副島先生、私の胃袋は、いまだ健在です!(20)スキルス胃がんではない、と言われる(その2)

伊藤 投稿日:2025/02/06 10:06

伊藤睦月です。

2 今回の検査手術では、左横腹4個穴を開けられた。

2-(1)その内訳の説明がなかったが、たぶん、カメラ用1か所、切除のためのマジックハンド?で2か所、体液か、リンパ液を流すためのドレイン(管)を入れる穴、だと思う。

2-(2)ほかに左手の甲に、点滴など薬物を入れる管、尿道に管が通っていた。尿道の管は、全身麻酔中につけられたようだ。動くと傷つけそうで、少し気になった。藤河るり『元気になるシカ!』掲載の表紙イラストが正確だ。点滴袋は、スタンドについていて、一定時間が経つと、ブザーが鳴り、看護師が袋の交換にくる。夜昼関係ない。

2-(3)検査手術の翌日には、尿道管が取れた。主治医が処置した。これでトイレに行けるようになり、点滴スタンドをゴロゴロ言わせて、病棟内を歩き回った。

2-(4)ドレイン袋も点滴スタンドについていたが、白く濁っていた。透明にならないと外せないそうだ。外れるまで、3日かかった。外れて、状態がよければ退院だそうだ。3日後に退院した。

2-(5)横腹に開いた穴は、サロンパスのようなプラスターか、防水性の傷パットのようなもので塞がれていた。手術糸ではなかった。したがって抜糸もない。少し拍子抜けした。

2-(6)点滴袋が取れるまでは、看護師が、紙おしぼりで体をふいてくれた。さすがに全身は恥ずかしかったので、自分の手が届かない、背中だけ拭いてもらい、あとは自分で拭いた。点滴袋が取れてからは、共用シャワーを使った。ひげはT字剃刀が使えないので、電気シェーバーを使用した。

3 検査結果に意外と時日を要した。(1か月半くらい)

3-(1)当初、退院までには、わかる、と言われたが、わからなかった。そのまま退院し、何度か引き延ばされた後、9月の半ばに結果説明があった。なんでも、組織採取の際、リンパ節の一部がドロドロになって、胃壁に張り付いていたそうだ。それで、そのドロドロだけでなく、リンパ管の一部も切り取った、という。おいおい、聞いてないよーと思いながら話を聞いていたけど、私の感情が顔に出てしまったらしく、実際組織採取にあたった副主治医(アラフォーくらいの優男、当時医療TVドラマに主演していたニノに雰囲気似ていた。)が、あれこれ言い訳しだしたので、とにかく、確実なことを聞きたい、とだけ言って、連絡を待った。

小休止。伊藤睦月筆