まず、落ちつきましょう!

おじいさん 投稿日:2011/03/17 09:42

みなさん、こんにちわ。

日本は大変なことになりました。
覚悟も決心も、もしかすると命も、差し出す必要があるかもしれません。

人間はいつ死ぬかわかりません。
今回の災害(自然or人災)で亡くなった方、いい人も悪い人も、エライ人も、大金持ちも、赤ちゃんも、年寄りも、、いろんな人がいたと思います。
でも、本当にいつ死ぬかわからないのです。

そしてどんなにつらくても、生き残った人はまた生き続けなければなりません。

偉そうな言い方をさせてもらえば、今、命があって、とりあえず、いろいろあったけど、存在している実感のある人、多くは大人になった人たち。。。。

実はあなたたちはとても運がいい。

会社の上司がどうの、給料がどうの、政治がどうの、、という前に、、
実は生きているだけで運がいい。。

ひとまずそういう実感を持ってもらいたいと思います。

だって、昔は、国が勝手に「徴兵」して、ほとんど「素手」で戦わされて死んだんですから。。そういう先人の無駄な、本当に無駄な犠牲の上に私たちはある意味生きている。

その後、ゆっくり気づくはずです。

自分にも何かできるはずだと。。

ただ、ここで間違えていけないのは、いきなり被災地に行けだの、買いだめするな、だの、勧善懲悪の感情論に陥らないことです。

「多くの人が死んで、今も発電所の職員が被爆しているなか、おれはのうのうと仕事をしておいていいのだろうか。。」

わたしは別にいいと思います。そういう平常心の中でしか、論理的で効果のある解決策は見つからないと思うからです。

「関東から逃げた俺は、卑怯者だろうか。もしかしたら被爆はプロパガンダだったかも。。でも、怖かった、俺はただの小心者か?」

わたしはそれが本人の決断で、逃げたのが被爆の側面から意味がなかったとしてもいいと思います。
やっぱり自分の命は大事です。
人殺しをするわけでもないのに、自分の命を自分でプランニングして何が悪いのでしょうか?それで馬鹿にされたところでどうってことない。

さて、運良く生き残ったと実感できた人たちにはたくさんの仕事があるのです。
そう言う人はとりあえず冷静になれるはずです。
あと数ヶ月もすれば、パニック状態も小康を得ると思います。

当たり前ですが、仕事とは、「日本の復興」です。
具体的には「いかに次世代を育てるか。」と言うことだと思います。
言葉を知らない赤ん坊は言葉を覚えはじめた子供に習うでしょうし、遊び盛りの子供は、その上の世間を知り始めた学生に習うでしょうし、社会に出たばかりの若い人は、中年の働き盛りに指導を受けるでしょうし。。

人間は欲にまみれるのです。
これはどうしようもない。
競争するのです。
これもどうしようもない。
他人の命より、自分の命。。
これも本能です。

でも、冷静になり少し余裕が出てくると、自分の命も大事ですけど、他人の命や次世代のこと、国全体の事も自然、考えるようになるのです。

そういうことをわかった上で人を育てる気持ちが日本を復興させると思います。

特に中年以上の世代は若い人たちに対して責任があるのです。
日本は歴史的にも、年寄り世代が「責任」をごまかしてきた。
その結果、子供達が減り、有史以来急速に高齢化が進んでいる。
ここまで子供が減ってしまった以上、かつてのように、「子供」だまして「特攻隊」として無駄死にさせることは許されません。
もちろん、最近の馬鹿親のように、子供をものづくしにして、「お勉強」させて、ボンレスハムのような人材に育てるという意味でもありません。

年寄りが若い人たちのことを考えるようになれば、自然に助け合いが生まれると思います。
例えば、これから復興支援でどんどん、お金がかかるじゃないですか。。
そのために、いまとりあえずはやる気持ちを抑えて、お金を貯めておくのも必要なことではないですか。

「病院ショッピングやめて、寄付しようかな。」
とか。。

特に、あなたの子供、あるいはお弟子さんとか、、そういう気持ちがどこからともなく生まれてくるように、教育をするほうが今、必要なことではないでしょうか。

長々と失礼しました。