NHKの偏向報道
10月5日(水)の株式市況です
1,前日(4日)のNYダウジョーンズ終値:$10,808△153
5日の終値(日本時間の6日朝5時):$10,939△131
2,外国証券9社の寄り前の売買動向(推計)
売り:1,950万株(207億円)
買い:1,100万株(179億円)
3,日経225平均株価終値:¥8,382 ▼73.14
4,東証株価指数TOPIX:726.25 ▼9.93
5,東証1部出来高:20億6774万株
~ 以下、植草一秀氏のブログから貼り付け ~
NHKの伝えない株価が下落し続ける本当の理由
株価の下落傾向に歯止めがかからない。日経平均株価は10月5日、8382円で引けた。取引時間中には8343円まで下落し、取引時間中の株価としては、本年3月15日の8227円以来の安値を記録した。
この株価下落について、NHK7時のニュースは、
「5日の東京株式市場は、大手格付け会社がイタリア国債を格下げするなど、ヨーロッパの信用不安による世界経済の減速懸念が改めて強まったとして、売り注文が増え、日経平均株価の終値はことしの最安値に迫る水準まで値下がりしました。」
と報道した。
いつものことではあるが、株価下落の理由をNHKがどうして断定できるのか。私は30年来、金融市場の変動を分析してきているが、日々の株価変動について、いくつかの株価変動理由を考察することはできるが、断定することはできない。
NHKニュースのなかにある、
「ヨーロッパの信用不安による世界経済の減速懸念が改めて強まったとして、売り注文が増え」
などということは、今日の株式市場で実際に売り注文を出した人にインタビューをして、売り注文を出した理由について真実を語ってもらい、なおかつ、これを市場に出された全売り注文について実施しなければ確認できるはずのないことである。そのような作業をしているわけがない。
市場関係者による説明をそのまま用いているのかも知れないが、その説明が妥当であるのかどうか、判定のしようもない。
少なくとも、
「市場関係者の話では・・・・・」
とするか、
「・・・・・などの理由により、株価が下落したものと見られています」
などの表現を用いるべきだ。
NHKが説明する株価変動の理由が完全に間違っている可能性も大いにある。仮にNHKの理由付けが間違いであるなら、人々に誤った認識を持たせることになるし、逆に、NHKが人々のマインドをコントロールするために、間違いであることを自覚しながら故意にこのような言い回しをしているとするなら、なおさら悪質ということになる。
現実には、後者の可能性が高い。事実とは異なる分析を断定的に述べて、人々の目を真実からそらせることが狙われているのだと思われる。
~ 貼り付け、以上 ~
私も同感です。尚「知られざる真実」は今月から有料になっています。上は従来通りの無料の部分です。
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