副島先生、私の胃袋は、いまだ健在です!(15)最初の検査入院(1)

伊藤 投稿日:2025/01/21 09:22

伊藤睦月です。前回の続き。

1 がん専門病院に入院したときに、気づいたことをいくつか。

1-(1)周りは、がん患者ばかりだった。

①あたりまえと言われるかもしれないが、病院内は

がん患者、すぐにそれとわかるような人達が、たむろしていた。

②最初の総合病院も、「地域がん相談センター」を設置しているくらいだから、受診しているがん患者はいるはずだが、あまり目立たなかった。

③特に毛糸の帽子をかぶっている人が目立った。抗ガン剤の副作用で、頭髪が抜けている。近藤本で、抗がん剤を使用すれば、おしまい、と思っていたが、「意外と生きてるじゃん」と正直思った。少し気が楽になった。

④患者は、大半は私より年上、70歳は過ぎている印象。後日の観察では、私と同年代も意外といた。がん治療を受けると、見た目老けるらしい。車いすに乗っている人が目立った。

⑤30,40の現役世代もいた。家族が付き添っていて、明るくふるまっている。

小休止。伊藤睦月筆

⑥10歳前後の子供もいた。体に点滴の針を刺して、台車を動かしながら、売店でお菓子を選んでいる。毛糸の帽子を見ると、さすがに胸が詰まった。