新刊「大震災の後で人生について語るということ」

1094 投稿日:2011/08/18 09:10

大震災の後で人生について語るということ
著者: 橘玲
発行年月日:2011/07/29
サイズ:四六判
ページ数:223
ISBN:978-4-06-217139-7
定価(税込):1,575円
内容紹介
ポスト3.11の人生設計・決定版!
国を批判していても、けっきょくなにも変わらない。
だったら、あなたはどう生きるのか。

「あの日」を境にルールが変わった。この不安で残酷な世界を生きるための「新しい設計図」を手に入れろ!
その日の夜、私はあてもなく街をさまよっていました。ネオンの消えた繁華街はひとの姿もまばらで、ときおりすれちがう通行人は、だれもがコートの襟を立て、こわばった表情で家路を急いでいました。見慣れた世界は突如その様相を一変させ、街は不吉な黒い鳥の影に覆われてしまったかのようでした。フランクル博士の言葉が、呪文のように、意識の底から何度も繰り返し聞こえていました。最もよき人々は帰ってこなかった――。カポーとは、暖房の効いた部屋で、津波に押し流される家や、破壊され焼き尽くされる街をただ眺めていた私のことだったのです。――<本文より>
目次
1 日本人の人生設計を変えた四つの神話(日本を襲った二羽の「ブラックスワン」
不動産神話―持ち家は賃貸より得だ
会社神話―大きな会社に就職して定年まで勤める
円神話―日本人なら円資産を保有するのが安心だ
国家神話―定年後は年金で暮らせばいい)
2 ポスト3・11の人生設計(伽藍からバザールへ―人的資本のリスクを分散する
世界市場投資のすすめ―金融資本を分散する
なぜふつうのおばさんが億万長者になるのか?
大震災の後で人生を語るということ)