「空腹」が人を健康にする?(下)

5670 投稿日:2013/02/24 08:56

5,一日一食で変わった点

・肌荒れがなくなった。
・体臭が薄くなった。(ここまでは前回書きました。)
・空腹をあまり感じなくなり、日に三度の食事は多いと実感する。
買い物に行った時など、例えばマクドナルドで、ハンバーガーやポテトを無心に口に運ぶご婦人を見て、なんと無駄なことをしているのかと思います。
・食べ物の好みが変わる。
野菜が好きになるわけではありません。正直、私はネギや玉ねぎが好きではない(かと言って、身体には良いと思うのでほぼ毎日食べます)点は変わりません。肉を食べたくなくなり、油揚げが美味しく感じます。煮物、いため物、味噌汁、炊き込みご飯の具としてもいいなあ、と思います。酒の肴としてレンジで温めた揚げに、ポン酢をかけたものは最高です。
・便に行く回数が減る
日に三度の食事を摂っていると、日に一回か二回は大便をします。元来私が食物繊維を多く摂取する(野菜、押し麦、豆類、いも類)ためか、便秘には縁がありません。が、日に一回の食事だと、ガスばかりが出て、肝心の便が出ないことがしばしばです。多めに出る日、少ない日がバラつきます。この点はもどかしい思いです。マラソンランナーに向けて書かれた、浅井えり子著「ゆっくり走れば速くなる」にありましたが、“スポーツをする人は多く食べて、多く排泄するのが望ましい”そうです。一般の人にとっても、排泄はきちんとすべきものだと思います。ここがちょっとした課題でしょうか。

6,「長生きしたければ肉は食べるな」

かなり、南雲医師の著書と重なります。
・今の日本人はカロリーの摂りすぎ
・砂糖はダメ
・肉食は避ける
・穀類(玄米)を摂取する
・野菜は根から葉っぱまで食べる…などは共通

反する点は南雲医師「塩分は控える」に対し、若杉氏「もっと摂取してよい」など。しかし、ここであれこれ私が書くよりも、双方に目を通していただいた方がいいと思います。どちらも100%正しいということもないでしょう。矛盾も感じますが、参考にはなると思います。

若杉氏の本で、「おっ」と思ったのは
・甘いものを食べるなら和菓子がよい
・お酒を飲むなら日本酒がよい
という二点です。

洋菓子のアイスクリームやケーキなど、はっきり言って砂糖の塊だと思います。その点、小豆を多く使った和菓子は、繊維分を多く含んでいて身体に悪いとは言い切れない。気持ち悪い、とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうけれど、私は酒を飲む前や飲んだ後、きんつばや羊羹(ようかん)、最中などを食べることがあります。酔いを早くさましてくれるからです。調べてみたら、確かに二日酔いに効く成分を含んでいます。
・山崎製パン・きんつば
・でん六・黒豆甘納豆
・フジッコ・お豆さんシリーズの黒豆、金時豆
などは、酒の味を変えてしまうので肴としては不適当ですが、飲む前、飲んだ後に自分の胃を守るためのものと割り切って食べてみてはいかがでしょうか。

寒い時期、たしかに焼酎のお湯割りはおいしいです。しかし、晩酌した後寝床に就くと、かえって冷えを感じたとかいう経験をなさっていませんか。私は日本酒が一番いいと思います。本醸造でなく純米酒。値段が高くなりますが、小山本家酒造や沢の鶴酒造からは安価に買える純米酒が出ています。これをお勧めします。

以上、全くの主観だけで書きました。細かく自分の体重や体脂肪を測ることなどもしていません。そういう点は「学問道場」への投稿としては不適当かも知れません。しかし、何か皆様のお役に立てたらいいかという気持ちで投稿させていただきました。