副島先生、私の胃袋は、いまだ健在です!(17)最初の検査入院(3)
伊藤睦月です。続き。
3 すべて、マニュアル化、IT化
3-(1)入院に必要な基本アイテムは、ほとんど病院内で、そろう。レンタル屋と売店(コンビニ、なぜかどこの病院だった7.だった)
3-(2)但し、爪切り、T字剃刀、ナイフ類は持ち込み禁止。(入院初日にナースに預ける)危険防止とかいっていたが、自殺防止だろう。
3-(3)髭剃りは電動のみ。その他必要な、備品、用品類は、藤河本が役に立つ。シャワーは日中予約制。テレビ(イヤホン着用)と冷蔵庫はプリペイドカード方式。ビジネスホテルと同じ。個室だと、室内にシャワーがあり、テレビもそのまま音声を流せた。消灯は、大部屋は22時だが、個室は、事実上の制限はなし。当時パリ五輪の中継が始まっていたので、看護師の見回りが終わると、みんな観ていた。私もその一人。散髪は、院内の美容室か、外泊時に行う。
3-(4)看護師等スタッフは、常にミーティングしていた印象だ。最初の病院のように、雑談風景はほとんど見なかった。朝夕の集団ミーティング、それから個別ミーティング、結構濃密な印象だ。主任看護師はいるが、日中、夕方、夜間と担当が替わった。交代前の看護師と私が話したことも、記録しているらしく、時々内容確認や、提案、助言などを言ってきた。
3-(5)入院中の治療は、特にない。かかりつけ医の処方薬を時間通りに服用する。インスリン4回(朝、昼、夕食前)メトグルコ(朝夕)ジャヌビア(朝)、降圧剤(朝)、睡眠導入剤(就寝前)、時々便秘薬(マグネシウム)
3-(6)血圧測定(朝)、血糖値測定(朝、昼、夕食前、就寝前)これを続ける。回診は毎日あるが、問診だけ。血糖値が安定するのを待っているらしい。
3-(7)3週間経って、食前血糖値が200を切り出したころ、外出許可(原則土日)をもらって、帰宅。郵便物の整理、掃除、必要用品、着替えの追加補充など。
3-(8)4週目に入り、血糖値も200を切ったので、週末に検査(手術)をすることが決まった。それから少し慌ただしくなった。
3-(9)まず、検査(手術)までの、段取り、手術内容の説明があり、手術の同意書にサインした。家族には、手術日は知らせたが、検査ということもあり、立会は断った。何度も確認された。家族が立ち会わないのは、結構珍しいらしい。
3-(10)前日に麻酔医が来て、麻酔内容と副作用の説明があり、同意書にサインした。そのほか何枚かサインした。どの同意書にも、「あなたの意志で拒否できます」と書いてあったが、普通、断れるものかね。
3-(11)手術室担当の看護師が来て、イラスト説明書(紙)、タブレットで動画で説明した。また、何かにサインした。タブレット動画は、ビジネスホテルの案内動画のようだった。最後は、担当看護師全員で、「スタッフ一同、心からお待ちしてます」と来た。苦笑いするしかなかった。
3-(12)手術当日になった。7階の病棟から、3階の手術室に看護師に案内されながら、徒歩で向かった。
3-(13)手術室手前に「家族控室」があって、3組くらいの家族が待機していた。みんな一様に暗く、しくしく泣いている人もいる。家族を呼ばなくてよかった、と心から思った。
3-(14)手術室のドアが開いた。そこには動画通りの光景が広がっていた。それにしても、「いらっしゃいませ」は勘弁してほしかった。
小休止、
以上、伊藤睦月筆