菜に吸収後の残留性が問題になります。
欧州基準に対し日本の基準が10~100倍・・・甘い設定が問題。
日本と中国で多用・・・日本では中国の100倍使用。
フランスは最高裁が使用を禁じたのが2006年・・・蜂や動物人体の健康被害との因果関係が
はっきりしてなくとも、かなり疑わしいし耐性がつく・・・ということでの判断らしいです。
イタリアでは、トウモロコシ栽培で使用をやめたら蜂が戻った話もあるようです。
日本では岩手で2005年に養蜂組合が県と全農に対して補償を求めた。
稲のカメムシ対策に散布したネオニコチノイド系農薬・・・直後に蜂が大量死したという問題です。
・・・あれこれネットで探すとでてきます。
(おそらくは)ハウス栽培のイチゴを食べた幼児が突然具合が悪くなった・・・下剤と解毒剤によって治り、翌日は歩いて通院できたという事例。
(ハウスものは閉鎖空間なので怖さがあります。)
ネオニコチノイドの半減期は5~10日ということです。
少なくとも雨にあたれば表面の残留分は洗いながされます。
ということで、りんご栽培のシーズンに4~5回使う機会がありますので、頭が痛くなります。
来季は、ネオ・ニコチノイド系をできるだけ処方しない方向を模索します。
同級生の専業農家が、地域の中心的存在ですので、事ある毎にこうした話をして相談してます。
この件も、彼もミツバチがらみでこの農薬の問題ぐらいは見聞きしてましたが、実は表で報道されていない
上記のような問題がいろいろあることはこの度知り始めたところです。
ネオ・ニコチノイド系は、もう放置できないです。
製造メーカーは欧州バイエル、日本では日本曹達と住友化学。
有機リン系が半径100m汚染に対し、ネオニコチノイド系は4km先の有機栽培農地まで拡散し汚染。
水溶性であることがその原因。
http://www.maroon.dti.ne.jp/bandaikw/archiv/pesticide/insecticide/neonicotinoidx.htm
以下2冊は読んでおくべきでしょう。
「悪魔の新農薬 ネオニコチノイド」 船瀬俊介(環境ライター)
(イタリアでトウモロコシ栽培にネオニコチノイドをやめ、蜂が戻ってるらしい。)
http://www.amazon.co.jp/%E6%82%AA%E9%AD%94%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%83%BB%E8%BE%B2%E8%96%AC%E3%80%8C%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%81%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%89%E3%80%8D%E2%80%95%E3%83%9F%E3%83%84%E3%83%90%E3%83%81%E3%81%8C%E6%B6%88%E3%81%88%E3%81%9F%E3%80%8C%E6%B2%88%E9%BB%99%E3%81%AE%E5%A4%8F%E3%80%8D-%E8%88%B9%E7%80%AC-%E4%BF%8A%E4%BB%8B/dp/4883204324/ref=sr_1_24?ie=UTF8&s=books&qid=1275478111&sr=1-24
「蜂はなぜ大量死したのか」 ローワン・ジェイコブセン
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%83%81%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%A4%A7%E9%87%8F%E6%AD%BB%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%8B-%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%96%E3%82%BB%E3%83%B3/dp/4163710302/ref=pd_sim_b_1
「心に青雲」から貼り付けます。
(転載貼り付け開始)
2010年06月03日 | 食
「口蹄疫の原因」
目下、普天間基地移設の問題で揺れている。沖縄の珊瑚礁を守ることに異論があるわけではないが、それよりもっと重大な環境破壊というか…われわれの体の健康に直結している重大事を放っておいて、沖縄の珊瑚礁だけが大問題で、あとはどうでもいいようなサヨクの甘ちゃんに一言言っておきたい。
