パーキンソン病と鍼灸治療

横幕胤和 投稿日:2011/01/18 09:41

こんにちは 会員番号6567の横幕胤和(よこまく たねかず)です。現在神戸市で鍼灸院を開業している鍼灸師です。

当院には西洋医学でうまく立ち行かなかった方が良く来られます。治療を通じて、鍼灸師としての立場から現状・考えを書かせていただきます。

どうぞ宜しくお願い致します。

パーキンソン病について考えます。

パーキンソン病の方の治療をしていると疑問に思うことがあります。

治療をしていると症状の改善が見られるからです。一般に黒質からドーパミンの産生及び再吸収に問題があるため、ドーパミンの不足によるものとされています。

鍼灸治療がドーパミンの代謝に直接関係するのか?即効性が見られる事より本当にドーパミンの代謝の問題だけなのか?と感じます。

パーキンソン病のような症状、いわゆる症候群が多く含まれているのではないかと考えます。例えば内耳の障害からも振戦などの症状もでます。薬の副作用で同様の症状が出ている方もおられました。

このような視点から考えていくとパーキンソン病と名づけられた方の中で本当にパーキンソン病ではない方も多く含まれているのではないかと思うのです。そうすれば、治療の方法も変わります。また仮にドーパミンの代謝が原因であっても、ドーパミンを多く消費する原因を改善することは可能です。

そこには改善の余地があるのではないかと考えます。

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