副島先生、私の胃袋は、いまだ健在です!(19)スキルス胃がんではない、と言われる。

伊藤 投稿日:2025/01/31 09:48

伊藤睦月です。

1 検査(手術)について

1-(1)手術代は、私の胸囲(100センチ)からすると、狭い感じがして体をよじると落ちそうな感じだった。それに自分で乗り、点滴管、心電図の電極、をつけ、酸素吸入器を口につけられた。看護師が何か話しかけてきて、適当に受けごたえしていると、いつのまにか、意識を失った。

1-(2)突然、体をゆすられ、名前を呼ばれて、意識が戻った。瞼は開けられなかった。なんかうめいていた。「自分、生きてるよね」と何度も口走った。理由はわからない。「ああ生きていますよ」とその都度、医師(副主治医の比較的若手の医師。この人が実際の執刀医)の声がしたが、また気が遠くなった。

1-(3)次に気づいたときは、病室の自分のベッドの上だった。薄目を開けると、点滴管と薬剤の入った袋からぽたぽた落ちるのが見えた。心電図の心音ぽい音が聞こえていた。痛みや吐き気などはなかったが、体を動かすのが怖くて、じっとしていた。看護師と副主治医の顔が見えた。時刻を聞いたら、手術から、3、4時間しか経過していない。15時に手術室に入ったので、日が暮れたばかりか。カーテンが閉められていて、暗かったが、外はまだ明るかったと思う。この時期、福岡では、20時近くまで明るい。目をつぶっていたら、気が遠くなった。

1-(4)次に意識が戻ったときは、周りがばたばたしていた。瞼は開けられないというか、開けるのが、少し怖かった。医師が、耳元で「座薬入れても良いですか」と何回も聞くので、めんどくさくなって「良いですよ」と言ったら、「今から座薬入れまーす」という声がして、肛門回りに異物が入っていくのが分かった。違和感はすぐに消えた。すぐ意識がなくなった。

1-(5)次に意識が戻ったときは、瞼がはっきりと開いた。眠りから覚めたような感じ。頭もすっきりしていた。医師は、私の目覚めに気が付くと、「経過は順調です」といい、痛み止めの追加方法について、説明した。痛みが出たときは、ボタンを押して、点滴に追加投入する。あまり痛さはなかったが、痛み止めが減っていないと、「大丈夫ですか。使い方わかりませんか」と何度も聞いてくるので、適当に追加投入していた。

1-(6)時刻的には、21時くらいだった。思ったより時間経過していない。目がさえた。看護師が、「眠れないでしょう?」と聞いてきたので、「眠れません」と言ったら、「睡眠導入剤入れますか」といわれた。なんとなく不安になって断った。そのまま目をつぶっていたら、いつのまにか眠っていた。あれこれ考えていたけど、内容は忘れた。(続く)

小休止。以上、伊藤睦月筆