円急落、149円迫る 32年ぶり円安水準 財務官「断固たる行動の用意」
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円急落、149円迫る 32年ぶり円安水準 財務官「断固たる行動の用意」
10/15(土) 14:35配信
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産経新聞
【ワシントン=坂本一之】ニューヨーク外国為替市場の円相場は14日、日米の金利差拡大の思惑などから対ドルで急落し一時、1ドル=148円86銭を付け149円に迫った。1990年8月以来、約32年ぶりの安値を更新した。財務省の神田真人財務官は同日、米ワシントンで記者団の取材に応じ「過度な変動が繰り返されるときに断固たる行動を取る用意がいつでもできている」と述べ、市場の投機的な動きを強く牽制(けんせい)した。
神田氏は為替市場の動きに関し「相場についてはコメントしない」とした上で、「やや激しい動きだと考えている人が多いと思う」と指摘。市場の無秩序な動きに対しては経済に悪影響を及ぼすことから、「投機を背景にしたようなものには適切な措置を取っていく」と述べ、政府・日銀が円買い為替介入を再び実施する可能性を示した。
また神田氏は、12日の先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で為替の急変動への懸念が共有されたことに関し、「大きな動きに対し警戒が高まり必要な措置を取らなければいけない可能性が高まっている状況だ」と語った。
一方、米国のイエレン財務長官は14日の記者会見で「市場で決定される為替レートがドルにとって最良だ」と指摘。インフレ抑制で米連邦準備制度理事会(FRB)が進める利上げを容認し、ドル高を問題視しない姿勢を示した。
為替の急変動に対する懸念は13日閉幕の20カ国・地域(G20)財務相・中銀総裁会議でも示されたがドル高が進む結果となった。 午後5時現在は、前日比1円56銭円安ドル高の1ドル=148円73~83銭だった。
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