診療報酬の改定、、ってか?

おじいさん 投稿日:2011/09/15 09:43

みなさん、おはようございます。

それにしても、ちょっと、遅ればせながら、島田紳助さん、「強制引退」しちゃいましたね。

ファンでも何でもありませんでしたが、なんで、「暴力団とメール」したり、「写真」とったり、しただけで、「引退」なんでしょうか?

批判を覚悟でいわせてもらえば、「暴力団≒完全悪」でしょうか?

ちがいますよね。

彼らは社会構造の結果として、「必要悪」として、存在してますよね。

日本の「暴力団」って、大人しいじゃないですか。事件を起こしている連中って、だいたい、シャブ中毒、アル中でしょ?
こいつらは彼らだって、手に負えないんですよ。ヤクザにさえなれない連中がたくさんいるんです。
警察官含め、公務員のアル中なんて、たくさんいますよ。
でもそれが、皆さんがいま住んでいる日本の社会構造の矛楯なんですよ。

それをすべて、情報開示して、「Informed consent」せよ、、なんつう、馬鹿なことは言いませんよ。知らないなら知らないで、いいこともある。
でも、だいの大人が、、テレビ、新聞の情報で判断している大多数の国民だからしょうがないが、、PTAのモンスターペアレントみたいに、窮極の性善説をとって、日本がよくなると思います?
これだから、日本は衰退するんです。
島田紳助が去ることでテレビはさらにつまらなくなり、企業も衰退するでしょう。
そもそもが芸能界なんて、ずっと昔からそれこそ、江戸時代、あるいはその前から、任侠の世界と表裏一体でしょ?
暴走族から芸能界ナンバーワンタレントまで出世して、ある日突然引退、、その後は逮捕が待っているのでしょうか。
そこまでいじめるでしょうか。

ちょっと、前置きが長くなってしまいました。
それとも、これで終わろうかな。。
きゃーー。

ところで、、
いよいよ、来年は3月には2年に1回の診療報酬改定があります。

何度か説明しましたが、日本の医療制度は、治療に対して、一つ一つこまかく値段設定がされています。
例えば、医者が診察したら、1回いくら、点滴したら1回いくら、この薬はいくら、、わらいますねぇ。。すべて統制されているんです。
当然、ちょー複雑になります。
基本的に、治療の「質の担保」はされてないんです。
だから、どの医者が治療しようが、値段はいっしょです。

まあ、とても大げさにいうと、総理大臣が入院しようが、人を5人殺した死刑囚が入院しようが、診療報酬上は治療方針はそうそう、変わりません。
(現実にはとても差がありますが、罪人でも生存権は認められているので、日本では結構いい医療が受けられます。)

当然、値段がいくらになるのか、、国家が決めるわけですから、しもじもの病院経営者にとってはある種の死活問題になるわけです。

例えば、民主党政権になる前は、産科、小児科はとことん、いじめられました。簡単にいうと、救急病院からは追い出されました。

「うちは、子供と妊婦はみないよ。。」
という「自称」救急病院がいかに多いことか。。

追い出し方は簡単です。
診療報酬を下げればよい。
小児が入院しても、1日の入院医療費が病院運営上、インセンティブがないように設定すれば病院は自然、小児医療から撤退します。あるいは、小児科医を極力、少人数で雇うようになる。

しかし、昨今、共働き夫婦や医療情報の氾濫で昼間の病院受診や親の不安が煽られ、どーしても子供を病院に連れて行きたくなるんですね。

やっぱり、ちょっとした熱でも、「インフルエンザじゃないか」みたいなことで、病院に行っちゃう。
しかも、学校だって、医者の診断書がないと登校させない場合もある。

このトレンドは、民主党政権になってから、若干変わりました。
ほんのちょっとですが、小児科や産科の診療報酬が上がり、どうにか運営を維持しようとする良心的な経営者も現れました。

それでもまだまだ悲惨な状況なんです。

だから、医者を増やせ。。ちがうんだなぁ。。
無駄な治療をしなくなるだけで患者は勝手に減るんですよ。
医者も増やさなくて済む。
社会保障費も減る。
いいことずくめじゃないですか。
後は、外人に負けないだけの交渉力ですよ。
今の日本、所詮、薬剤が人体消費工場として経済論理とリンクしているわけですから。。

それもこれも、みんな、あなたの税金ですが。。
一生懸命働いても、病院に、高齢者に吸い取られるだけの、悲しき、「労働世帯」が、、あなた、、そう、、あなた。。なのですよ。。
何度も言いますが、あなたの子供、産まれる前の子供達、、を犠牲にしているわけですよ。。国債、、年金破綻、、等で。。

それで、来年の診療報酬はどうなるでしょうか。

これには野田総理の発言をみればよくわかります。
医療で「再生」するですと。。
つまり、もっともっと病院受診を増やし、薬の処方を増やし、米国のワクチンだの、薬だのを仕入れ、、医者を増やし、国家破綻の基礎作りをするのだと。。やはり、「野田、なのだ!」でしょうか。。

だからおそらく、日本再生、、には彼らが労働世代になるまでにあまりに時間のかかってしまう、小児、産科にはそうそう、お金をつぎ込まないでしょう。すなわち、診療報酬は変わらないでしょう。
このまま、小児科、産科のくるしい状態が続いていく。。。

そして、老人優遇の医療制度がまかり通るでしょう。

選挙につよい老人達にゴマをすったのでしょうか。。

まだ50代の野田さん、、私の気持ちわかるでしょうか。
そんなに若いのに。。
これ以上年寄りにゴマをすっていては、日本が滅亡するということを。。

たのむよ。。そうならないことを祈るよ。。