あるお医者さんのブログから-小佐古教授内閣官房参与辞任 

会員番号4341 奥田 正行 投稿日:2011/04/30 08:11

小佐古教授の内閣官房参与辞任について、病院勤務医の方がブログに書かれています。このブログは、私が沖縄の女性歌手応援で見ていたものですが、今回の原発事故については一般社会常識を代表するものと考えます。
以下の内容は、小学生に対して年間20ミリシーベルトまで良いと基準を変えるのがいけないという学者としての良心からの辞任であるとしています。

(転載貼り付け開始)

ichiroの音楽談義・健康ノート2011年4月30日(土) 00:14
「安藤美姫選手2位+小佐古教授内閣官房参与辞任」

みなさま、こんばんは。休日をいかがお過ごしでしょうか。私の方は、本日透析当番で病院に行っておりました。昼食と夕食と2回も病院食をいただきました(苦笑)。

午後7時半頃帰って来てから、中日vs広島戦を見たあと、女子フィギュアスケートを見ていました。安藤美姫さんの演技はほぼ完ぺきだったですね。キム・ヨナさんより出来がいいと思いましたが、わずかにキム・ヨナさんが上回りました。まあ、フリーで逆転の目もありますから楽しみです。

一方、浅田真央選手と村上佳菜子選手は不本意な点数でしょうか。もっと高い点が出ても良かったと思いましたが、地元ではありませんから、厳しいジャッジのこともあります。これからの健闘に期待します。

ところで、内閣官房参与の小佐古東大大学院教授が原発対応をめぐって30日付で辞職すると表明しました。小佐古氏は放射線安全学が専門。

原発作業員の緊急時被ばく線量限度を年100ミリシーベルトから年250ミリシーベルトに急きょ引き上げたことに触れ「もぐらたたき的、場当たり的な政策決定を官邸と行政機関が取り、手続きを無視している」と指摘されたとか。

これなど、私がブログで指摘して来たように、政府は都合よく安全基準を根拠もなしに変えているわけで、これに対して学者として我慢できないということのようです。

さらに、福島県内の小学校校庭などに累積した放射性物質に関し、文部科学省が示した被ばく線量基準(20ミリシーベルト/年)は「国際的な常識ではなく、行政の都合で決めている」と述べ、厳格化するよう求めたとのこと。

要するに、今まで一般人は年間1ミリシーベルトまでと基準を国として決めておきながら、今回小学生に対して年間20ミリシーベルトまで良いと基準を変えるのは、場当たり的であると批判しているわけです。まあ、研究者として、悪政の片棒をかつぎたくないということですね。まっ、その気持ちは分かります(爆)。

(転載貼り付け終了)