鍼灸治療について

李 漢栄 投稿日:2011/01/18 12:10

始めて投稿します。私は、1980年医学部を卒業し、1996年から神奈川県藤沢市で開業しています。
 医師になり2年目、東京での地方会で「腎疝痛に対する鍼治療(局所麻酔を併用)」を知り、以来作用機序が分からないものの、疼痛で七転八倒している患者さんにかかる治療を施すと疼痛が瞬時に消失することを経験してきました。「証明医療原理主義者」を自負する私めですので、腎疝痛以外の症状に対して、鍼灸治療とは距離をおいてきました。4年ほど前、西洋医学では対処できない「不定愁訴」の患者に遭遇し、佐渡島で開業されている鍼灸師さんに相談し、アドバイス通りの治療を施したところ症状の寛解をみました。ただ、作用機序が分からないのがネックでした。
 下の投稿にある横幕さんは、ブログ上で作用機序(仮説も含め)を説明し、また鍼灸治療の適応となる疾患を分類されています。
 「おじさん」の的を射た、ユーモアに富んだ記事も楽しみにしています。