「40代からの節制は寿命を縮める」

1094 投稿日:2010/12/21 09:38

新刊メモ
40代からの節制は寿命を縮める
EBMが教える、「我慢型医療」のウソ
和田 秀樹
ISBN:9784022733702
定価:777円(税込)
発売日:2010年12月10日
新書判並製 224ページ 新書270
 メタボ、コレステロール、血圧、血糖値。さまざまな数値を気にして40代から始める節制が、かえって命を縮めている。たとえばダイエットによる「栄養素の不足の害」は、中高年にはとくに深いダメージを与える。「節制」よりも「雑食」を心がけることが大事なのだ。EBM(根拠に基づく医療)でムダな節制・我慢をやめて、健康長寿を手に入れる方法を説く。
目次
第1章 我慢型医療のウソ―メタボに気をつけても、日本人の死者は減らせない(太り気味の人が「長生き」という意外な調査結果
がんが死因トップの国で、メタボ対策に勤しむ厚労省 ほか)
第2章 がんを防ぎ、がんとうまくつき合う―無駄な「我慢」が免疫力を殺ぐ(我慢型医療は、がんを助長する
「粗食」はメンタル面にも良くない ほか)
第3章 我慢しない食生活―節制よりも、雑食を心がける(なぜ、「太る」ことに罪悪感を抱くのか?
禅宗、お坊さん、粗食に憧れるメンタリティ ほか)
第4章 バイアグラが売れない国・日本―諦めと我慢が「感情の老化」を招く(定年後の起業の成功の秘訣=40代からの準備
「歳を取るほどEQが高まる」という錯覚 ほか)
第5章 「我慢しない」ことが寿命を延ばす―介護、お金遣い、人間関係(自殺者の5~8割はうつ病
抗うつ剤を恐がりすぎない ほか)