それは現下のもう一つの大問題、宮崎県で発生したウシの口蹄疫事件である。ワクチンを打てばいいなんていう付け焼き刃の対応では困るのだ。肝心な問題を無視して、野党もマスゴミも、農水大臣が外遊したからけしからんなどと…、アホか。
これに関しては、本ブログ「日本武士の誇りの巻」(5月17日)に「九州人様」からコメントをいただき、あれには何か裏があるのではないか、ブログ主様の考察をお聞かせ頂ければ……とお尋ねがあったので、陰謀の可能性に関してお答えしておいたのだけれど……案の定、その後不審な情報が出てきている。
けれど、今日は陰謀は除外した話にしたい。
そもそも口蹄疫という病気は、たしかに感染するのだろうが、感染しただけでは発病しないのであり、発病するからには発病するだけの、牛の飼育環境のまずさがあると思われるのだ。
牛は本来、牛舎などで飼うものではなく、野っぱらにいるものなのだから、不自然な飼い方をしている。
だからちょっとの病原菌やウイルスに抵抗できない体になっていると思われる。これはニワトリもブタも、養殖魚もみな同じである。
この問題にしぼって考察してみたい。というか、先日、道場でこの問題を取り上げて講義を行ったので、こちらにもその内容を書いてみようと思っている。
その講義のキッカケは、道場生の一人が、今日は会社の同期の男性がまだ50代半ばで癌に倒れ、その葬儀に行ってきたと言っていたからである。
ガンの話は、このブログでもたびたび取り上げたと思うが、大事なことなので、再度講義することにした。端的に言えば、ウシの口蹄疫や狂牛病(BSE)も、人間の癌も、同じ原因で起きるのである。
ウシは日本ではほとんどほとんど放牧されていない。
牧草地は結構あるが、ウシが放牧されている牧場は、実にその2~3パーセントしかない。ほぼ全部のウシがケージ飼いだ。牧場にウシはいるのだが、のんびり草っ原で遊んでいるものはなく、牛舎に囲い込まれて、身動きもとれない状態で飼育されている。
豚も鶏も同じように、運動らしい運動はさせず、コンクリの床で、屋根付きの小屋で一生を過ごすのである。人間なら生まれたときから独房暮らしである。
そんな家畜の肉を、みなさん喜んで食べている。オーストラリアやニュージーランドあたりだと、ウシやヒツジは放牧されているようだから、どうしても肉が食べたい人は、オージービーフにしろとわが流派の最高指導者は注意している。
ウシでも豚でも鶏でも、動物はコンクリの上で生きるようにはできていない。人間もそうである。いくらド田舎の、自然がいっぱいで、おいしい空気や水があろうとも、牛舎に閉じ込めれば、そこで自然(地球)を遮断してしまう。
これが彼ら家畜の遺伝子を狂わすのだ。
癌とは遺伝子の狂いである。つまり本来、細胞は死んでつくりかえられるものなのに、生き続けてしまう細胞が癌細胞なのだ。それが遺伝子の狂いで生じる。遺伝子が狂って癌になる理由は食事なのだが、住居とか衣服、光線、水なども大きく関係する。
人間も牛が牛舎で暮らすのと同じくで、アスファルト道路を靴や靴下を履いて歩き、コンクリのマンションで暮らし、同じくコンクリのビルで働き……。これはウシが牛舎で一生を終わるのと環境的には大差ない。
こういう都会のコンクリート生活は、人間の遺伝子にはなじまないのである。ウシも豚も、彼らの遺伝子は土の上で生きていくようにプログラミングされている。
それをブチ壊すのだから、人間も、ウシも豚も、みな遺伝子が狂わされていき、癌になったり、口蹄疫になったり、不妊になったりするのである。
みなさんは、例えば潮干狩りや海水浴で海につかると気持ちがよいと感じるだろうし、裸足で土や草の上を歩くと、生き返ったような気分になるだろう。それは言ってみれば、私たちの遺伝子が正常状態にスィッチが入るからだ。
木造住宅に入ったときと、コンクリの高層マンションに入ったときの、感覚は明らかにちがうでしょう。最近、ある方から都心の高級住宅街のマンションに引っ越したと案内をもらった。気密性が高くて静かなのが良いなどと喜んでいたが、その静寂と引き換えに、地球を遮断しているのだから、これは怖いものがある。
どうか、せめて週末には無理してでも自然の中で裸足や裸で、たっぷり触れ合うことをお奨めする。土の上を裸足で歩くだけで癒しになる。
そうでないと、ウシが牛舎に閉じ込められたのと同じで、「口蹄疫」みたいな奇怪な病気を背負いかねない。
