金価格の値下がり(2)

5670 投稿日:2013/04/17 05:19

16日の市況です
1,日経225平均株価終値:¥13221.44▼54.22
2,東証株価指数TOPIX:1119.20▼14.79
※前日は1133.99でした。
3,東証1部出来高:43億5697万株、同売買高:3兆4403億3800万円
4,東証1部動向:値上がり銘柄数375,同値下がり1261,変わらず74
5,金1g小売り価格:¥4560▼396  GSR:57.52(金価格÷銀価格)
6,外資系証券6社経由の寄り付き前の売買動向(推計/モーニングスター社提供)
売り:1510万株(191億円)、買い:2070万株(209億円)
売りセクター:建設、非鉄、輸送用機器、自動車、電気ガス、商社、証券商品先物、不動産など
買いセクター:化学、医薬品、金属、機械、精密機器、サービスなど
売り買い交錯:電気機器、情報通信、銀行
7,NYダウ30種平均株価終値:$14756.78△157.58(日本時間17日朝)
※以下前日と同じMarcketHackより
金価格が先週金曜日に続き、今日もパニック的な売りを浴びています。
ザラバでの価格で-132.9(-8.82%)の1,373.40となっています。これを見てゴールドのETFであるSPDR Gold Trust(ティッカー・シンボル:GLD)も-8.04%となっています。これはパーセンテージ・ベースで過去30年で最大の下げ幅です。
今日の下げの理由として、先ず先週金曜日の下げで、チャート的に下値支持が消え失せてしまった点を挙げないわけにはゆきません。
加えて中国の第1四半期のGDP成長率が7.7%とがっかりさせられる数字でした。
実需面で言えばインドからのジュエリー向け需要は弱いし、その他あらゆる需要に陰りが見えています。
このような環境下で最後の頼みはETFの投資家だったのですが、ゴールドのETFはパニック的な大商いで下げています。先週以来、久しぶりにドル安局面が至現しているにもかかわらず、金価格がポジティブに反応しなかったことに対し、投資家が絶望感を抱いたという説明もあります。
さらに先週あたりから巨大ファンドがゴールドを売っているという噂が駆け回っています。
いずれにせよ金はテクニカル・チャート的に完全に崩れてしまっているので、この修復には時間がかかりそうです。