しかし、自然に触れるだろうと思ってゴルフ場に行かれると、あそこは農薬漬けの極めて危険な場所となっているから、都会のコンクリ暮らしより大変なことになる。
人間にとってはゴルフ場が怖いように、ウシにとっては牧場は怖い。
牧場はとてもじゃないが、放牧できないほど農薬まみれである。まして、人間はゴルフ場で靴を履いているからまだしも、ウシはいうなれば裸足であり、足裏からもろに農薬が浸透してくる。
こういう全国規模の大問題があるのに、サヨクのように沖縄のジュゴンを守れというのは、スジが通らない。同じように、牧場やゴルフ場、都会のコンクリート・ジャングルの環境問題を問うならいいのだ。
ところで、最近はめっきり野菜や果物に「有機栽培」という表示がなされるようになった。いかにもこれは「環境にも優しく」「体にも優しい」かのようであるが、そうは問屋が卸さない。
日本の有機農法は、JAS(日本農林規格)によって決められているのだが、これは畜産糞尿に由来する堆肥(コンポスト)を指している。
堆肥なら化成肥料より安全なんだからいいじゃないかと思うのは、素人の誤解である。実はこの家畜の糞尿堆肥が問題なのだ。
日本では牛の餌のほとんどが、濃厚飼料となっている。濃厚飼料とは早い話が牧草ではなく、小麦やトウモロコシなどの穀類、豆類を配合した餌のことだ。
この配合飼料には、抗生物質やホルモン剤などがしこたまブチ込まれている。病気にさせたくないからだ。今度の口蹄疫や狂牛病などの予防のためである。
宮崎県のみならず、どこの畜産農家でも濃厚飼料を食わせないところはないし、抗生物質を入れていない飼料を食わせるところもまずない。
その怖い薬品が糞尿にまじって出てきて、そのまま堆肥になる。
私は、松坂牛だの前沢牛だのという高級ブランド牛ほど薬漬けで危ないと思っている。ステーキ屋なんか、もう何十年も敬して遠ざかったいる。家でもすき焼きなんかは止めてしまった。
乳牛の例でいうと、濃厚飼料を餌としなければならないのは、乳脂肪分の基準値に縛られるからだ。ホルスタイン牛の場合は、「乳脂肪分13.5パーセント以上」と決められている。それ以下の数値の牛乳は、正当な価格では乳業メーカーが買わないのだ。買っても安く叩かれる。
この13.5%の基準値をクリアするには、のんびり放牧して草をはませていたのでは無理であって、狭いコンクリの牛舎に密集させて飼って、濃厚飼料を与えつづけないと実現できない。
私たち消費者も悪いというか、騙されているというか、牛乳を買うときに乳脂肪分の数値が高いほうが栄養もあり、おいしいと思って選ぶ。消費者が求めるから、との屁理屈で乳業メーカーは、畜産農家に押し付ける。
肉用牛も、霜降り、つまり脂肪がつかないと高く売れないから、これまた濃厚飼料にならざるを得ない。霜降り肉は食うなと、わが最高指導者も強調される。
そういうシステムにしておけば、濃厚飼料も大量に売れて飼料メーカーが儲かる。病気が怖いから、これまた大量の抗生物質などを投与するから、薬品メーカーががっぽり儲かる。そういうメーカーに、役人が天下るから、官民挙げて民から絞る構造なのだ。
また、濃厚飼料は全部、国内では生産されない。まずはアメリカのメーカーから買わなければならない。日本での牛の餌は、要するにアメリカの余剰農産物の捨てどころでしかない。うまく誑(たぶら)かされているのだ。
そして、濃厚飼料を食わされた牛は、薬漬けになった糞尿を“生産”する。狭い牛舎で(豚もトリもみな同じ)密集して飼うからコンクリの上に大量に流れ出す。ウンチもおしっこも牧場でしてくれれば、自然に返るのに、それがないから、どこでも処理に困っている。
つまりは、数千万トンというアメリカでつくられた穀物が、移動してきてウンチに変わるのだ。日本の土地で、アメリカ産の分を消化する(自然に返す)ことができればいいが、一時は糞尿公害で大問題になった。それを焼却したりなんたりで、莫大な費用がかかっている。
仕方がないから、糞尿を堆肥にして処理しようとするのだ。
ここでは堆肥(コンポスト)がなぜ問題なのかに話が戻る。
配合飼料には実に122種類も許可された添加物が入っているそうだ。それが牛の胃腸を通過して、堆肥に化ける。それを肥料とした野菜や果物が有機栽培と称して、あたかも「体に優しい」顔してまかりとおっている。
だから牛乳を飲むのも、牛肉を食べるのも、やめようじゃないか。
※参考資料 『究極の田んぼ』(岩澤信夫著 日本経済新聞出版社)
(転載貼り付け終了)